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新NISA枠の最大パフォーマンスを出す積み立て手法について




■まずは、ご挨拶とお詫び

前回記事から既に2024年の四半期の1/4が過ぎてしまいました。
そして4月ももう終わりそうです。

その間の株式相場は・・・

日本株を例にあげますが、2024年は、年始33,193円から41,087円の大爆騰!
1981年日本のバブルの38,915円を上にぶち抜いて盛大に上げてきましたね!

前回記事を読まれていた方は、
『お前の記事のせいで、ビビッて新NISA始めなかったら完全に置いていかれたじゃねぇか!どうしてくれる!』
とか思われていたことでしょうw


味方だと思っていた、ゆうこりんは手のひら返して、始めちゃったんですね。


正直、この上げ相場を見て記事の更新をバックレようと思いましたw
というのは冗談で、ここからが本題。


日本では2024年元旦から能登半島の地震を起点に、震度5クラス以上の地震が各地で多発しています。

ロシアウクライナは相変わらずで、追加で中東情勢も勃発してきましたね。
今月入ってから、イランとイスラエルがバッチバチですが、本日、当記事執筆中の2024.04.19昼頃、イスラエルがイランを攻撃して株価も為替もGOLDも原油も大変動です。
(ちなみに、この記事は2024.04.17の日経225チャートを見て書き始めました。)

前回記事を信頼してNISA始めなかった方は、ここからじっくり検討出来ますね。相場はフライングするよりも、圧倒的に後出しジャンケンが有利です。


直近の株価の下げは、地政学リスクが原因の一つでもありますが、個人的に

『節分天井、彼岸底』
『秋に買って春に売れ。夏は相場に戻ってくるな』


の相場格言の通り、米国市場が夏時間になってから極端に相場のボラティリティが上がっているような気がしていて、2024年4月に入って市場がネガティブに凄く反応している気がしているのは自分だけでしょうか。

別に、世の中で何が起こっていても、株を買っている人が売らなきゃ下がらないし、売られれば下がるだけです。
ニュースはそれのトリガーになりますが、単なる需給の問題です。


あとは
『辰巳天井、馬尻下がり』
のターンが来るかどうか。

そもそもこんなに上がったところからさらに上げるには、いったん下げてからでは無いと上げれないというのが相場ですよね。

そうです。いったんしゃがまないと高くジャンプ出来ないそれに相場の動きは似ていると思います。

2024年はリセッションが来る!とか言って、みんなショートポジションに寄っていたから、それを燃料に上げてきてしまったんですよね。


2024年は円高予想どうなった??USDJPY年始がまさに底でした。
そう!相場はみんなが思っている多数決の方向に動くと言われますが、その多数決のポジションを燃料に逆に動く性質があります。


で、今回は以下について、再度考えてみたいと思います。

新NISAやってれば老後不安解消?
資本主義の原理上、株は右肩上がりになるから大丈夫?

本屋さん行くと新NISA攻略本大量に並んでますね。
優待投資家の桐谷さんも、バブルの頃、株は買ってれば上がるから大丈夫と信用取引で大損したので、優待投資家になったと言ってましたよ。
やはり靴磨きの少年再来。歴史は繰り返します。

結果的にですが、タイミング的に国策の新NISAは、日本国民の貯蓄を株というリスク資産に変えさせて外資に出口を与えるきっかけとなっています。
武器も買わされるし、ワクチンも買わされるし、どれだけカモにされるん?

