こんな時だから頭を使え!~スイングスピードUPを理解する~

ここを理解せずにバットを振り回す選手の多い事。

まずスイングの構造を理解しているかどうか。ここが非常に重要である。

世間はコロナウイルスで学校も休み、部活も休み、外出もしにくいとなったら・・・。逆にチャンス!レギュラー達も絶対ダラけた生活をするはず!

そこで家で出来る事。まずは動作の理解。そして明日トレーニングについて解説するのでそんな事をコツコツと休みの期間にやっているとレギュラー達との差は確実に埋まるはず!

まずは理論を噛み砕いて自分の言葉で選手に伝える事が出来なくてはいけない。そこにはもちろん感覚的な言葉も入ってくるだろうが、それはあくまでも知識として理論が入っているから成り立つ話である。

単純な感覚的な言葉は相手が理解したように思えるだけで正確に伝わっている事はほとんどないしそもそも感覚的な言葉しか出せない人は自分も大して理解していない。だから伝わらない。

我々の業界でも筋肉が張る、固い、関節が固いなど感覚的な表現は非常に多く、結局のところ感覚的に問題を片づけているとロクなことはない。

なぜ伝わらないんだ!→そもそもあなたが理解していないんだよという事。

これはどの場面でも同じ。まず理解する。自分の中に落とし込む。落とし込んだらしっかり噛み砕く。そして吐き出す。この繰り返しでどんどん付け足す事があったり、減らすものがあったりして指導はよりスマートになっていく。

施術も同じ・・・。よりシンプルになるはず。ゴニョゴニョ付け足しまくっているうちはまだまだという事か・・・。

話を戻して。

スイングスピードを上げたいんですがどうしたらいいかわかりません。

よくある質問ですね。

まず下の画像を見て下さい。

画像1

上の画像は右バッターのスイングでの力が加わる方向(作用→と反作用⇒)と順番です。どんなフォームだろうがこれが基本です。

赤い矢印はザックリと軌スイングの軌道です。

画像2

立体的に表すとこんな感じですね。

皆さんが大好きな軸足にタメる動作は①→②になります。

タメた力を②→③にかけて素早く移動させ③の赤矢印の方向に突き刺します。すると自分の体重の倍程度の地面反力を頂くことが出来ます。

その反力を④の方向に貰って、それを回転動作へと繋げていくという流れがバッティングの流れですね。

では①から④の局面を強化したらスイングスピードは上がるでしょうか?

・・・・。

正解は②から③の局面ですね。

ここの速度を上げるために、①→②のタメる力が必要になり、タメた力を②→③に繋げて、③のタイミングで加速してきた身体にしっかりブレーキをかけて④で回転に繋げる。

案外理解されないのはブレーキです。

これが無ければいわゆる突っ込むバッティングになるだけですから、かなり重要な局面ですし、しっかりブレーキが決まれば回転動作の支点が生まれる為より動作はスムーズになります。

それについてくる上半身もきれいに動いてくるのは当然ですね。

画像3

③のつま先接地でブレーキです。そこから星マークを支点に回転動作です。

ちなみにこの時のポイントは②の時にある程度膝が伸びている事ですね。

画像4

黄色の矢印の方向に強く速く進みたいのに赤矢印の方向に力が加わり膝が曲がって力が逃げるよりも、青矢印のように力が伝わった方が力の伝わり方の効率が良いからです。

これはまた明日、この能力を上げるトレーニングを解説しますのでそこで詳しくやりますね。

まず今日は動作の理解を深める事。ここをしっかりと深掘りしていけば、なぜウェイトトレーニングが必要なのか、なぜスクワットなのか、なぜ2月3月に入ってからはMAX値でガンガンウェイトトレーニングをする必要が無いのか、なぜ負荷やスピードを調整しなくてはいけないのか。この辺が分かってくる。

分かってないからこの時期になっても週3でウェイトトレーニングをMAX値の90%で行ったりしてしまう。

とりあえず今日は自分のスイングを頭で見直してみる事。そして動作をイメージする事。

当院ではこのようなグラウンドレベルではなかなか行いにくい指導を1時間単位で座学から行っていきます。

ヤル気のある方は是非ご連絡を!

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