見出し画像

2023年の振り返りと2024年の相場予測と戦略


本日、2023.12.25日月曜日、世はクリスマス。

欧州時間一本勝負のような短期ハイレバFXトレードを始めてから、日曜日のサザエさん症候群が、逆に明日から相場が始まる・・・やってやるぜ!という日々になりました。

本日も前のめりでいたのに、世界各国休場で、東京時間からスプレッドが開きまくり、ポジションを持ったら絶対にプラスでクローズ出来ない日ということに改めて気付きました。

そして欧州時間間近になったら日本の口座も動かなくなりました・・・

とは言え、PC前に居てしまったので、この不発感を解消するために2023年の振り返りと2024年の立ち回りを考えたいと思います。

※お断り
当記事は、投資家というよりは、投機家・トレーダーという目線で執筆しています。投資と投機の定義については、様々な意見があると思いますがこれについて言葉遊びの議論する気はありません。
大前提として、見た目重視のドレスアップカー派と、スペック重視のスポーツカー派の宗教の違いで会話するみたいなことをする気はありませんのでご理解下さい。

投資 = 保有する資産から発生するインカムゲインを目的とするもの
投機 = 保有する資産の値上がり益のキャピタルゲイン目的とするもの

物凄く乱暴に言ってしまえば、長期投資・短期投資と言い換えることも出来るかもしれません。
長期投資の場合、時間を味方にすることでインカムが解決してくれるし
短期投資の場合、期待値の高い値幅があるなら、時間短縮のレバレッジを使うことが出来ます。

ですので、投資が正義・投機は悪。何が良いとか、何が悪いとかいう気はありません。
最終的な出口でプラスで終わったなら勝ちだし、マイナスで終わったなら負けです。どんなに努力したとか関係ありません。結果が全てです。
その商品の特性や、ゲームのルールを理解した上で、用法・容量を理解して用意された武器を使い分けられることに意味があります。

なお、金銭的にはマイナスに終わったけど、社会的にはプラスになることをした。勉強になった。といった場合でも、そもそも、自己犠牲の上に成り立つものならば、最初から金銭的リスクとかリターンとか考えずに行った慈善事業や単なる自己啓発ですので、負けを認めたくない単なる言い訳です。

マイナスで終わるということは金融マーケットの中では単なる養分です。
・そもそも論点がすり替えられています。
・ここでのポジティブ思考は単なる現実逃避です。
・初期資金よりもトータルマイナスであるならば負けは負けです。


それでは、本題に入ります。
2024年の戦略の基本方針は以下のとおりで考えています。

・株は、基本的に暴落待ち
・BTCは、半減期を控えた戦略で立ち回り
・外貨は、USDJPYが120円台ならUSDとJPYの両建てにする
・FXは、今まで通り欧州時間短期勝負

なお、簡単にですが、商品毎の立ち回りを事前に明確にしておきます。


■株や仮想通貨、コモディティなんかのペーパーアセットは、資本主義の原理原則に従い、長期的にはプラスになるものを前提にしているので、長期投資としてノンレバレッジの現物保有を考えています。

安いなら買い下がるが基本方針の逆張りで、資金管理を徹底して挑みます。
そもそも、長期的にダメになるような銘柄には手を出しませんので、いかに安く仕込めるか?に重きを置きます。
明日必要なお金は絶対に使いませんので、そもそも完全なる余剰資金で損切無しの買い下がりです。
利確は、含み益状況によって柔軟に分割利確で資金を回転させる場合もあります。
最悪の事態は、全損して終了という人生の時間をかけた長期的投機として考えています。
最悪、全損で終わるということに疑問を持っておられる方は、ドルコストで積み立てていてもダメな時はダメなので一緒です。長期投資という時間軸の逃げに走った結果です。
ちなみに、暴落開始後、下手に逃げたら底売りすること間違いなしです。


■外貨については、USDJPY 120円付近の円高のタイミングがあれば、FXとは別にUSDの現物を仕込みたいと思います。
スタンスとしては、株や仮想通貨等の長期現物商品と同じ考え方です。

今回のコロナ相場の際、円安の影響で米国資産に積極的に投資できなかったので反省を生かし、待機資金としてノンレバレッジ・現物保有を考えています。
居住国である日本のJPYと基軸通貨のUSDを両建てにするイメージです。


