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被爆電車653号とVRツアー

「あの日を知る被爆電車653号〜過去から未来へ繋ぐピースツアー〜」
にモニター参加いたしました。

1945年8月6日、広島市に世界で初めて原子爆弾が投下されました。
その日被爆した電車が4両現存し、3両は広島電鉄で今も現役で走行しています。
651号・652号の2両はラッシュアワーを中心に営業運転し、
残る1両、653号は被爆した当時の塗装に復元されて、
イベント等で運行されています。

これがその被爆電車653号です。

被爆電車653号(中)

ピースツアーではまず、広島駅から広電(広島電鉄)の市内電車で広電本社前まで行きます。車内ではガイドの説明をイヤホンで聞きながら町並みを眺めます。下車して広電本社横にある千田車庫を見学します。構内には被爆建物であるレンガ造りの建物があります。旧発電所と旧ボイラー室で、現在は変電所と事務所になっています。

広電の被爆建物、旧ボイラー室

車庫には色々な車両があります。ガイドさんによると広電には現在135両があり、千田車庫には63両が在籍しているそうです。

広電千田車庫

いよいよ653号に乗って原爆ドーム前に向かいます。

車内設置のモニターで案内

車内のモニターで、被爆当時の写真や映像を見て、車窓に見える今の広島と見比べながら理解を深めます。
到着後、原爆ドームの立つ平和公園内で、被爆前の様子、そして原爆が投下された「あの日」から現在の様子をVR映像でたどります。今立っているまさにこの場所がどのような様子だったのかを実感します。

原爆ドームについてガイドの説明に耳を傾ける
園内のレストハウスも被爆建物
レストハウスでVR機材を借りて公園内へ

レストハウスでVR機材を借りて、平和公園の中を歩いてVR映像を見ます。私は広島で生まれ育った被爆二世ですが、よく知った場所でその日起きたことをより身近に感じ、街がたどった道のりを改めて深く考えました。“祈る平和から、創る平和へ”というメッセージにはっとしました。

VRツアーを体験した後に、感じたことをメモに書いて貼ります。この中には、被爆者の方が書いたメッセージも一緒に貼ってあります。

照明がハートの形に
原爆ドームの横を電車が今日も走っています

ピースツアーはこの秋からスタートするそうです。



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