映画「真夜中の五分前」ティーチインで行定勲監督が語った三浦春馬さんのこと
前のnoteに書いたとおり、今日は映画「真夜中の五分前」を観て、その後オンライン配信で行定勲監督のチィーチインを視聴。
とても美しい映画だった。ずっとフランス映画を観てるような感覚、退屈さは無くてゆったりしてるのにドキドキさせる。とても繊細な作品だった。
映画のことは落ち着いてまた書きたいけれど、今日はその後観たティーチインについて。
くまもと復興映画祭で今日この映画が上映され、その後のティーチインは映画祭に行けない人も視聴できるようYouTubeでライブ配信された。
19時50分くらいから30分近くだったと思うけど、行定勲監督が自ら春馬くんのことを多く語ってくださったのが本当に嬉しくありがたかったです。
早速ニュース記事に。
「三浦春馬は『東京公園』での繊細な感じがよかったので、やってみたいと思った。会ってみたら、出来すぎの好青年で、繊細。ガラス細工のようだった。精密機械を扱うのはふりでよかったのに、勝手に修行に行って、本当に改造できるくらいまでになった。手の動きが美しかった。」
北京語の発音についても「全部の発音においてパーフェクトだった。『そんなに語学ができなくていいよ』と言ったのに、ものすごく打ち込んだ。努力家というのもあったが、天性の才能もあった。精密な俳優。自分らしく、ではなく、まずは実直に正確にやることから始める」
春馬くん演ずる主人公 良が好きな女性の手を触れて繋ごうとすることで自分の気持ちを伝えるシーンがあって、ここは両者の手元だけスクリーンに映し出されるのだけど、春馬くんの手がひたすら美しい。顔の表情なくともその指の動きで情感が全て伝わる。
ここは監督も「春馬の手がとにかく美しい。何もいうことがない(完璧)」とおっしゃってて、思わず頭縦に振りまくる。三浦春馬という俳優がとんでもない表現者だと再認識する。
春馬くんが中国語どんどん上手くなるものだから、教える先生が燃えちゃってさらに教えこみ、ほぼ完璧にキレイな中国語台詞言えるようになってしまったというエピソードも好き。
実直で繊細で、美貌や才能に奢らず、努力家で作品や仕事に対して真摯に取り組んで。数々のエピソードから十分すぎるほど伝わってくる。
行定勲監督、ありがとうございました。
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