■FXは、海外ブローカーレバレッジ400倍の口座を利用して、欧州時間メインの15分一本勝負。ダメな場合でもその市場時間内にはポジションをクローズするという方針です。

ハイレバの部類になりますので、当初の資金管理を無視して損切を躊躇した場合は、口座全損となりますので、口座内資金と待機資金の比率を徹底管理して、何度でもコンテニュー出来るを最優先とします。
デイリー目標は、1トレードのドローダウンは10-15%で最大20%まで。勝率90%以上を目標に、デイリーリターンは口座内資金比4%の利益で、月利100%を目指します。
完全なる投機であり、上がるか下がるかに賭けるギャンブルではありません。

投資の話をしていて、良く聞かれるのが

『〇〇っていくらまで行くと思いますか?』
ですが・・・率直に言うと、

『そんなん知らん!』
の一言です。

未来予想が出来るなら、今頃大富豪になっているでしょうし、そんなのはこっそり身内で独占する身内パーティー案件です。
※ビジネスの面では、そういうことをしてきたという自負はあります。
大きく知られてしまうとレッドオーシャン化するので『みんなで・こっそり・爆益』がキーワードです。

唯一、投資や投機で予め設定できる出口だけはアドバイス出来るかもしれませんが、投機的な意味でのトレードを行っている人は、大きな時間軸での直近高値への到達のダブルトップとなるポイントではいくらは利益確定を行うと思いますので、迷うなら1/3でも利確しておくとその後の握力が高まります。
どこまで上がるか下がるかなんてわかりませんので、フルポジでホールドし続けるのは単なるギャンブラーですね。出口を見誤って、戻ってくるパターンです。

それでは詳細に解説していきます。



★株式の戦略

★株は暴落待ち

日本では、2024年からの新NISA開始で、いままで預金ばかりで、目の前で資産が時価で動いていることをまともに体感したこも無く、株をまともに買ったことも無いような人達が、米国株は、長期的に見てこれかからも上がり続けるという期待で、毎月ドルコストの積み立てで買ってこようとしています。
(※2023.12年末の時点で、毎月の買い付け予約額が2,000億円とのこと)
人によっては、米国一強が続くのか?というリスク回避の為、オールカントリーを選択される方もいると思います。

それではまず簡単に、米国株、日本株、USDJPYのチャートと、それぞれUSD建て、JPY建てで見てみます

USDJPY

まずは、USDJPYのレートから
2023年は152円付近まで上がったものの、142円付近で引けそうな雰囲気。


S&P500(USD建て)

S&P500はいったん調整で下げたものの、再度上昇し、新高値を付けてそのまま更新か?ダブルトップを付けて下落するかという局面。


S&P500(JPY建て)

S&P500をJPY建てでみると、年末に向けてUSDJPYのレートがやや円高寄りになったものの、高値更新中。


日本株(JPY建て)

日経平均は33,000円台後半から30,800円付近の高値圏のレンジ


日本株(USD建て)

日経平均USD建ては、円建てよりも先に下落してしまっている状態。
ウォーレンバフェットをはじめとした海外勢からはこう見えています。


USDJPY、日本株、米国株を見て思うことはどのようなことでしょうか?
個人的に、
・米国株は高すぎ
・日本株は完全に円安の影響と米国株の連れ高
・USDJPYは、完全に金利差のバグ

ちなみに、この水準は、10年・20年で見たら安いと思えるでしょうか?
移動平均線は、特定期間の平均価格を表しているわけですが、どのような水準でしょうか?
割安ですか?適正値ですか?割高ですか?

