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2023AW__我的担忧 鱼,你在哪里?

訳:釣れない

 大きい魚が釣りたいんです。具体的には30cm以上の魚が釣りたいのです。ひらめとかマゴチとか。メバルとかカサゴとか。経験として持っているのは、エリアトラウトで奇跡が起きたイワナと、夏に釣ったワカシくらいです。

 理由の1つはなんとなく分かります。投げているルアーが小さいからです。VJとか釣れるって聞きますが、大きいルアーって投げるの大変だし、何より「ほんとにこんなに大きいルアーに食べてくるのかな」という釣り下手ならではの疑念が拭いきれません。つまり成功体験とメーカーに対する信仰心が不足しています。
 わたしが食欲のある魚だったらとして話を進めます。わたしは食料の獲得に困難な場所で生きています。小さいベイトがあったとします。おなかがいっぱいになるにはその小さいベイトをちまちまいっぱい食べないといけないです。疲れます。食事で疲れるってよく分かります。だからそんなことはよっぽどでないとしないと思いました。でも大きいベイトなら1回あたりの捕食効率がいいです。1回でおなかがいっぱいになるかもしれません。もちろんマイクロベイトの概念もありますから、一概に小さいベイトを食べないとは言えないです。でも栄養獲得の効率化の観点からは、大きいベイトを食べたほうが楽です。つまりわたしのタックルでは12〜15cm程度の30gくらいまでのルアーを投げるのが良さそうです。メバルは5cm以上くらいかしら。

 魚は、自分の体長と比較して結構大きいベイトを強気で捕食しているように見えます。食べられる比較的大きい魚を捌くと、だいたい胃袋の中には未消化の魚がまるごと入っています。𓆡は取り敢えず例外として、彼らは噛み切ることができないので、まるのみするのですね。だからフックもルアーのおなかあたりについているのかなと思いました。でもメタルジグだとしっぽにも付いてるから、このあたりはよくわかりません。針はなんぼあってもいいですからねの理論でしょうか。あとは針の大きさです。大きいルアーには大きい針がついています。これは大きい魚とやり取りするときに、フッキングを経てこちらの力を上手く伝えるためなのかなと思っています。

 ちなみに、フィッシュイーターがそれなりに育つまでにどれくらいの栄養が必要なのか調べてみたことがあります。これを1kgの魚とすると、この魚が1kgになるまでに必要な小魚はおよそ10kgだそうです。この10kgの小魚たちは100kgの動物プランクトンを必要とし、この100kgの動物プランクトンを生成するためには1tの植物プランクトンが必要です。全部だいたい10倍です。このプロセスを考えると、やっぱり大きい魚を釣りたいならそれなりの大きさのルアーを投げなければならないということにも納得ができます。

 釣れない理由の2つめは魚がいない。3つめは魚がいるけどアクションが悪い。4つめは魚のいるところに届いていない。レンジが悪い場所が悪い、時間が悪い、ラインブレイクが怖くてテンションを緩めて逃げられる。時計をしてない。釣れない理由ばっかりいっぱい思い浮かびます。3つめの理由も4つめの理由もアリエールなのが悲しいです。でも大きい魚ってロマンですよね。
 手に届かないものって、安心してずっと大好きでいられます。

 写真はGT。まんなか下右側のシルエットが見えるでしょうか。すぐいなくなっちゃったけど、はじめてみて感動しました。かっこよかったです。

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