悪くなる状況を想定しておく


 新型コロナウィルスへの警戒から外出することが無くなり、重く考えてしまうことが多い。まず一番には自分も含めた家族が感染しないことが一番で、そのための動き方や生き方、考え方を徹底している。今のところ幸いにも周りに感染者はおらず、消毒なども含め、ものすごく気を付けて生活している。ただ、どれだけ気を付けていても感染はする可能性があり、そうなったらどうするかという想定もしている。今のところそうなったときの一番の解は見つかっていないが、どうなった時にどうするかというシミュレーションは行うようにしている。
 また、感染者数のグラフをつけ、今後の流れや確率を考えるようにしていることと、実際に感染してしまったうえで治癒した人の体験談を探して読んだり、信頼できそうな情報を探して読んだり見たりしている。体験談はなかなか見つけることが出来ず、出来ればつらい思いをした人が発信していただければ、感染の抑止にもつながると思う。
 経済的にも悪くなる状況を想定している、結局今の家計を支えているのは税理士業であって、その税理士業でお客さまの状況が悪化して報酬をいただけなくなった時にどうやって生きていくかを想像したりしている。また、そうなった時のために超低コスト体質になるべく、少しずつそぎ落としたり節約をしたりしている。いまの状態が続けば、食費以外はほとんど使わなくてもやっていけそうだという自信がついてきた。問題は住宅ローンと子供の学費だが、これらはリスケや新たに借りることが出来るための準備もするようにしている。
 また、仕事がゼロになってしまったときにどうやって食い扶持を見つけていくかというシミュレーションもしている。これとこれをやって、うまく行かなければこれをやって、というように、常に考えている。自分の能力では簡単にはいかないし、お金儲けが本当に下手なので苦労はするだろうが、何とかそうなった時のための準備を積み重ねていこうと思っている。
 例えば出版についても、これまで本当に奇跡的にずっと本を出版させていただいており、22作も世に出すことが出来ているが、今の状態が続くと紙の本はあまり売れず、ネット中心になってしまうことが想定される。そうなった時にも本を出すことが出来るのかどうか、ということを考える。Kindleの自己出版もやっているが、それだけでは全然食べていける感じはしないので、改革が必要となる。YouTubeとかnoteなどで稼ごうにも、なかなかハードルは高そうだ。ただ、いろいろと試行錯誤しながら、自分がやれそうなところを見つけていかなければならない。
 このようなことを考えていると、「ひとりが好き」などと言いつつ、月並みだけど本当に多くの人に支えられていることを感じてしまう。周りの人に感謝しながら、最悪の状態になった時に人に頼らずとも生きていけるような道を模索している。

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