頑張った練習に意味はあるのか~高校野球編~

こんなタイトルだと批判もあるでしょうが、それも覚悟で書いていきます。

まずは下の画像をご覧ください。(右2列に注目)

画像1

これはある高校球児が厳しい冬の練習を約1か月行った結果です。

しかも12月10日には体重UPと球速UPの目標を掲げていました。

この結果はなかなか厳しいものですね。せめて体脂肪率が減っているなら理由が見えてくるものの。

筋力が下がって、体重が下がって。しかも正月休み明けにも関わらず体脂肪率は同じ。

球速が上がる基礎が見当たりません。

特に今年の冬は厳しい練習を内容も日程も課されたそうで、本人としてはこの結果を受けてかなりショックだったようです。

この結果を受けて来院する他の選手を時間の許す限り測ってみると、同じような悲しい現実の選手がチラホラ・・・。

ただしっかり身体を作ってきている選手もいます。

そんな選手たちはここから実践モードに徐々に切り替えていき春を迎えてくれたらいいのですが。

身体が作り切れなかった選手は春~夏に向けて何をするべきなのでしょうか。

まずは目標設定の確認ですね。選手目線と監督はちょっと置いといて我々目線の。

達成できそうなのか、身体に無理はないのか、今一度どうなりたいのかの確認です。

あと、当院で特に意識するのはその選手のポジションです。

守備位置の話ではないですよ。

その選手がチーム内でどのあたりに位置する選手なのかというのは意識します。

不動のレギュラーかレギュラーかレギュラー争い中か、ベンチ入りを狙っているのか。この辺によってもやる事は変わります。

過ぎた1か月よりもこれからに目を向けて進まなくていけないのが高校野球。

なぜかと言えば高校野球は期間限定だからです。

期限が決まっている以上いつまでも筋力UPに力を注ぐわけにはいかないのです。

彼が行った1か月の厳しい練習の効果をメンタルを強くするだとか、部員たちの結束力を上げるとかで片付けるのだけはやめてもらいたい。

次回はこうならない為にどうするべきかをお伝えしますね。

#ヤマキ整骨院 #高校野球#ヤマキTV


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