小さな仏壇に飾る季節の花②
岐阜の木工所、株式会社やまもくのnote編集部です。
やまもくでは、生活のスタイルにあった形で故人を偲ぶことができるよう、額縁の制作で培ってきた技術を活かして、コンパクトな壁掛け仏壇の制作に取り組んでいます。
大切な方に想いを馳せながら季節を感じることは、私たちと、今は直接の会うことのできない大切な方の距離を縮めてくれるのではないか、
こうした想いを、簡単なお花の取り入れ方と共に以前こちらの記事で紹介しました。
夏らしいお花を飾りたいという気持ちがある一方で、どうしても暑い時期はお花の扱いも難しく切花を飾ることは躊躇する時期かもしれません。
そこで、前回もお話を伺った、「花と工作」を主宰されるさの みきこさんに、夏の時期、仏壇へお花をお供えする際に簡単に取り入れられるアイデアを伺いました。
「飾る花瓶をガラスベースにするだけで、夏らしく飾ることができます。」
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「切花は夏場はどうしてもあまり持ちが良くないので、庭に咲く花など身近なお花を使って、小さく飾るのがおすめです。
これからの季節の花として、ひまわり、朝顔、ほおずき、クレマチスなどありますが、一輪でも十分です。
その分、色付きのガラスの瓶を使ってみたりと、花瓶を工夫して大切な方へお花を供えてみるのも良いと思います。」
他にも、夏らしいグリーンは、夏の時期でも長持ちするのでおすすめだそう。
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小さく、シンプルに生けるからこそ、花瓶とのバランスが難しそうに思いますが、長さの調整はこのように瓶と合わせることでイメージがつきやすく、好みの長さで、カットすればよいとのこと。
このとき、切り口が斜めになるようにカットするのが、長持ちさせるポイントです。
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水に浸かる部分の葉っぱは傷むので手で取り除いてあげて。
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できれば、仏壇へ手を合わせるタイミングで、朝夕の2回、夏場はお水も変えてあげるとより長持ちするそうです。
季節によって服装を変えるように、季節によって使う花瓶を変える。
今はもう会えない大切な方のために、季節にあったひと工夫を生活の中に手軽に取り入れることで、大切な方を身近に感じることができるように思います。
夏の時期のお花のお供えは、大切な方へ涼しさを感じてもらいたいという気持ちを込めて、花瓶を選ぶことから始めてみるのも良いのかもしれません。
今回お話を伺った、さの みきこさんのプロフィールはこちら。さのさんのInstagramもぜひフォローください!
さの みきこ(「花と工作」主宰)
逗子在住。
花や緑、自然が織りなす色や形が好き。
花をモチーフに絵を描いたり工作に取り組みながら、アートの教室や自身が主催するワークショップでは、子供たちに表現することの楽しさを伝えている。
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