個人的には、あまりにも高すぎて、今から積極的に買う気はしないの一言です。

2023年までに米国株を仕込んだ方々は、現在爆益中だと思いますが、米国株が強いのは見ての通りですが、USDJPYが円安に大きく傾いた恩恵も二階建てで受けています。

もし、2024年以降、円安終了で100円近く円高方向に振れて、さらに米国株も暴落したら、今度はJPYから買い付ける日本人が、二階建てで食らうことになるということを、覚えておかないといけません。


★新NISA運用の懸念リスク

日本では、新NISAが始まりますがYouTubeやネットメディアを見ていると、年間360万円、最大1,800万円の非課税枠を出来るだけ早く埋めて長期運用するといっている、FP等の資格を持った資産運用アドバイザーの意見があります。

確かに、株は資本主義の原理上、長期的に見て期待値は高いのかもしれませんが、現在の状況からの最大パフォーマンスを考えると、少し違うのかなと思います。

例えば20年運用するとして、初動5年間高値圏のレンジで1,800万円満額積み立てたけどそのあと株価暴落。
失われた10年とか言って20年後に戻ってきましたというパターンの場合、まさに日本のバブルの天井で株を買った人が10年・20年の年月を経て戻ってきたというイメージです。

為替の短期トレードで考えると、

下落トレンドでひたすら買い下がる逆張りは愚の骨頂だけど、資金管理を徹底した、マーチンゲルなら時々爆益は出せる。

最もヤバいのは、レンジだからと言って、利確もせずにガンガンポジションを足して、気づいたら馬鹿ロットになった状態でトレンドが発生してドカンといかれること。やってることは、ナンピンでもピラミッティングでも無く、単なるハイレバです。

別に元本割れしてないから良いと思えるなら良いですが、インフレ率などを考えたら20年後、実質的にどれだけ目減りして、運用の機会損失が生まれているでしょうか?
また、新NISA口座の場合、運用益は非課税ですが、一般口座のように損失の繰り越しや、一般口座との損益通算は不可ですので、損切は次につなげる為の損切でなく、単なる損という結果になります。

ちなみに、2023年まで旧NISAの非課税枠が毎年120万円ほどありましたが、金額も半端だし、こういった理由からほぼ使ったことがありません。
(※とは言え、コロナショック時や、Googleの株は買っておけば良かったと思っています。)
ということで、ドルコストをやるにしてもある程度の資金管理やポジション管理は重要になってきます


ここで言いたいことは、新NISA口座で脳死ドルコストをやっても、全員が全員勝者の出口を迎えられるとは限らないということです。



★個人的に新NISAについて思うこと

まず、制度の趣旨としては、
『今まで国が年金を運用して来たけど、今後は、運用益は非課税にするから老後資金は、自分で資産運用して自分で何とかしてね。』
ってことには間違い無いと思います。
でも、その代わりに社会保険料下がってるわけで無く、むしろ今後も上げる方向です。

制度は用意した。やらなかったあなたが悪いという自己責任への責任転嫁の準備は出来ました。

基本的人権の尊重・・・底辺に合わせるニッポンが、弱肉強食なU.S.A!になりつつあるようでジワジワ来ます。

新NISAが開始されることで、恐らく右へ習えの日本人なら大半の人が米国株を買いに行くと思うので、S&P500は、より強固で盤石なものになるかもしれません。
その米国株購入の際には、JPYをUSDに両替も挟むので、円安もダラダラ続くかもしれません。

今まで預金中心で、まともに株なんかの金融商品を購入してこなかった人でも、米国株やオールカントリーを毎月定額ドルコストで買っておけば、複利運用で安心安定的に運用できる。みたいなノリでしょうか。

大船にみんなで乗っていれば大丈夫・・・?
(タイタニック号に見えてきました。。)

ちなみに、新NISAに毎月5万円も、10万円も、30万円も投資し続けられる人はどれくらい居るでしょうか?

そもそも、この積み立てを継続出来る方は年収がそこそこの中間層以上だと思いますが、こっそりステルス増税の社会保険料の負担の大半を担っている方々です。日本国を支えて頂いていて頭が上がりません。
では、次のターゲットとなっている資金は…

ドルコストは、やり続けることが大前提のパフォーマンスですので、長期ローンや保険を組んでいると同じと思っていた方が良いと思います。
では、住宅ローンを払い続けられ無い方はどれくらいいるでしょうか?

