2023.12.1 「寒くなってきたけれど」

いつもは走るコースを（と言いながら最近はそんなに走れていないけど）、今日はカメラをぶら下げて歩いてみた。

歩いたから当たり前なのだけれど、普段、撮りたくなっても走っていたら撮ることができなかった花や景色を撮影できた。

岸壁の岩の間に咲く黄色い花。なんだろう？

こちらは「トベラ」

段々冬らしい寒さになってきて、15時になれば海の向こうはもう少しだけオレンジ色に染まりだす。まだ夕方にもなっていないのに、すでに一日が終わりそうでなんだか悲しく、寂しくなる。うみべの暮らしは気持ち良いけれど、土間がある家は好きだけど、この家で迎える初めての冬は、どんな冬になるのか、ちょっぴり不安。寒くなりそうだな。

でも、虫たちとの闘いだった夏は乗り越えられたから。人生で初めてゲジゲジを見た夏の夜のこと。今はもう、驚くのも束の間。火箸で掴んでポイっと庭に放り投げられるようになったから。空き家での暮らしは私を少しづつ強く逞しくさせてくれている。

歩いて少し街中から離れて遠くから振り向いてみると
なんだか違う世界に生きているような気が一瞬だけした

夕方、「そこの家は寒いろう」と、屋根に断熱材を入れようかという提案の電話が大工さんからあった。「今日みたいな寒い日が続いたら嫌やろう」。

なんだか冬も乗り越えられそうだ。

日暮は早くなったけど、冬でも夕日が綺麗なことは変わらない