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責任感の強い羊飼い:聖書をめぐる旅:5/24


5/24(火)
 イエスキリストの誕生は、旧約聖書の中で預言されていますが、このエレミヤ書の中にも、責任感の強い羊飼いとして語られています。神様に選択を迫られたユダの王国は、自分の道を変えることができない状態です。  

エレミヤ書22章 

1神は私に語りました。「出かけて行って、直接ユダの王に伝えよ。 2ダビデの王座についているユダ王国の王と家来たち、それに民よ、わたしのことばを聞きなさい。 3これがわたしの命令だ。公平で正しいことを行え。正義を求める人を助け、悪いことは即刻やめよ。外国人や移民、それに孤児と未亡人の権利を守り、罪のない者を殺してはならない。 4もしおまえが、今している恐ろしいことに終止符を打つなら、わたしはこの国を解放し、再びダビデの王座に次々と王をつかせる。しかも、すべての民が栄えるようになる。 5だが、もしおまえがこの警告を聞かないなら、わたしは自分の名にかけて誓うが、この宮殿は必ず廃墟となる。

 神様はエレミヤを遣わして、ユダの王に警告しています。
公平で正しいことを行うこと
正義を求める人を助け、悪いことをすぐ止めること
外国人や移民、孤児や未亡人の権利を守り、罪のない人を殺さないこと。
今となっては当たり前のことが、守られていない状態だったのだと思います。そして、神様は突然の裁きではなく、ここでも聞き従うための選択を王に与えています。

エレミヤ書23章

また彼らの上に、責任感の強い羊飼いを立てる。彼らは二度と怖がる必要はなく、四六時中、守られるようになる。
5-6やがて、わたしがダビデの王座に、
正義の若枝を置く時がくる。
彼は知恵と正義をもって治める王となり、
地上に正しさが行き渡るようにする。
『主は私たちの正義』が、彼の呼び名だ。
その時、ユダは救われ、
イスラエルは平和のうちに過ごす。
21わたしが遣わした覚えのない預言者が、
わたしのために語っていると言っている。
わたしは彼らに何も言わなかったのに、
自分たちの預言がわたしのものだと言いはる。
32彼らが知恵をしぼって考え出した夢は、わたしの民を罪へ誘い込む、まことしやかなうそで固まっている。わたしは彼らを遣わさなかったし、彼らには、わたしの民に告げることなど何もない。
33民の一人、または『預言者』か祭司の一人が、『エレミヤよ。今日は神からどんな悲しいニュースを聞いたのか』と尋ねたら、こう答えなさい。『どんなニュースを聞きたいのか。おまえたち自身が悲しいニュースそのものではないか。神がおまえたちを捨てたのだから。』

 ユダの王国の問題点は、牧者が民を導かないこと、預言者が神さまが語っていないことを自分勝手に言っていることです。そして、本当の神様の言葉を語るエレミヤを「悲しいニュース」を語る者としてからかっていることです。
そのため、神様は責任感の強い羊飼いを立てると宣言されています。この方こそ、イエスキリストです。人間ではなく、神様の御子ご自身が私たちを導いて下さるのです。神様は、様々な方法で警告を送っていますが、人間の心がたがやされておらず、その警告を受け取ることができないのだと思いました。

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