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「それぞれ自分の目に正しいとすることを」士師記20章21章~ちょびっと聖書  a little Bible

4/1 (土)

<気づき>
士師記20章
・イスラエル人はギブアに対して配置した伏兵を信頼していたので、ベニヤミンに戦場を明け渡した。 37その伏兵がギブアを急襲した。伏兵は突入し、町をくまなく剣をもって撃った。 38イスラエル人と伏兵との間に打ち合わせがあって、町からのろしの煙が高々と揚がると、 39イスラエル人は戦線に復帰することになっていた。ベニヤミンは、イスラエル人に死傷者が出始め、約三十人の兵を打ち倒したとき、「初戦と同様に、敵を打ち負かした」と思ったが、 40雲の柱のようなのろしが町から揚がり始め、ベニヤミンが振り返ると、町全体が火に包まれ天に燃え上がっていた。
 ベニヤミン人とイスラエルの戦いは、同じ民族同士の戦いになります。優秀な兵士を持つベニヤミン人に対して、劣勢をきわめたイスラエルは、主に祈り戦略を得ます。これは、かつてヨシュアがアイを戦略した時の作戦に似ている誘導作戦と挟み撃ちが一緒になったものです。

士師記21章
・1イスラエル人はミツパにおいて、「我々はだれも自分の娘をベニヤミンに嫁として与えないことにする」と誓った。 2民はベテルに帰って、夕方まで神の御前に座り、声をあげて泣き叫んだ。
 ベニヤミン人を倒したイスラエル人は、ある意味ベニヤミンを根絶やしにするような誓いを立ててしまいます。

・20そこで彼らはベニヤミンの人々にこう言い渡した。「ぶどう畑に行って、待ち伏せし、 21シロの娘がそろって踊りに出て来るのが見えたら、ぶどう畑から出て行って、シロの娘の中からそれぞれ妻にしようとする者を捕まえ、ベニヤミンの地に帰りなさい。
 イスラエルの誤った誓いの果ては、祭りに出てきたシロの娘たちを奪うことを許可するというものとなりました。

・25そのころ、イスラエルには王がなく、それぞれ自分の目に正しいとすることを行っていた。
 主なる方なしに、自分本位の問題解決は、何の実りにもつながらないと言えます。

<祈り>
天のお父様、士師記の最後はイスラエルとベニヤミンの同じ民族同士の戦いとなりました。神様が愛した民が、お互いに殺し合う悲劇です。また、勝利したイスラエルが立てた誓いによって、ベニヤミンを根絶やしにしないように、シロの娘たちが略奪に合います。人間が良かれと思って立てたことが必ずしも、的を得ていないことがあります。
主なしの問題解決は、残念な結果につながります。
主よ、新年度のはじまり、今日も共に歩んでください。

~ちょびっと聖書  a little Bible
※「ちょびっと聖書」は、毎日2章読みながら気づきと疑問を書き進めております。
※本日は、目を止めていただきありがとうございます。聖書の言葉は人生に大きな変革を起こす種です。また、お会いできると幸いです。
※神様、イエスキリスト、そして自分のことを見つめなおす「4つの法則」をご案内します。 https://www.japanccc.org/4sl/

<関連資料>
一人の人のように:聖書をめぐる旅 8/14|荒野みちを|note
どこで間違ったのか:聖書をめぐる旅 8/15|荒野みちを|note
虫けら:聖書をめぐる旅 4/1|荒野みちを|note

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