これを考えると、やはり金持ち優遇制度なのには変わりありません。

新NISAは危ない!使うな!と言いたいわけではありません。
むしろ、この制度を使える人は、賢く最大限に生かすべきです。


★株式の戦略

では、この状況下でどうするの?
ってことですが、繰り返しになりますが、まず率直に今の株価は高すぎます。
これは、適正価格とかそういうことでは無く、相場観というかチャートをパッと見た感じで率直に買いたくない水準に居るという個人的意見です。
かと言ってショートなんて絶対しません。命まで逝きます。
買いたく無いのに売りたく無い?どういうこと??って思うと思います。

厳密には、置いて行かれる恐怖により、ついついFOMOって買いたくなる衝動にいつも駆られています。
(BTCで高値掴みするときはいつもこの感覚がおきます。)

とは言え完全に、金融緩和のマネーが市場に残っていて、金融緩和初期から仕込んでいる人達はかなりの含み益で爆益となっている状態に見えます。
この利益確定の出口に使われるのだけは避けたいところです。

利上げし続けていたのに株価も上がり続けていたとか大丈夫ですか???

ということで、2024年前半は様子見です。
1月、2月の流れを見て、まずはその方向感を見たいと思います。
トレーダーは未来を予想して利益を上げているのではありません。
動きの初動や変化を見て、そのあと想定される動きに、徹底した資金管理を行った上で、後出しジャンケンで便乗しているだけです。
だから、動き出してもいない相場の未来予想を聞かれてもわかりません。

これは、パチンコや、パチスロ、麻雀なんかの技術介入が出来るものには近いかもしれませんが、宝くじや競馬等の当たるか外れるかのギャンブルとは違います。

もし、ショック的な暴落が起きた場合は、買い下がり計画を実行します。
NISA枠はフルで使うし、一般口座の待機資金を一斉に配置します。
Fiboや、厚そうなサポートラインを見つけて、指値をバラまきながら積極的に買い向かいたいと思っています。

ちなみに、株の下落をショートで取るというポジションは取らない予定です。短期的な取引は確実に相対取引になるので、人の損が自分の利益となるからです。
苦しんでいる人の出口として安く買い取る役目は果たそうと思いますが、苦しんでいる人に追撃するような事は出来るだけ避けたいと思います。

もちろん、動きが早すぎて底ショートをする可能性があるということもあります。要は、技術不足なので、自分の優位性の無いところでは戦わないと言うことです。

こういう戦略を言うと、ショック的な暴落が来なかったらどうするの?
というノーポジで置いて行かれるリスクが考えられます。
この場合のヘッジの為に、新NISA口座を使って、米国株のドルコストを薄めに使おうと思っています。

新NISA口座が年間360万円・1,800万円なので、月額5万円・年額60万円をとりあえずS&P500かオールカントリーで積み立てておこうと思います。
これは、あくまでも自分の戦略が外れたときの保険みたいなもので、投資・運用という概念の物ではありません。

資金的には、月額30万円のフルパワーもやろうと思えば出来ますが、暴落が来た場合に、NISA枠の大半を高値圏で仕込んでいる事態を避けたいので、あくまでも暴落時に多少のリカバリーが効くように設定しています。
高値圏で大量に仕込んだポジションが非課税とか言われても全く意味がありません。大きなリターンに対して非課税だから大きく意味があるんです。

また、ダラダラ平和な世界が続いた場合、それこそ脳死ドルコストで元本割れは無いと思いますので、その場合は月額5万円の積み立てで、自身の年齢的に考えて、長くても20-30年運用後、プラス出口のタイミングはあると思います。

ちなみに、ショック時にリカバリーで資金を投下した場合、5年、10年のタイミングを見て、NISA口座の資金のリバランス的な利益確定は行おうと思いますが、月額5万円の残高相当の累積残高は必ず保有し続けようと思います。
これは、単純に平均取得価格を下げる為の出動で、現金比率とのリバランスを目的としています。

ちなみに、積み立てNISA開始時も、とりあえず2-3か月は様子見予定で、年末までに下がっていれば年の枠分60万円は投入する予定です。
暴落が来て居たら年の枠は満額入る予定です。

また、既に待機資金はJPY比率高めでスタンバっていますので、一般口座でも、コロナショックの際にチェックしておいた、日本株、高配当銘柄を中心に買い漁ろうと思います。

※せっかく新NISAで、日本人が盛り上がろうとしているのに、盛り下げる事言うんじゃねぇ!みたいな意見や圧力があった場合は、当記事はサクッと削除します。
もし、今後、新NISA口座で高値掴みして、痛い目に遭ったならば、そういやこういうこと言ってたやつ居たな・・・と思い出して頂けたら幸いです。



★BTCの戦略

★BTCは半減期でどこまで上がるか?

