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大正時代の電車

広島県のJR横川駅前の広電・横川電停に
大正形電車101号がイベントで展示されていました。
広電は広島電鉄のことで、広島市内は路面電車を走らせ
西広島〜宮島口までの宮島線は鉄道線として運行しています。

101号は大正元年の開業時の100形電車を再現しており
大正14年(1925年)製造の広島初の鋼製車150形の
157号の台車を整備して復元したそうです。
157号は以前は、横川駅近くの大芝交通公園に静態保存されていたとのこと。




製造から99年も経つとは思えないくらいピカピカで
今も自走できるそうで、乗務員さんに伺うと
部品を全部バラして点検を行っており
塗装も近年リフレッシュしたばかりとのこと。
塗り色は当時を知る元乗務員に話を聞いて忠実に再現されているそうです。






乗務員さんは当時の制服姿で

窓枠もブラインドも天井も床も、木製。
かっこいいです。
当時車掌だった人の記録によると、
田舎から出て来た人は乗るときに下駄を脱ぎ、
後から乗って来た客は先に乗っていた客に挨拶していたそうです。
当時も素敵な乗りものだったことが伝わるエピソードですね。

運転席。運転は立って行うそうです

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