ん?それは結果論の確証バイアスだって???
確かに、まだまだ未来には株価上がるかもしれませんしね。
まぁ正直そんな事、どうでも良いです。
最終的に株は高値で買わなければ、相場でプラス出口を迎えるのは難しく無いんですから。

ということで、前置き長くなりましたが、年始の新NISAやってれば老後不安解消だ!勢の球が、勢いよく上に噴射してくれたところで、この高値を最低利確ラインとして、新NISAを使ったポジション構築を考えてみたいと思います。

始めに言っておきますが、株式市場のハッピーな出口は全員にあるとは思わない方が良いです。
早く始めた方が有利というのに惑わされてる人は、かなり間違いですよ。
相場の養分となって、高値掴んで出口を提供しているだけだと気付いて下さい。

相場や商売の基本大原則わかっていますか?
安く買って高く売る。以上。

買値と売値の価格差 = 利益 = 利益率が全てです。
薄利商売を長くダラダラ続けたところで、ゾンビ企業が増えるだけです。

言いたいことはものすごくありますが、そろそろ本当に前置き止めますw
こんな事ばっかり言って、凄く嫌な人間な気がしてきました。
とは言え、相場でパフォーマンスを出したいなら人の裏をかく思考を忘れないで下さい。

相場は、他人の損が自分の利益になる性質は少なからずあります。
相場は、単なる椅子取りゲームだと思って楽しみましょう。
全員分の椅子、出口はありません。

新NISA組で損切をしたという人も耳にしています。
あれだけ長期投資向けの制度なのに、短期決戦枠に使ってどうするん?
損切しても損益通算出来ないので、『ただの損』で終わりですよ。
で、また上がったら高値で掴んで、下げたら売るのですよね・・・

銀行・証券会社・経済アナリスト・インフルエンサーの意見を鵜呑みにして、既にNISAで満額入れて含み損になってしまってる人も、まだ来年以降の残りの枠はあると思いますので、まだ時間をかければリカバリー出来ると思います。

当記事が良い出口の参考になれば幸いです。



■ドルコスト平均法とはそもそもどういうものか?

ドルコスト平均法で、投資信託でインデックスファンドを定期積立で購入されている方は、以下の2つを理由に期待値プラスの資産運用として積み立て投資をされていると思います。

著者:チャールズエリスの『敗者のゲーム』を読んだことのある方は、『稲妻の輝く瞬間に相場に居なくてはいけない』ということ。

資本主義の原理上、経済成長でインフレしていけば株式相場も右肩上がりになっていく。

このドルコスト平均法とは、
・相場が高い時には単価が高いので少ない量を買う
・相場が安い時には単価を安く量を多く買う
こんな感じで、買い付けの時間軸を分散させることで、市場の平均を取って長期で見るとプラスになるという資金管理の一環の考え方だと思います。

厳密には、株式市場は長期的に無限に右肩上がりだからという原則のもと、テキトウに買って、プラス出口のタイミングまで売却を待つといった方が正しいでしょうか。

これは、長期的に見て理にかなっている資金管理手法ですが、大原則として、一定期間、定額を買い続けることが大前提のパフォーマンスです。

多くの方々がサラリーで生活していると思いますが、そのサラリーの一部を毎月定期的に20年とか30年とか買い続けた結果得られるパフォーマンスです。

考え方としては、ローンを組んだり、定期的にかけている保険と同じようなもので、私から言わせてもらうと、
『これは厳密にはリターンを求める投資では無く、マイナスに割れないを原則とした保険や・貯蓄に近いもの』
という認識で居ます。

新NISAでFIRE!とか夢見るの絶対止めて下さいね。
まずは、最低1億円のフリーキャッシュ用意してから考えることです。
非課税とは言え、1,800万円ごときのNISA枠で夢見過ぎです。


ちなみに、失業したり、想定通りの収入が得られなくなって積み立てが止まったり、上げ相場ではガンガン入れているのに、下げ相場になった途端に怖くなって積立額を下げたら、このパフォーマンス想定はその時点で破綻します。

そうです。労働収入ありきの制度です。
みんなで助け合う保険制度に似てますね。
とは言え、保険掛けるお金無くなったら、一撃強制解約。
本当に困った時には助けてくれない・・・
自身の裁量でリカバリーが効くという意味では、保険よりはマシだと思います。

資金の捻出についてはこんなイメージです。
積み立て投資のこういうリスク考えていますか?