半減期とは、BTCのマイナーの報酬が半分になるタイミングで、半減期の後にBTCの価格が上がるというアノマリーがあります。
ここでは、長くなりすぎるのでBTCの仕組みなどを解説する気はありませんので、詳細は検索して下さい。

ちなみにBTCの過去の半減期は
2012.11.28
2016.07.09
2020.05.12
2024.04.28(現時点での予定)

2012年はあまりメジャーじゃ無かったので除外するとして、BTCは現在まで特定のサイクルで動いています。

半減期の大暴騰の後は80%近い暴落が起きていますので単純に握っていればOKというわけでもありません。

2016年の半減期の後は、2017.12月に20,000ドルを付けた後、3,000ドルを割る80%以上の暴落

2020年の半減期の後は、コロナショックの金融緩和の影響は大きかったですが、2021.11月に69,000ドルと付けた後、15,000ドル付近の77%の暴落。

2024.04.28付近が次の半減期の予定とされていますが、160,000ドルになるのではないかという予想もあります。
※2023.12.25時点で、43,000ドル、USDJPYは142円ほどですので2,272万円!?!?



★BTCの戦略

BTCは、28,000ドル、380万円付近の時は、わりと積極的に売り買いをしていたのですが、出来高が細っているイメージがあったので、とりあえずノーポジションにしたところ、そのまま置いて行かれました。

現在は、半減期期待と、ETFの承認なんかの期待なのかわかりませんが、上げては高止まりのレンジを繰り返して上げ続けていますが、この状態から落ちたときのダメージは痛いほどにわかっていますので、今さら追いかけるようなことはしません。

たまたま、大暴落を起こしたりして、安値で仕込むタイミングがあれば、落ちるナイフフライングキャッチで挑もうと思います。

税制の関係で、法人を保有している方は、柔軟に短期で取引しても良いかと思いますが、個人の方の短期取引はあまりお勧めしません。




★USD現物保有の戦略

コロナ後の金融緩和で大きく思い知らされたことですが、我々日本人はJPYを使って生活をしていますが、世界のお金はやはり基軸通貨であるUSDで動いているから、資産運用はUSDベースで見る必要があるということでした。

つまり、運用資産の法定通貨比率をUSD:JPY=50:50にして待機させて、日本と海外での運用をより有利に行うということです。

SBI銀行などのネット銀行でも、外貨預金の両替手数料の無料化を行っているので、円安・円高によって柔軟にリバランスしても良いかもしれません。


現在のUSDJPY140円台のレートでは、全くうまみがありませんので、最低でも120円付近から出動を検討したいと思いますので、そこまで短期で資金を稼いでおこうと思います。



★USDJPYのチャート

現時点のUSDJPYチャートを広い視野で見てみます。


USDJPY D1
USDJPY D1縮小
USDJPY W1



★2023年の動きについてのおさらい

2023年年始は米国が利下げすると思われてUSDJPYレートは円高傾向から開始し、終わってみれば年始が底で、2022年の10年債利回りが4.3%程度だったのに対して、2023年は5.0%近くまで再上昇しました。
USDJPYのレート推移を簡単に見ていくと

2022.10月に152円の最高値を付けた後、2022年末に向けて下落。

2023年年始は127円、コロナ金融緩和相場の起点115円付近から152円の61.8%戻しからスタート。

2023.11に再度152円の高値トライをするも、ダブルトップで再下落開始。

現在のレートは、最高値152.00付近からD1のキレイな下落トレンドにより142円付近。

2023年で見れば、127円から152円まで上昇し、約半値戻しの139.50に若干届かず引ける可能性。

今後、意識されるであろうポイントは2023年に152円をトライするときにD1のネックラインで下落した際に付けた、週足クラスの押し安値138円付近が有力と思われる。
※目立った安値だから、自分が152.00天井ロングをしてたらこの下にSLを置く。こういうポジションは大体ピンポイントに狩られてから上昇する。だから、事前に買い下がりで仕込むのでは無く、狩られたのを確認してから仕込む。



★2024年はどうなる?

