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「あ、また、なにかが崩れる音がした。」

なにが違ってしまったんだろう。

どこで変わってしまったんだろう。






当たり前に平和に過ぎる日常を
続けていけていたのに。




電車を待っているときに視界がぐらついた。


なんとか電車に乗った。

いつも乗る電車であるはずなのに
わたしは何処へ向かっているのだろうと思う。


ぼんやりとそうやって考えているうちに
降りる駅についてしまう。

身体に染み付いているからか、
向かっている場所がわからないはずなのに
ごく自然に、何の疑問も持たず降りる駅だと気づく。





あぁ、おかしい。なにかがおかしい。
自分が自分じゃないみたいだ。

そうやって思いながら、
自分の足は着実に自宅へと向かう。





あ、また、なにかが崩れる音がした。



立ち止まってしまった。わからなくなった。





わたしは落ち込む。

あぁ、うまくやっていたのに。
どこで歯車が狂ったのだろう。

家まで帰るだけなのに、それすらうまくできない。




平常心を取り戻さなければと焦る。

明日にはまた、当たり前のように続く日常がやってきて、と願う。




大抵、こうなるのは人と会いすぎてしまったときだと思う。

自分が思っている以上に消耗してしまう。
それがどんなに気心の知れた人であろうと。


私はきっと独りに慣れすぎてしまった。




兎に角、家までたどり着こう。
そして、お風呂に浸かってたくさん眠ろう。

明日も、当たり前の日常がやってくると夢見て。


ーーー


少し日が空いてしまった。


明るいこと書こうとして書けなくて。
どうしようかと悩んでた。

今の私はこんな感じです。
このまんま。

よろしくお願いします。



#日記 #エッセイ



読んでいただきありがとうございます。共感していただけていたらうれしいです。吐き出したい心の声を言葉にしています。そうやって思い出にする努力、です。