また、新NISA枠年間合計で360万円あると思いますが、これを最短5年で1,800万円埋めてしまうと、6年後の価格下落時に平均単価を下げるという機能が無くなりますので要注意です。

ここから5年、何とかショックで株価大暴落の最安値で1,800万円満額埋めることが出来たなら勝ち確定ですが、高値圏推移の後、大暴落したら1981年バブルの高値を掴んで、今、40年の時を経て戻って来た人と同じ現象を起こします。

とは言え、昨今の物価高考えても実質的に目減りしていますね。
当時20歳でも、定年間近の60歳です。
このお金があれば、もっと人生楽しめましたね。


さて、前提条件の前置きはこの辺にして次に、相場状況からドルコストのパフォーマンスの想定をしてみましょう。

【ケース1】
本日、現時点で日経平均は37,000円くらいですが、今から19年間今くらいの価格帯でレンジで推移して、最後の1年で日経平均80,000円とか行ってくれれば、投資資金は約、倍になります。
もしここから大きく下げてくれれば、倍以上は確定です。

【ケース2】
今から日経平均が80,000円を目指して上昇するも、10年後になんちゃらショックが来て、現時点の37,000円くらいに戻ってきて、20年後に80,000円に戻った場合、安いところは37,000だけど、当然高いところでも買うので、上記の【ケース1】よりもパフォーマンスが落ちるということは理解出来るでしょうか?

積み立て投資のパフォーマンス想定みたいなものを見ると、年利6%複利で20年後、30年後には資金が2倍、3倍とか出ますが、それは今までの平均上昇率を単純に未来に反映させたバックテストみたいなもので、直近、コロナショック後の金融緩和&米国の利下げ期待による、株式をはじめとした資産バブル的に上がっている今から2倍3倍とかどうやったら行きますか?

本当に行きますか?
米国株なら大丈夫ですか?
この円安が解消されて円高になってもですか?
その根拠は何ですか?

まずは、ちゃんと自分の頭でここを理解して、出口の良い時と悪い時のイメージをして下さい。



■積み立て投資におけるリスクタイプについて

では、どうやってNISA枠を使うべきでしょうか?

【自分の頭で考えることが面倒な方へ】
自分の頭で考えることが面倒な方や、相場を定期的にチェックすることが面倒だと思う方は、とりあえず20年とか30年とかかけて、オールカントリー一点買いで良いと思います。
20年=240か月 = 月額75,000×12か月×20年=1,800万円
30年=360か月 = 月額50,000×12か月×30年=1,800万円

そして、健康を損なわずに、本業を続けられることだけを意識して人生を送れば良いと思います。
どこかのタイミングでは大きくマイナスに割り込むかもしれませんが、プラス出口のタイミングもあると思います。
月1度の拠出だと、パフォーマンスのばらつきが出ますので、毎日買い付けにすればより明確に市場平均を目指せます。

今すぐNISA口座の積み立て設定をして、NISAのことなんて忘れて一生懸命働いて下さい。入金力が全てです。
世の中が戦争や、何とかショックでおかしくなっても、株が大暴落しても気にせず積み立てをしていることなんて忘れて下さい。

そして、世の中でまた株式ブームが騒がれたころに、口座を見て見て下さい。きっとプラスになっているはずです。
というか、毎月の給料で貯めたお金がそこには残っているはずです。
これだけのお金を貯められた自分に感謝して老後を過ごして下さい。
老後資金2,000万円問題は、相場が良ければ解決していることでしょう。

話は以上です。お疲れさまでした。



【自分の頭で考えてパフォーマンスを上げたいという方へ】
自分の頭で考えて、少しでもパフォーマンスを上げたいという方は、ここから先で細かく戦略を考えたいと思います。
多少の相場チェックは必要になりますが、相場観も身について、その他のチャンスも見えるようになってくるはずなので、最終的に悪いことは無いはずです。

まず、皆さんの中で2つのリスクのどちらかを選択してもらいますが、どちらが嫌ですか?