2024年も結局は米国の金利水準によるけど、

金利維持で高止まりであるならば、
152円から138円水準でのレンジか?とは言え、152円水準への再トライは現状では考えられなくて、良くても上限145円~138円ではないだろうか。
年末の手仕舞いもあると思うけど、152.00手前の動きは、明らかに日銀の為替介入待ちのチキンレースのような動きだったし、正直140円台後半はその水準だと思われる。

利下げが前倒しの場合、
週足押し安値を下抜け138円から127円でのレンジ水準を想定。
この場合、いったん145円まで上げたものの上げ切れずのD1クラスでの三尊形成で145円を付けた後137円のネックラインを下抜けると想定。

日銀の利上げについては
基本的に上げられないとして、各国が利下げ待ちの状態で、口先で時間稼ぎを行う想定だけど、万が一、利上げをした場合、米国利下げ前倒し想定の円高圧力が加速し、コロナ相場の115円に戻る可能性も十分あり得る。
但し、その場合、日本は物価高に対して給料は上がらないという状況となり、経済悪化は必須。
この場合に、円が買われなくなると考えたら結局は円安という力が働き127.00付近を行ったり来たりする、115.00と152.00の中間でのやはり127-138間でのレンジが考えられる。

ということを総合して考えると、米国の金利の推移や、新たなファンダメンタルズによるけど、現状の世界線が維持されるならば、以下を想定しておきたい

高値圏レンジなら145-138円のレンジ
安値圏レンジなら138-127円のレンジ



★FXの戦略

基本的に、欧州時間の短期トレードをメインとしているので、欧州時間主役通貨であるGBPJPYを見ていきます。

一時期は、魔の通貨や、殺人通貨と言われていますが、たまにその凶暴性を発揮するときはありますが、それは長時間ホールドしているからです。
その凶暴性を味方に付けるのです。強敵を味方にすれば、最高な戦力になります。

ちなみに、欧州時間の通貨の動きに関しては、教科書に載っているような基本を参考にポジションを持っても、それを狩ってから動くような時間帯なので、いっぱい本を読んで基礎のお勉強をしても恐らく勝てるようにはなりません。
基本の戦い方をしたいのであれば、初動の動きを確認した後か、NY時間をおススメします。

完全に、場数の勝負ですので、リアルタイムの動きとテクニカルを駆使して値幅を取るというよりも、時間帯を見ながらロットコントロールで短期で利を切り取ることを意識しています。

ちなみに短期トレードとは言え、長期足の環境は全て頭に入れていますので、瞬間的なギャンブルをやっているわけではありません。

よく、為替の値動きはわからないから、ギャンブルという方がいますが、そうでは無いタイミングが必ず存在します。
例えば、為替はロングとショートが対ですので、ロングしたポジションは必ずクローズしたときにショートになります。
極端にショートに偏っているときに、もうショートをする人が居ないのであれば、ショートの利益確定が始まれば、同時に新規のロングも入ってきて急騰するはずです。
この市場切替わりのタイミングの値動きを主戦場とします。

長期的な動きや経済指標の結果を受けてどう動くかは、事前の織り込み度合いによって変わってくるので予測不可能ですし、突発的な事件・事故・要人発言などがあれば、急に動きますので、常時ポジションを持っているのはやはりギャンブルだと思います。

とは言え、為替が動くタイミングは決まっているので、その時間帯特性と、通貨の相関を理解して触れば良いだけのことです。

短期トレード主体とは言え、日足等の大きな時間軸の流れも常に意識していますので、以下で簡単にGBPJPYの考察をしておきたいと思います。



★GBPJPYの考察

2024年の想定は以下で考えています。

円高ストーリーの場合
・各国の利下げと、
・日本の利上げ期待
により、円高への巻き返しとなればD1の178付近のネックラインを下抜けて円高方向になる?
また、欧州経済がヤバいと言われ続けていたので、欧州初のショック的な事態となった場合。

円安ストーリーの場合
・各国のインフレが再燃?
とは言え、米国経済も指標で傷んできている様子だし、欧州もリセッション懸念がある為、このままさらなる利上げは無いはず。
となると、各国利下げ方向は間違いなくて、利下げしないものの金利維持が無難なところ。とは言え、2024年末にかけては利下げにはなるはず。

この状況下で、さらに円安更新となるとすれば、インフレ再燃で各国が利上げ。この場合、2025年以降の世界経済のリセッションの注意レベルが引き上がる。
日銀が金利上げないことにより現在のGBPJPYであれば、現在のレート水準、D1ネック、D1 MA200でのレンジとなる?


