バランスを取る事の重要性

運動していたりするとよく聞く言葉ですね。

ただすごく曖昧で。

バランスが悪いとか、バランスが良いとか、バランスがとりにくいとか・・・。

今日はバランスと運動能力の発揮について考えてみましょう。

まずバランス能力と動作の指令を出す場所は別物だという事を理解しましょう。

そしてこれには人間の本能的な部分で優先順位があります。

例えば野球やサッカーで動作を行う事とまずバランスを取る事。

これはどっちが人間の本能的に優先順位が高いでしょうか?

当然バランスを取る事です。

転ばないようにとか、よろけないようにを修正する方が優先です。

という事はバランスの悪い状態では良いパフォーマンスは出ないという事です。

グラグラした状態では先にバランスを取りにいきますからね。パフォーマンスはそのあとの話になります。

つまりバランスを取るトレーニングを先に行うべきという事ですね。

そこで大事なのは足です。

この足が地面を捉えてどういう状況かを判断し情報を頭に送りバランスを取っていきます。

まず地面に最初に接触するのは足ですから。

日々多くの患者さんをみていて思う事はバランスや足の状態が崩れている選手ほど障害が多い、そして自分の身体に敏感ではない。

これはハッキリと言えます。

今日も障害を抱えた中学生が来院しましたが、2人ともまず足の状態が悪いし、バランスをとる能力が低かったですね。

そして自分の身体に敏感でない為に中途半端に練習を続けてしまうという悪循環・・・。

今日来院された中学生の中でこのバランス能力に長けた選手がいるのですがその選手は昨日の時点で違和感を感じて練習を中断できています。

これは素晴らしい判断です。余分な悪い癖がつきにくいし、障害が起きる可能性を低くしています。

自分の身体を的確に判断して冷静に練習を中止できる。これは中学生ではなかなかできない事です。

もちろん指導者の影響もあるでしょうが、とりあえず練習したくなってしまうのが小中学生です。

それも自分の身体の情報が来るようになっているからこそパフォーマンスに集中できるわけですよね。だからこそ判断が早くできる。

自分の思うように身体が動いていない事に気付ける。これは素晴らしい能力です。

ではそんな能力をどうやって身につけるか。

これはまず自分の身体を思い通り動かす練習が大事なのですが!

そもそも思い通り動かないから困っているので、まず何が動いていないのか見極める必要があります。

当院ではまず足の状態のチェックですね。

画像1

画像2

どちらが良いかは一目瞭然でわかると思います。下の画像の選手もまだ問題はあるもののバランス能力には長けていて運動能力自体もかなり高いものを持っています。

まずこの辺りから原因を探り、そこから身体の上へ上がっていきます。

動いていない筋肉や関節を確認して正しい動作の習得へと繋げていきます。

そんな中で身体が思い通り動いているかのチェック方法で簡単に出来るものを紹介しておきます。

1、まず3~5mの真っすぐな線を引いてもらいます。(ある程度で構いません)

2、そのラインを跨いで立ちます。

3、そのまま目を閉じて歩いてもらいます。

そうするとイメージ通り身体が動かない選手は曲がっていきます。

では曲がってしまった場合にどうしたらいいか?

曲がってしまった方向の足で片足立ちをしてもらって、その状態で後ろから誰かに色んな方向から押してもらってください。

画像3

それを30秒ほど行ってからもう一度目を閉じて歩きましょう。

簡易的ですがこれで真っすぐ歩けるようになる選手も多くいます。

左右で蹴る力が同じ、歩幅が同じに近い状態になるという事はバランスは良さそうですよね。

まずこのような状態を作ってから練習しましょう。

そうするとバランスを取る事よりも少しはパフォーマンスを発揮することに力を向ける事ができるはずです。

他にもチェック方法はたくさんありますので気になる方はぜひ当院にお越しいただいてチェックしましょう!

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