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『服語り#2』 クローゼットで感じた違和感から日本と海外の服について語る

新入りの服がやってきた!

先日、新入りがきました。それがこいつ。

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A.P.C.のデニムジャケット。かっこいいね。
まだまだ硬くて動きづらいからたくさん着よ。

タイトルにもある通り、このジャケットを
クローゼットに並べた際に、

なんか違和感、、、

と思ってしまった。その理由がなんとなく
分かってきたので記録しておく。
ブランド名やらデザイナー名も出していくので、
ファッション知識のinputにしよう。

クローゼットの仲間外れ

仲間外れなんだな、と思った。
いまクローゼットに入ってる服の
ブランドを一覧で見てみて欲しい。

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・Graphpaper
・comoli
・Barbour
・the sakaki
・whowhat
・A.P.C. 🆕
・COMME des GARCONS
・AURALEE
・Needles
・n hollywood
・YAECA

被りもあるけど、これで全部。
他はないといっていい。
わかる?新入りの違和感。分かる人は分かる。

じゃあ、答え合わせ。
このブランドたちのデザイナー(創始者)の名前を
書いていこうと思う。(敬称略)

・Graphpaper  南貴之
・comoli  小森啓二郎
・Barbour  John Barbour
・the sakaki  榊弘太郎
・whowhat  中川純子
・A.P.C. 🆕 Jean Touitou
・COMME des GARCONS  川久保玲
・AURALEE  岩井良太
・Needles  清水慶三(NEPENTHES)
・N.HOOLYWOOD  尾花大輔
・YAECA  服部 哲弘、井出恭子

ドメドメだな!!!

ドメドメって何かって言うと、
ドメスティック・ブランドがたくさんってこと。

簡単に言うと、

ドメスティック・ブランド = 国内ブランド
インポート・ブランド = 海外ブランド

っていう認識でいいと思う。
詳しい話はオレも受け売りだから、わからない。

日本デザイナーの服が、生産国がイタリアだと
何ブランドなの?とか余計なこと聞かないでね。

この記事内(というか、オレの認識内)は
デザイナーが国内(日本)の人間か、そうでないか
ここで区別をつけたい。
次でお話する、違いの話にも関わるけど、
服の雰囲気に関わるのはデザイナーの想いだと
思うから。文化の影響を受けてるのは、
服自体じゃなくてデザイナーの頭だからね。

かっこよく魅せるか、魅てもらうか

インポート・ブランドは日本人から見ると
どうしてもピンとこないことも多い。
ルックの画像がネタで出回るのもしばしば。

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インポート・ブランドを好んで着る、
ヨーロッパとかの人たちは、
服にデザインを求める。
自分をかっこよく魅せるためのものとして。
その選択は主観的で自分が良いと思うものを着て
その主観の選択が周りから評価される。
自分のスタイルに合う服を選ぶから、
露出度が高かったり異様にサイズがでかかったり
そういう文化なんだと思う。

ドメスティック・ブランドを好んで着る、
日本の人たちは、
デザインよりも着やすさを求める。
この"着やすさ"ってのは着ている時の
動きやすさ、心地よさもそうなんだけど、
外出する時に、気軽に着られるものという意味もある。
その選択は、客観的なものだと思う。
その客観の選択が周りから評価される。
そういう文化。

優劣がないから文字に落とすのは難しい。

なにがいいたいって文化が服には出るってこと。
ぱっと見ではわからないことも多い、
素材へのこだわり

普遍的なデザインは
日本人の、影で努力することの美学
(気付いてくれる人だけ気付いてくれればいい美学)

周りの目を気にして動く、文化が出てる。

それと違って海外の人は主体的だ。
努力はアピールする、自分が良いと思うことを
主体的に選択できる文化がでてる。

かっこよく魅せるか、魅てもらうか
同じ言葉のようで視点が違う。

すぐ馴染んだんだけどね

A.P.C.のジャケットの違和感は少しの間で、
きはじめてからすぐに馴染んだ。

Jean Touitouは日本の広島のデニムに
いち早く目をつけたような人で、
その日本の素材への敬意がこもった服は
ドメブラデザイナーの服とすぐ馴染むのかもしれない。

日本のデザイナーの勢い

昨今、日本のデザイナーが注目されてて、
とても誇らしいな、と思う。

TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.の宮下貴裕
UNDERCOVERの高橋盾
は、2020-2021AWでとてつもない評価だった。
宮下貴裕はNUMBER (N)INEをやめてから
あっという間につぎのブランドを立ち上げて、
評価を受けてるんだから本当にすごい。

sacaiの阿部千登勢とkolorの阿部潤一の
夫婦もすごい(ボキャ貧)し、
言わずと知れた山本耀司や三宅一生もいる。

もはやインポート・ブランドのデザイン力に
負けないところまできているのでは、、、
付け焼き刃の知識だからよくわからんけど、、、

素材のこだわりに関しては
最近自分がどハマりしてるGraphpaperの南貴之と
ATONの久﨑康晴の取材記事を読んでみると
えぐいこだわりが見えてくるはず。

さて、次は何を買おう。何を着よう。

クローゼットに感じた違和感から
ドメスティックとインポートってやっぱり
違うよなあと思ったのをきっかけに書いてみた。

何が言いたいかわからない文章になったけど
皆様の服選びの基準になればいいなと思う。

さあ、何を買おう。何を着よう。
インポート?ドメスティック?
どちらも良さがある。
みんな違ってみんないい。

今日はこの辺で。それじゃ、またっ。

最後まで読んでくれてありがとう。 誰かとの会話のきっかけになったかな。 また勝手に喋ってるので、遊びにきてな〜。またっ。