GBPJPY D1
GBPJPY D1縮小
GBPJPY W1



★2024年リセッションは来るのか?

★金利が高くてもリセッションにならない?

リーマンショックの場合、製造業や不動産業といった、融資の金利の影響を大きく受ける業種が多かったけど、現在GAFAを含めた米国株を牽引している企業は融資に頼らないIT企業が中心となっています。
要は、借入しなくともキャッシュをリッチに持っているので、むしろ積極的に投資に回したい企業がメインなので、金利が上がっても下がっても企業業績にはあまり関係が無いという考えです。

これは、自身もネットを利用した広告やEC等に10年以上、長く携わってきたおかげで、かなり身近に感じているけど、このバグを経験すると、固定費や初期費用が掛からないわりに、一撃当たるとリターンがかなり大きく、税金や運用先に困るという事態が起こります。

だから、融資を使ったり、利回りという概念が極端に欠如しているのはこの為だと思われます。

少ない資金で目先のお金を作れるのなら、別に借金してまで大勝負しなくて良くない?むしろ運用先を探している。
目先に大きなお金が落ちているのであれば、まずは今の流れの力を使って拾えば良いじゃん!という考え方は、今の短期FXにも繋がっていると思います。

一見ギャンブルに見えるけど、投機なら投機なりに撤退ラインを完全に決めて挑んでいるので、想定外に損失が割り込むことはまずあり得ません。
損が小さいから何度でも復活出来る。
そして、当たった時の期待リターンは大きいから、数回の損は一撃で回収できる。

世の中にある一般的な事業とは明らかに掛け離れたものなので、これはある意味悪い成功体験でもあるかもしれない・・・
が、こういった再現性の無いものが増えている時代でもあることもまた事実。

とは言え、世界各国の利下げが間に合わずに経済が傷んだ場合、各運用機関のルールのせいで、株や債券やGOLDも全売りされる局面が出てきたりも十分あり得ます。

利下げ期待により、株などのリスク資産が買われて、株高ストーリーが今だけど、この高値圏を維持できるのかは疑心感しかない。

米国株は良いとして、欧州はどうだろうか?

中国も、日本と同様に利下げ局面だけど、エバーグランデの不動産の問題は解決しているだろうか?

恐らく、もしショック的なことが2024年以降に起こるのであれば、コロナのように現時点で出てきていないファンダメンタルズ的な物がトリガーになるので、現時点での未来予想は不可能。

大事なことは、事がが起きたあとに、それをチャンスに変えられるように柔軟に資金投下出来るような体制を取っておきたい。



★米国債逆イールド解消後の株暴落説

米国の長短金利の逆イールドが起こった後、逆イールドが解消されると株が売られている傾向を見ると、2024年の夏前、もしくは秋にショック的な下落があってもおかしくはないと想定しておく。
この場合は、Fiboでガンガン買い下がる。

とは言え、↑で米国株は大丈夫だとは思いつつも、アノマリー的に大きな資金がリスク回避で動く可能性も十分考えられる。
もちろん、2023年もリセッションが騒がれて、投機筋のポジションがショートに傾いて、それを燃料としてショートカバーで上げ続けたよう要素は十分あるので2024年もこれが繰り返される可能性もある。

ファンダメンタルズはある程度頭には入れておくけど、経済指標悪化によりバッドニュースがグッドニュースになったり、バッドニュースがそのままバッドニュースになるのかは、事前の折込具合によって想定出来なく、結局は大きな資金がどう動くのか?だから、基本的にファンダメンタルズベースの予想ポジションは持たない。



★干支による相場格言

2020年 子(繁盛)
2021年 丑(つまづき)
2022年 寅(千里を走り)
2023年 卯(卯は跳ねる)

2024年 辰(辰巳天井)
2025年 巳(辰巳天井)
2026年 午(尻下がり)

2027年 未(辛抱)
2028年 申(騒ぐ)
2029年 酉(騒ぐ)
2030年 戌(笑い)
2031年 亥(固まる)
2032年 子(繁盛)
2033年 丑(つまづき)
2034年 寅(千里を走り)

流れとしては、2022年は千里を走り、2023年もしっかり跳ねました。
ここから2年間高値レンジで新NISA枠で720万円捕まったポジションが2026年に盛大にやられて辛抱すると暗示されているのか??
その後、2年間騒ぎの後、笑いが来る!?!?

