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その目は鳩のよう:聖書をめぐる旅 3/25

3/25(金) 
ヨブ記は、財産と家族を亡くし、自らも病の中にあるヨブを慰めにきたはずの友から、呪いのような言葉が出てきます。一方雅歌では、男性と女性の甘い恋愛が描かれています。


ヨブ記18章 

1シュア人ビルダドは答えた。
5神に逆らう者の灯はやがて消え
その火の炎はもはや輝かず
6その天幕の灯は暗黒となり
彼を照らす光は消える。
10綱が地に隠されて張り巡らされ
行く道に仕掛けが待ち伏せている。
11破滅が四方から彼を脅かし
彼の足を追い立てる。

 ヨブの友のビルダドの言葉はきついです。ヨブを神に逆らう者と断定し、その者には災いが待ち受けている。
四方をふさがれている、と語っています。
励ますつもりでやってきたのに、批難してしている?
これは、友としても、慰めの限界を超えて、怒りになってしまったのだと思います。

さて
四方、そして八方塞がりの時、どうしたらよいか?
私たちは上を見上げます。
少なくとも、天は開かれています。


雅歌1章

どうかあの方が、その口のくちづけをもって わたしにくちづけしてくださるように。 ぶどう酒にもましてあなたの愛は快く あなたの香油、流れるその香油のように あなたの名はかぐわしい。 おとめたちはあなたを慕っています。
恋人よ、あなたは美しい。 あなたは美しく、その目は鳩のよう。

 鳩の目のように美しいと言われて、うれしい人はいるかな、
と思い鳩の目のことをネットで検索しました。
出てくる鳩の目の写真は、ちょっと怖いと思ってしまいました。
おそらく、まばたきしないからだと思います。
ただ、さらに調べると、鳩は1.5km先の人の顔も判別できる。
目がよくて40km先も見れるとありました。意外な発見!

 さて、雅歌は男性と女性の恋愛模様ですが、解釈はいろいろあるそうです。
文字の通り、男性と女性の恋愛という見方もありますし、預言的な書として花婿キリストと花嫁の教会の関係という見方もあります。
私たちの教会では、後者の視点で賛美を歌うことが多いです。

 ヨブ記とのギャップに何とも言えませんが、やがて結ばれる花婿と花嫁の話として、読み進めようと思います。


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