こんな時だから頭を使え~スイングスピードを上げるトレーニング編~
昨日からの続きですね。
まずは画像でおさらいです。
要はこの方向にどうやって強く力を加えるかになります。
詳しくは昨日の投稿を見て下さい。
では今日はこれを強くするトレーニングをやっていきますね。
①の力と②の力を複合して③の力に変えなくてはいけないので、まずは分割して考えて①の力をしっかり使う練習です。
シンプルに垂直飛びです。
ポイントは曲げた膝を飛ぶタイミングでしっかり伸ばす事。
手の反動(黄色→)、ふくらはぎの伸張反射をしっかり使う事。(伸張反射についてはバネの記事で解説してますのでそちらをどうぞ)
ここに負荷を掛けていけばそれはスクワット動作になりますね。こういう事を考えていくとウェイトトレーニングのスクワットはスイングスピードを上げるために行っていたんですね。
仮にウェイトトレーニングでスクワットを行う場合は負荷の掛け方が時期によってかなり差が出てくるので要注意です。
さらに発展させて立ち幅跳びでもOKです。
記録を測っておくといいでしょう。
次に②の方向へ力を伝えるトレーニング。
この状態を作って横に飛んでいきます。ポイントは垂直方向と水平方向の間(青矢印)に力をためていきます。この時に赤線の部分を折りたたむようにして力をためます。
溜めた力を青矢印の方向にぶつけて思い切り横に飛びます。この時には赤線のラインでしっかり止まる事が大事です。
ここがブレーキになるとスイングの回転動作への展開が上手くいきます。
最低ラインで自分の身長は飛びたいところです。
当院ではこの動作に負荷を掛けて太ももにゴムバンドを巻いて行っています。
ポイントはためた力を素早く横方向にぶつける事です。そしてブレーキをしっかりかける。
簡単ですが気を付ける箇所が他にもたくさんあり、今日も高校球児達がこの2つのエクササイズを汗をかきながら必死に行っていました。
そして1番大事な事はそもそも足がしっかり機能しているのかという事になります。
仮に母指球に力が入らない状態やつま先方向に体重移動しにくい状態だとするなら、上記のエクササイズはあまり意味を成しません。
なので当院はまず足のチェックから入ります。
上の画像のような状態だった場合に知識を付けたうえでまず、足の機能回復から行っていく事が必要になります。
これを調べるにはまず測定するほかないので、まず知りたい方は測定ですね。
ここも知っておくべきだと思います。知ると故障リスクや間違った動作の改善に繋がるようなヒントが結構隠されています。
当院はスイングスピードを上げるという問題から、ここまで掘り下げて問題を見つけていきます。
この休みの機会に計測を行い今の自分の現状を知っても良いのかなと感じています。
せっかくボールやバット、グローブを置く時間が出来たので。
置いたって野球は上手くなります。もちろん他の競技も同じです。
その競技専門の練習を繰り返して上手くなる事も当然ありますが、反対ももちろんあります。
せっかく道具を置く時間が出来たなら、道具を使わずに上手くなる事も知りましょう!
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