※信じるか信じないかはあなた次第・・・



★その他メモ

★トヨタ

トヨタに関しては、ここにきてダイハツの不正で下げるとは夢にも思わなかった。
とは言え、円安終了の雰囲気の時に、再度↑ブレイクしそうな雰囲気の高値で売れたのは最高。
結果的に、分割利確はしたものの、最安値で仕込んで最高値で最終手仕舞い出来た。

2023年の仕込みラインは、緑のサポートポイント。
利確は黄色線にて分割でちょこちょこと。

トヨタに関しては、車業界のPFの一つ、日本株の主力としてまたどこかで拾いたい。



★GOLD

長期的に見て、いくらかは保有していたいと思うけど、インカムが無い商品の性質上、ホールドし続けていれば良いというものでも無い。
出来れば、安く買って高く売るをひたすら繰り返したい。

目先は、とりあえず、純金積み立てのCMが出だしたら即売り!
下げ止まりを待ち構えて、再度買い始めるポイントを見定めたい。

今回のUSDJPY152.00から下落の際も、三井住友銀行などの大手都市銀がUSD建て定期預金の金利を大幅に上げた後に起きた。
大衆向けのセールスが始まったタイミングは、その初動で大衆がババを掴まされたのを確認した後で、下がったところから出動して、大衆がプラ転する直前8部での出口を常に考えておく。

本当は、新NISA口座で1割程度は積み立てておきたいけど、どちらかというとリスクヘッジの商品の位置づけなので、安値でまとめて買って、高値で売り抜けるを繰り返したい。



★米国債

2022年・2023年と米国債は4%後半で、税引き後でも4%は手元に残る水準まで利回りが上昇した。(つまり米国債価格は下がった)

2022年も2023年も、知り合いの大手証券会社の営業マンから長期の米国債は今が買いです!という営業TELが来たけど、手元のUSDが無かった為、見送りとなった。

流石に、USDJPYのチャートを日々見ている身としては、ほぼ天井圏と思っている水準でUSDJPYロングをするなんて絶対にあり得ない。
もちろん、10年・20年の4%・5%の利回りが確定させたなら、為替の変動リスクもある程度は吸収できるのでもはや勝ち確定案件。

とは言え、この利回りで資金の大半をロックさせるのもな・・・と思うのは、やはり原資不足が一番の理由。

ちなみに、あまり乗り気では無かった一番の理由は、やはり純金積み立てのCMと同様で、看板のある大手企業が、安心して売る為の理由がある状況下に合った。
こういう向こうからくる案件に関しては、かなりの危険フラグとして考えているので、数か月後に爆発する予兆としてリスク回避のシグナルとして考えている。

もし、USDJPYを2023年の頭、127円付近に落ちた段階でUSDの両替の時期ですとでも一言言ってくれていれば良かったけど、また150円近い円安のタイミングで営業かけられてもな・・・と。

ちなみに、USDの現物をある程度持っていたならば、迷わず仕込んだタイミングだったというのは間違いない。


営業TELが来たタイミング
2022/09/29
2022/10/19
2023/09/28

米国債10年利回り D1
USDJPY D1


米国債10年利回り W1
USDJPY W1



2023/12/25から執筆し始めたものの、想定以上に進まなくて12/30日まで、思ったことをダラダラ書いていましたので、まとまりが無かったりしているかもしれません。
本当はもっと書きたいことはあったのですが、完全に長くなり過ぎました。

とりあえず、現在の戦略をアウトプットしておきたかったので、異論反論等ある方は、是非自身の意見をぶつけて来てください。
その意見を基に、自身の戦略をさらなる強固なものにしていけたらと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?