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小鼻縮小術の縫い方

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

小鼻縮小術を希望される方とお話をすると、『他院では、小鼻だけだと絶対失敗する』『小鼻と鼻尖はセットね』『小鼻の外側の傷が目立つから、ボトックスで動かなくするね』等々色々と言われて、混乱しているように感じられることも少なくありません。

手術後の形、術後のテープ固定、傷を安定させるボトックス、、、、色々な事は、間違えではないと思います。

ただ、担当する医者によってやり方が違うので、術後も違うという感じだと思います。そんなー。。。って言われそうなので、一般的な話に置き換えると、

ラーメンに例えると、絶対に何分茹でなければいけない。

アツアツなので絶対冷ましてから食べなければいけない、見た目のスープが白いからとんこつ味だと思っていたら、塩味だった、、、なんてことは、ないですよね。なんでかって?だってお店も違うし、味付けだって違うし、お客さんの好みだってあるし、つけ麺と汁ありじゃ別物でしょ。とお返事が返って来ますよね。

手術もこれと同じです、作り方(手術方法)が違うから、味が違う(手術結果が違う)し、アツアツ(術後の傷に加わる力が強い)だから、冷ました(ボトックスを注射)した方が火傷になりにく、といった感じです。

つまり担当する医者によって、別物なので、手術計画も違うし、術後のケアの仕方も違うという事なんです。

私は、手術デザインと縫合の仕方にこだわりがあります。

術後に傷口に加わる力も最小限にするように注意しながら丁寧に縫い合わせます。

デザインと縫合が、ずれずに仕上がっていることを見て下さい。

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斜めから見ると傷口が直線的でなく、曲線的な縫合になっていることも分かってもらえると嬉しいです。

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下の写真の中に線を書きましたが、こんな曲線的なイメージを頭の中に入れながら手術を進めています。

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私のクリニックは、医者が私しかいませんので、私のペースで手術計画を立てます。したがって、バタバタしていい加減に手術を終わらせる(手術時間が予め決まっていて、時間内に終わらせないといけない)状態ではなく、一人一人の手術を丁寧に仕上げることが強みかもしれません。

いずれにしても、手術当日にならないと、担当医が分からないという『ロシアンルーレット』みたいな手術を受けるのは、非常に危険だと思います。医者によってレベルも違うし、形状に対する好みも違うからです。自分を担当する医者が、どんな感じの手術をするのかは、きちんと知った上で手術を受けて欲しいとつくづく思います。


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