#0312 プラスを生み出し、マイナスを減らす生き方
カテゴリ:マインドセット
要約:自分のために、他者を思いやれ。
本文:
仏教の話をしよう。
弥陀の誓願、阿弥陀仏の第18願は、阿弥陀仏の浄土に生まれたいと願う者を直ちに、浄土に生まれる身にするという阿弥陀仏の誓いである。
私は、阿弥陀仏の浄土に生まれたい。もうそれで、私の極楽浄土往生は定まったのである。
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弥陀の浄土へ往く身になった。もうこれで、仏教的には人間に生まれた目的が達成されたのだ。
言うなれば、あとはいつ死んでも構わない。
残りの人生は消化試合だ。
さて、これで私が未来永劫幸福の身となったことに疑いの余地はないのであるが、さて問題となるのは、弥陀の誓願に救われた者は死ぬまでの間、どう生きるべきか?
何をして生きれば良いのか?
それも、仏教に示されている。
曰く、修善、和顔愛語、不邪婬などである。
平たく言うと、よい事をしろ、ニコニコしてろ、不倫とか強姦とかの邪なHはするな(誰も不幸にならない、よいHならOK)、という事である。
これを守りつつ、あとは自分の思うままに生きたらよいのである。
不殺生の教えは、厳密に言えば完全に守ることは不可能である。
肉食を断ち、菜食主義になったとしても、そのレタスやらキャベツやらの命を奪っていることになる。
蚊が止まったら叩くであろう。これは防御の一環であり、自分の身に危害を加えない蚊をも積極的に殺しに行かないのであれば許容範囲だ。
それさえ許さないのであれば、免疫機能はどうなるのだ。体に侵入してくる病原菌を、片っ端から殺戮して自身の健康を保とうとする免疫の働きが、人間には備わっている。
真に不殺生を貫こうとするならば自殺すべきであるし、そうすると自分を殺すことにもなるのでどのみち不殺生の罪は免れない。
不殺生なんて、どだい無理。かと言って居直って無闇に殺しまくるのもダメ!できる範囲でやりましょう。
魚も食うし、肉も食う。それでいいのだ。
無益な殺生は極力避ける、ということでよいではないか。
殺さなくて良い虫の命を助ける。軽く踏み潰すこともできる虫をそっと見守る。それだけでも、不殺生戒を守ったことになるのだ。
要は、減点制で、どれだけ減点されないかがポイントだと思えば良いのだ。
マイナスは、マイナスなのだ。どれだけマシなマイナスポイントであるか。そこが問われているのだ。
不妄語、不殺生などはそれを向けられた他者へのためでもあるが、自因自果の原理に当てはめると自分のためでもある。
我が身の行いは、すべからく自分自身に戻ってくるのである。
マイナスはマイナスでどんどん積み重なっていき、プラスはプラスでマイナスとは別カウントで積み上がっていく。私はそんな世界観を持っている。
トータルしたらマイナスじゃん、とか考えない。純粋なプラスだけをみて、それを積み重ねていくようにすればOKだ。
今を生きる、という言葉があるが、プラスもマイナスも、今生み出したものが過去へと積み上がっていく。今この瞬間のマイナスをいかに減らし、今この瞬間のプラスをいかに生み出していくかを考えるんだ。
他者に対し思いやりの心をもつことは、そのまま他者から自分への思いやりの心をもってもらえることとして跳ね返ってくる。
人間、生きていればどうしても好きになれない奴というのも、必ず出てくる。
そんな時は、その人に対する行動が、必ず自分にも跳ね返ってくることを思えば、憎しみを持ったり陰口を言ったり、はたまた傷つけるようなことは慎みたい。
分かり合えないのであれば、せめてお互い距離を置いて関わり合わず、別々の世界に生きるというのが最善の策だといえるのではないか。
すなわち、飽くまで自分本位に考えたとしても、他者といい関係を築くことが、回り回って自分の幸福、安寧に繋がるのである。
結論:自分のために、他者を思いやれ。
2019年4月23日、ジェームズアレンの「原因と結果の法則」の漫画版を買ってみた。
曰く、清らかな心から発した行動は、決して汚れた結果を生み出すことはない、と。
つまりは仏教で言うところの正思惟のことである。
善因善果、善い行いは、全て善い結果として我が身に返ってくるのである。
初稿190421
投稿220816
連続ブログ更新記録299日達成!(2021.10.22~2022.8.16)
脱サラ71日目(2022.6.7〜)
今日のひとこと
問題はね、宝くじに当たった後どうするかってことだよ。
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