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勝手に決められてる?〜知らなきゃ損する市議会の仕組み〜

まちづくりにしても、市民活動にしても、
「昨年まであったのに、事業がなくなった」
「知らないうちに、市役所が勝手に決定した」
こんなご意見を聞くことがあります。

内容にもよりますが、その中には、実はくりかえし何度も市議会で協議されてきているものや、自治会や各種団体を通して住民と対話のプロセスを踏んできたものがある場合もあります。

重大な決定事項が決まる前に、いくつかのプロセスがある。


基本方針は総合計画を見るべし

総合計画が市の最上位計画になっています。

突発的なものを除けば、霧島市総合計画に基づいて提案されてくることが多いので、ご自分の興味がある分野については、総合計画に一度目を通していただくと、市の方向性がわかると思います。



総合計画の下にぶら下がるいくつもの計画。


そのほかの大小様々な計画類は、だいたい総合計画の方針に従って内容が決定されていきますが、具体的な計画は、「市民や関係者の意見を聞きながら」決定していくことが多いようです。

総合計画が決定されてから、それぞれの計画が内容を策定されるので、
できれば策定前のタイミングを逃さず、ご自分の意見をしっかり伝えていけるといいですね。

最終的な意思決定は議会で

こういった計画に基づいて、個別具体的な最終手段は、議案として出てきます。
霧島市議会では、令和3年度は約120の議案を審査しました。

本会議は年間4回(3月・6月・9月・12月)、それぞれ約1ヶ月開催されますが、その初日にこれらの議案が上程(発表)されます。

令和4年第1回定例会(通称3月議会)のスケジュール

初日に、市長から提案された議案のうち、しっかり審査が必要なものは、この会期中の常任委員会で執行部から説明を受けて審査し、本会議最終日に決定をしています。
市議会議員は、それぞれの市の計画やスケジュールの存在をだいたい把握していると思いますので、ぜひ声をかけてみたくださいね。

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