見出し画像

ざまあみろ【詩】

糸にぶら下がって
ゆらゆらしている針が嫌い

子供のころは
おっかなびっくり
なかなか穴に通せなくて
勤めだしても
全部お母さんに丸投げた

だけど 三十過ぎたら
私しかあのちっさな穴が見えなくなって
しぶしぶ 糸通しの役目を仰せつかった

えらくあっけなく済んじゃって
ちょっと呆気にとられるくらい

いつの日か
私がおばあちゃんになっても
かわりに糸を通してくれる人はいないけれど

それなら
毎日Tシャツやジャージを履けばいい
フリースもセーターも
ボタンがない服なんてたっくさんあるし

そしたら あんたなんて
暗いとこにしまわれっぱなしなんだから!

私事ですが、玉結びが下手かつ玉止めも上手く行ったことがありません。
仮に結婚していたら、優しい姑さんでも鬼に変える自信があります\(^o^)/。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?