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はるか昔の計画:聖書をめぐる旅 11/23

11/23(火)
列王記下19章はラブシャケの暴言に続いて、アッシリアの軍隊が南ユダに迫っています。危機の矢面に立たされた南ユダのヒゼキヤ王は、粗布をまとい主の神殿に足を運びます。
詩編72編は 珍しくソロモンによる詩が記載されています。 

列王記下19章

1ヒゼキヤ王はこれを聞くと衣を裂き、粗布を身にまとって主の神殿に行った。
6イザヤは言った。「あなたたちの主君にこう言いなさい。『主なる神はこう言われる。あなたは、アッシリアの王の従者たちがわたしを冒瀆する言葉を聞いても、恐れてはならない。 7見よ、わたしは彼の中に霊を送り、彼がうわさを聞いて自分の地に引き返すようにする。彼はその地で剣にかけられて倒される。』」



→アッシリアからの脅しに対して、南ユダのヒゼキヤ王は粗布をまとって、神殿に行きます。これは、主により頼む行為です。さらに大切なことは、王自身が神様に祈っています。そして、その祈りに神様は応えられます。

19わたしたちの神、主よ、どうか今わたしたちを彼の手から救い、地上のすべての王国が、あなただけが主なる神であることを知るに至らせてください。

アッシリアに対する神様の御言葉は、荘厳です。
暴れる猛獣の鼻に鉤をかけ、引きずり回して檻にいれるようです。

25お前は聞いたことがないのか
はるか昔にわたしが計画を立てていたことを。
いにしえの日に心に描いたことを
わたしは今実現させた。
お前はこうして砦の町々を
瓦礫の山にすることとなった。
28お前がわたしに向かって怒りに震え
その驕りがわたしの耳にまで昇ってきたために
わたしはお前の鼻に鉤をかけ
口にくつわをはめ
お前が来た道を通って帰って行くようにする。

そして事実、18万5千人のアッシリアの陣営を主の御使いが夜のうちに撃ち殺してしまいます。ヤーウェ・ニシ、主は勝利の旗なる方です。
この方は、今も昔も変わらない方であることを感謝します。

35その夜、主の御使いが現れ、アッシリアの陣営で十八万五千人を撃った。朝早く起きてみると、彼らは皆死体となっていた。神様は預言者イザヤをとおして、励ましを送ります。さらに、大切なことは王自身が神様に祈ったことです。


詩編72編

【ソロモンの詩。】
神よ、あなたによる裁きを、王に
あなたによる恵みの御業を、王の子に
お授けください。
2王が正しくあなたの民の訴えを取り上げ
あなたの貧しい人々を裁きますように。
3山々が民に平和をもたらし
丘が恵みをもたらしますように。
4王が民を、この貧しい人々を治め
乏しい人の子らを救い
虐げる者を砕きますように。
18主なる神をたたえよ
イスラエルの神
ただひとり驚くべき御業を行う方を。
19栄光に輝く御名をとこしえにたたえよ
栄光は全地を満たす。
アーメン、アーメン。
20エッサイの子ダビデの祈りの終り。

→ソロモンの詩というのは、珍しく思いました。ここで語られている王とは、誰でしょうか?私にはソロモン王ではなく、のちに来られるイエスキリストが、この世の王として来られることを彷彿させるような記述だと思いました。
 この章の最後に、「祈りの終わり」と書いてあることが不思議に思いました。インターネットで「祈りの終わり」を検索すると「アーメン」と出てきました。なるほど、確かにクリスチャンの祈りの最後には、「アーメン」と言いますが、”まことに”又は”そうあれ”という意味とのこと。
唯一の主が全地を満たされること、「そうなれ!」


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