★置いて行かれるリスク
相場が上がっているときに、周りは爆益なのに自分はポジションを持っていない場合

★マイナス出口になるリスク
最終的にマイナス出口になる場合

単純に、置いて行かれるリスクを取りたくないなら、ある程度定期的な資金投下をおススメします。
それこそ、上記に書いた通り毎日の定期積立してるから安心と、そもそも何も考えない方が良いかもしれません。

マイナス出口のリスクを取りたくなく、パフォーマンスを最大化させたいなら、定期的な資金投下は控えめにして、大きく下げたときに大きな資金投下を平均取得価格を下げる事を意識して下さい。

イメージで言うと『ドルコスト平均法 + マーチンゲル資金投下』です。

次で、詳細説明します。



■最大パフォーマンスを作り出す積み立ての考え方

FXや先物なんかの特に短期トレードをやっている方は、説明しなくてもわかると思いますが、順張りと逆張りという言葉を聞いたことはありますでしょうか?

わからない方も大丈夫です。これからトレーダー的思考の一部を伝授します。

順張りとは、単純に上がっている相場の流れに着いていくポジション構築をすることです。

逆張りとは、下がっている相場で、逆走してひたすら買い下がっていく方法です。

ここでは、どちらが良いとか悪いとか言うことは控えますが、レバレッジのかかった短期ポジションで逆張りポジションを構築すると、資金が耐えられなくなって、いつか必ずドカンと口座資金は吹き飛びます。

対して、今回対象のインデックスの積み立ては、ノンレバレッジの現物であるので、その投資対象の価値が無くならない限り全損はありえませんので、最終的に上昇するものであるならば、安く買えるなら安く買えることに越したことはありません。
つまり、投資信託なんかで最終的に上がる期待値に賭けて積み立て投資をしているならば、ショック的に下がった時には大量に仕込むチャンスなわけです。


有事で相場が下がった時がチャンスです。
世界崩壊論・リセッション・資本主義崩壊陰謀論で株やリスク資産が売られまくって株価が滅茶苦茶になっているときが最大の仕込みのチャンスです。

少なくとも、株ブームで高値追いしても、高く買って安く売ることになりかねないので、パフォーマンスは出ません。
(レバレッジかけまくった短期トレードならこちらが良いです)

まず、ここは大前提です。

今回の中東有事の下げで損切してしまった人は、別に全損しないでさらに高値更新するかもしれないのに、口座資金では無く、精神が耐えられなくなってしまったのです。
というか、むしろ買い場かもしれませんよね?
少なくとも日経平均41,000円付近から考えたらバーゲンセールですよね?
そんな時に売ってどうするのですか?

過去を見れば10年に1回のスパンではこれよりも大きな大暴落はあります。
この程度の下落で損切してしまうのでは、これから20年・30年後、最終的に大幅プラスになるとしても、絶対に精神的に耐えられませんので、恐らくNISAでなく、給与天引き&老後まで嫌でも引き出せないidecoに変えるべきです。

正直なところ、給与明細の見方もまともにわかっていない人が大半だと思いますので、そんな人達に自身の資産を運用するなんてさらに高度なことです。
社会保険料や税金の計算の仕方、わかりますか?
年末調整還付金をボーナス感覚で喜んでいる人はヤバいですよ。



気付いたらまたまだ脱線しました。

次に実際の日経平均のチャートを用いて説明します。
米国株の場合や外貨建て商品の場合、そのものの価格と為替の変動リスクがあります。
この記事を読んでいる方は恐らくJPYで生活していて、これからも日本国で生涯を終える方だという認識で居ますので、JPY建ての商品で説明します。
外貨建て商品の場合、USDJPYで計算してJPY建てを意識して下さい。


