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2022年の仕事と雑感

【WEBで読めるもの】

【雑誌での構成&インタビュー】

『文學界』2月号「AIと文学の未来」をめぐる連続インタビュー(聞き手・山本貴光&吉川浩満)構成。
・三宅陽一郎「AI研究は世界と知能を再構築する」
・川添愛「AIは人間の偏見も学ぶ」
・大澤真幸「人間とAIの関係は神学的に規定されている」
・山本貴光+吉川浩満「AIをさらに知るための29冊」

『文學界』6月号大澤真幸×川添愛×三宅陽一郎×山本貴光×吉川浩満「私たちはAIを信頼できるか」

『中央公論』3月号、辻田真佐憲インタビュー「雑然とした知のレベルを上げるために」

『小説すばる』3月号清水裕貴×小倉ヒラク「被災家具と微生物が交差するとき」

『中央公論』7月号、鈴木涼美×山本貴光×吉川浩満「読書とコスパ」

『中央公論』9月号、武田彩佳×倉橋耕平「歴史修正主義と現代社会」

『芸人雑誌 volume7』(クイック・ジャパン別冊)マジカルラブリーにインタビュー。「内輪拡張合戦、その勇者に栄光あれ」

『すばる』11月号、桜庭一樹シリーズ対談。桜庭一樹×吉田恵里香「変化する価値観と物語の強度(1) みんなで新しいものをつくって更新し合えばいい」

『中央公論』1月号、堀元見インタビュー「流行りのビジネス書と「論破」ブームが生み出す不毛地帯」

『ユリイカ 現代語の世界』に「語尾とうしろめたさ」を寄稿

『仕事文脈』特集2:勉強の入口/出口に、「中国語の時間」を寄稿


【書籍構成】

大澤真幸、川添愛、三宅陽一郎、山本貴光、吉川浩満『私たちはAIを信頼できるか』

立命館大学教育センター編『自由に生きるための知性とはなにか』(晶文社)

小泉悠『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)にて、マライ・メントライン×安田峰俊×小泉悠「ドイツと中国とロシアの世界勢力図」を構成。

【ラジオ】

・「文化系トークラジオLife」

・Life番外編「山本ぽてとのポトフ」

・「渋谷のポエトリーラジオ」

・「渋谷で読書会」

【イベント】

【ZINE】

山本ぽてとエッセイ集『ぽてと元年』

宮崎智之さんとの共著『言葉だけの地図』

【雑感】

2022年はかなり仕事をした。8月あたりからお酒を辞めたのもあり、特にやることが無くなったので、ずっと仕事をしていた。私には趣味が少ないのだと思った。

今年は構成とインタビューの仕事をたくさんした。特に前半には吉川浩満さんとの仕事が多かった印象がある。非常にお世話になった。岸政彦さんの連続対談シリーズ「調査する人生」も、桜庭一樹さんの連続対談シリーズ「変化する価値観と物語の強度」も始まり、来年も楽しみ。

5月末に東京であった「文学フリマ」にて、『ぽてと元年』というZINEをつくって売った。編集&校正をRyotaくん、イラストを直江あきさん、DTPにながさわさんという、豪華なメンバーでつくってもらった。当日は、柿内正午さんのブースを間借りさせてもらうことになった。柿内さんの人気に便乗したのと、Ryotaくんが宣伝してくれたのと、なにより表紙がかわいかったのもあり、『ぽてと元年』はぺろりと売れた。

増刷をしたので、残りは知り合いに名刺代わりにでも配ろうと思っていたら、埼玉の霞が関にある「つまずく本屋ホォル」さんから連絡がきて、扱ってもらうことになった。そうしたら、ホォルさんが丁寧な紹介文を書いてくれ、本棚のいい場所に置き、たくさん売ってくれたので、またなくなってしまった。本当にありがたいなぁと思う。

また『ぽてと元年』を出したことによって、双子のライオン堂の竹田さんと、宮崎智之さんにお声がけいただき、ZINE『言葉だけの地図』もつくることになった。今までやったことにないタイプの仕事で、大変だったけれど面白かった。現在在庫僅少だけど、年明けに重版するよう。

5年前くらいの私は「みんな楽しそうだけど、文フリに誘われないよ~」などと寝言を言っていたが、文フリは自分で企画し、出すものなんだとよくわかった。

中国語の勉強はまだ続けていて、今年は中国語検定3級を取得した。大学生が第二外国語を習得した程度である。ここからが正念場だなと思う。コツコツ続けたい。

2022年の目標は、「自分のエッセイ集をZINEとして出すこと」だったので、達成することができた。2023年の目標は、TBSラジオ「Life」の番外編ポッドキャスト「山本ぽてとのポトフ」をまず1年間続けること。そして10万部売れる本をつくることである。後者は3年スパンの目標としたい。



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