撤退障壁を低く、流動性を高く。

元々、先々の予想はできませんが、さらに
予想できない時代、読めない時代になって
きたように感じます。

そんなときには、

・すぐに撤退できる
・すぐに逃げられる
・すぐに現金化できる

ようなビジネス・仕事などをしていくこと
が重要になってくるでしょう。

「ダメだ」と思ったらすぐに撤退できること
が大切になってくるように思います。

ハマってしまって、ダメだとわかっているのに
時間やお金を垂れ流してしまうことを避ける
必要があります。

いつのころからか、僕も無意識にそのように
シフトしてきたような気がします。

今やっている税理士業、これは撤退障壁が
やや高いです。

お客様の経営状況を知り、お客様が経営を
円滑に行っていくことをある面でサポートして
いるので、お互いに、簡単にやめることが
できません。

いますぐにすべてのお客様と契約をやめて
しまったら、お客さんが困ります。
（もちろん僕も大変困ります）。

なので、撤退障壁は高いです。

その分、その他ではなるべく撤退障壁が低い
ことをやることを心がけてきました。

ただ、冒頭にも書きましたが、今は少し
縛られてしまっている部分があり、これ以上
自分からハマらないように警戒はしています。

撤退障壁が低いものとして具体的に言うと、
投資にしても、なるべく現金化が容易いこと
をやるように心がけています。

株式投資などは現金化がやりやすい
（売ればいいし、売れるものを買えばいい）
のでやっていますし、

馬主業などは、投資したものを現金化する
ことが難しいので、今は新たな投資を
なるべく控えるようにしています。
（何年後かに再開したいとは思っています）。

リアル店舗を持つことなども、なかなかに
撤退障壁が高いことですので、慎重にすべき
ではないかと感じています。

多くのことがバーチャルやオンライン、
リモートでできるようになってきました。
これらのやり方は、撤退障壁の低いことが
多いように思います。

なので、新しいことを始めるときには、
まずはリモートやオンラインで始め、
必要であればリアルの商売をやっていく
といった考えが必要となってくるでしょう。

家とか車などの高い買い物をするときも、
借りるなどの選択がやりやすくなっています。

盛んにコマーシャルされているように、トヨタ
の高級車も月数万円で使える時代になって
きました。それが当たり前になるでしょう。

流動性がこれからもどんどん上がり、
仕事を一か所でやる必要もありませんし、
多くの人を集める必要もなくなってくるでしょう。

その方が撤退障壁は低いですし、いいことが
多いはずです。

商売をする（売上をあげる）ほうも、
大きくて高い商品を一度に買ってもらうより、
毎月入ってくる（サブスク）方がいいのです
から、そのような流れが加速していくはず。

縛られず、自由に世の中を渡っていくような
感覚が大切になってくると思います。

何が起こるか、本当にわからないようになって
来たと思いませんか。

どんなことが起こっても最低生きていけるよう、
流動的な人生にすることが大切になってくる
のではないかとひしひし感じます。

多くのものを抱えすぎてしまうと、大きな変化
に対応できにくくなるような気がします。

いまから、自分を見直して、一部ずつでも
変えていった方がいいのではないかと、
勝手ながら思っています。