チャートは日経平均 日足チャートです。
ローソク1本が1日を表しています。
そのチャートに、以下のインジケーターを入れています。
・ピンク線:SMA(単純移動平均線)設定期間20
・緑線:ボリンジャーバンド設定期間20 2σ(内側)
・緑線:ボリンジャーバンド設定期間20 3σ(外側)

これらは、恐らく一般的な設定で、特に特殊なものではありません。
見方としては、以下のレンジ状態なのか?トレンド状態なのか?だけを判断出来れば問題ありません。

■レンジ状態
移動平均線を上下に跨ぎながらレートが動いている。
移動平均線ボリンジャーバンドの幅が狭く、平行気味になっている。

■トレンド状態
移動平均線を跨ぐことなく、片側で一方的に動き続けている状態。
移動平均線やボリンジャーバンドに傾きが出て、ボリンジャーバンド±2σにぺたーっと張り付いてバンドウォークと言われる状態になっている。


上記と同じチャートですが、
ピンクの線の上に居る場合は、価格が上がり続ける上昇トレンドです。
ピンクの線の下に居る場合は、価格が下がり続ける下落トレンドです。

通常、トレンドフォローの短期トレードをする場合は、トレンドに順張りということで、ピンク線(以下、MA)の上に居る場合は買いを、下に居る場合は売りで戦略を立てるのが基本です。

では、これを積み立てに使うとしたらどうすれば良いのか?

・・・

・・・

・・・

そう!

MAの上に居るときに、利確の売りを考えて、
MAの下に居るときに、積み立てを再開するんです。

全損しない現物のメリットを利用して、無限ナンピン買い下がりをするのです。
だって、長期的に見て右肩上がりになると思っているのだから高いところでも買ってたんでしょ?

落ちるナイフは喜んで拾え!
大バーゲンセールだ!


短期トレードでこれをやれば、間違いなく全損退場しますが、長期で考えれば高値追いするよりもプラスになるはずです。


さらに言うと20年・30年の長期運用をするのであれば、上記のチャートのようにローソク1本1日の中期チャートでは無く、1本1週間の週足チャートや、1本1か月の月足チャートを基準にしましょう。
長い旅ですので、出来るだけ長い目線で考えましょう。

もちろん、MAの上に居るからといっても利確は無理にせず、含み益ならひたすら高値追いしても良いと思います。含み益を担保に利を伸ばしまくる負けない勝負です。
MA下割れして、積み立てを開始しなくてはいけないタイミングであるならば、ある程度利確して、積立を再開するなんてのもありかもしれません。

この辺は、いくらでも戦略を練ることが出来ますので、自身のリスク許容度に応じて戦略を練って下さい。



■大きな時間軸のチャートを見て見よう
ここからは日足よりも大きな時間軸のチャートを見て見ることにします。


上記ではローソク1本が1日の日足チャートをベースにしましたが
ローソク1本1週間の週足チャートで見るとこのような状況になっています。
レートはちょうど週足MA20に戻ってきたところです。


こちらは日足チャートに、週足MA20相当のMAを表示させてみました。
1週間は通常5営業日となりますので、日足チャートにMA100(20MA×5日)を表示させるとこうなります。

この場合、日足チャートを見ると、週足MA20の上、日足MA20の下だということがわかります。


こちらはさらにスケールを上げて、ローソク1本が1か月の月足チャートです。
月足クラスから見たら今回の下げなんて無かったようなものです。
とは言え、月足クラスになるとMA20との乖離がかなり大きく、月足クラスの調整が入った場合、30,000前半くらいまでの大きな調整もあり得るという状況です。


このチャートを積み立て戦略に導入するとしたら、以下のようなプランが考えられます。

①とにかく、置いて行かれたくないを優先させるのであれば、日足MA20を割れたら積み立てを開始

②おいて行かれる期間損失は嫌だけど、一時的にでも大きな含み損は見たくない、出来るだけ常に含み益でいたいという場合は週足MA20を基準に積み立てを開始

③おいて行かれる機会損失は構わないから、とにかく含み損は絶対に嫌。とにかく最終的に大きなリターンが欲しいというかたは、月足MA20を基準に積み立てを開始

その他、①を採用しながら、月額の積立額を控えめにして、大きく下げたときに、最高値から何パーセント下落したらいくら買うといった感じで、成長投資枠で大きく追加するという戦略も考えられると思います。

この辺のプランは、その人の資金力だったり、手間暇によってパフォーマンスが変わってきます。
運用ロスを無くす代わりに貯蓄よりも良いといった貯蓄的な戦略なのか?リターンを最大化させるやや投機寄りの投資にするか?によって方針は変わってきます。


ここから具体的ないくつかのプランを書こうと思ったのですが、執筆から時間が結構経ってしまったので、いったん公開したいと思います。

後日、気が向いたらいくつかのプラン案作ってみたいと思います。
次回は積み立て枠では無く、成長投資枠を使って攻撃的にポジションを組む戦略を追加することで、劇的に最終的なパフォーマンスを上げる方法です。

こちらは、日々の積み立てでは無く、最大一度に240万円ドカンと入れることになるので、ある程度の資金ストックがある人のみ取れる技です。
やはり資金力が投資のパフォーマンスを上げる最大の方法です。

資金が無い方は、一生懸命労働しましょう。



誰でも見れるように複数チャート公開しておきますので、やる気のある方はご参考にどうぞ。


■日経225 MTFチャート
https://jp.tradingview.com/chart/8VyxwtUP/



■SP500 MTFチャート
https://jp.tradingview.com/chart/PpeEpRm4/



■SP500(円建)MTFチャート
https://jp.tradingview.com/chart/HHKPZzBt/

SP500は米国株なのでUSD建て商品です。
USDJPYで計算してやると円建てチャートで見るととが出来ます。



■GOLD MTFチャート
https://jp.tradingview.com/chart/vNwJqLNF/

長期積み立てに向く商品としてはGOLDも良いかもしれません。
上げに着いていくのは少々怖いですが、世の中が平和で下げたところを買う逆張りにはとても向いていると思います。



■BTCUSD
https://jp.tradingview.com/chart/uQ5jN7pJ/

積み立てとなると少し不安はありますが、デジタルゴールドと言われるBTCはどうでしょうか?
こいつには完全において行かれました。
流石に着いていくのは無理でした。



MA20を中心に見ていくと、各商品の状況が見えてきませんか?


2024年相場を牽引してきた、NVIDIAが少し危ない形になってきましたね。
日足MA20を下抜けて、週足MA20を下抜けるか?反発上昇するか?という局面です。
今回中東問題で大きく下げましたが、その前から下げ始めていたので、相場自体に上げる力が無くなってきていた局面でもありました。


さあ!この後の夏相場以降は重要局面です!
米国大統領選挙もありますし、米国の利下げも焦点になるでしょう。

みなさんに爆益がありますように。



当記事では、積み立て投資の本来のやり方である、長期間定額を買い続けるという基本的なことを軸に、どうやったらパフォーマンスを上げられるか?ということを、当たり前に書いてみました。

くどいようですが、資本主義の原理上、株は右肩上がりになるから、早い段階で出来るだけ多くの資金を投入する。新NISA枠1,800万円の枠を埋めるは完全に間違いです。
そもそもNISAの枠1,800万円の金額が誤差の範囲の、年収最低数千万円~数億円レベルのインフルエンサーの意見に惑わされないで下さいね。

世の中のブームに乗って勝手に盛り上がっている人は、基本に立ち戻って、積み立て投資がどういう性質のもので、どのくらいのレベルのパフォーマンスの物なのかを今一度考え直すきっかけになれば幸いです。


2024.04.22 15:00書き終わり


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