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どんな状況に置かれても:聖書をめぐる旅 7/6

7/6(水)
 バビロンの王様がやっていることが、黙示録の大患難時代を想像させるように思いました。偶像を作って、拝ませる。しかし、人間の統治が終わり、創造主なる方の統治が始まること。聖書のダイナミックなつながりを感じます。  

ダニエル書3章 

1ネブカデネザル王は、高さ三十メートル、幅三メートルある金の像を造って、バビロン州のドラの平野に立てました。 2それから、命令を発して、すべての君主、長官、総督、参議官、財務官、司法官、保安官および各州の知事たちを召集し、その像の除幕式に出席させることにしました。 3-4これらの指導者たちが全員そろい、像の前に立つと、伝令官が大声で叫びました。「諸国、諸国語の皆様。王の命令です。 5楽隊の奏楽と同時に、地にひれ伏して、王が立てた金の像を拝みなさい。 6命令に従わない者は、直ちに火の燃える炉に投げ込まれます。」
16シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは答えました。「王よ。私たちの身にどんなことが起ころうと、ご心配には及びません。 17たとえ燃えさかる炉に投げ込まれても、私たちの神は、私たちを王の手から救い出すことがおできになります。 18たとえそうでなくても、ご承知ください。私たちはどんな状況に置かれても、決して王の神々に仕えたり、王の立てた金の像を拝んだりはいたしません。」
24突然、じっと見つめていた王が驚いて立ち上がり、側近の者たちに叫びました。「炉に投げ込んだのは三人ではなかったのか。」「さようでございます、王様。」 25「だが、よく見ろ。四人いるではないか。縛られずに火の中を歩いているぞ。しかも、焼かれた様子は全くない。第四の人は、まるで神のようだ。」
29よいか、私の命令だ。シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神に逆らうことばを口にする者は、どの国、どの国語、どの宗教の者であっても、手足を引き裂き、その家をごみの山とする。この三人の神のようなことができる神は、ほかにいないからだ。」

 ネブカデネザル王の偶像を拝み、偶像に話をさせるのは、大患難時代の「獣」のやることと同じだと思いました(黙示録13:12)。黙示録でも、獣の像を拝まない者は、皆殺しにされました。
 7倍の熱さの炉に投げ込まれたダニエルら3人の若者、それになぜかもう一人を加えた4人が炉の中にあっても平気で過ごしています。不思議としかいいようがありませんが、主が共におられる場所はどこであってもパラダイスになりえるのだと思いました。
 真理に沿った行動は結果として、主を証しすることになっています。大患難時代、獣を拝んだ者は神様の怒りを招くという結末に至ります。私たちは、ダニエルに倣って歩みたいと思います。


ダニエル書4章

10-11私は野原に立っている大木を見た。その木は天へ向かってどんどん伸び、ついに世界中の人々から見えるほどになった。 12葉は青々と茂り、枝にはすべての人が食べても足りるほど、実がたわわになっていた。野の動物はその木陰にいこい、鳥はその枝を住みかとし、全世界がその木によって養われた。
13以上のようなことを夢で見ていると、神の使いの一人が天から降りて来るのが見えた。 14その使いはこう叫んだ。『その木を切り倒し、枝を切り払え。葉を振り落とし、実をまき散らせ。動物を木陰から、鳥を枝から追い払え。 15だが、切り株と根は地に残し、鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置け。天の露にぬれさせ、野の動物といっしょに草を食べさせるのだ。 16七年間、人の心ではなく動物の心を持たせよ。 17これは見張り人たちの宣告であり、聖なる者たちの命令である。このように宣言するのは、いと高き方が世界の国々を支配し、御心のままに、人間の中で最もへりくだった者にさえその国々をお与えになるということを、全世界が知るためである。』
20-22夢でごらんになりました木、青々とした葉を茂らせ、みなが食べても足りるほど実をたわわにつけ、その陰には野獣が住まい、枝には鳥がいっぱいに宿り、世界中の人々に見えるように天にまで達した高い木は、王ご自身でございます。あなたは強く、大きくなり、その偉大さは天にまで達し、ご支配は地の果てにまで及びます。 23しかし王は、神の使いが天から降りて来て、こう言うのをお聞きになりました。『この木を切り倒して滅ぼせ。ただし、切り株と根は若草に囲まれたまま地に残し、鉄と青銅の鎖をかけておけ。天の露にぬれさせ、七年間、野の動物たちといっしょに草を食べさせよ。』
24王様。これはいと高き神がお定めになったことですから、必ず起こります。 25国民があなたを宮殿から追い出します。あなたは動物のように野に住んで、牛のように草を食べ、背中は天の露でぬれるでしょう。いと高き神が人間の国々を支配し、お選びになった者に支配権を与えるということを、王が悟るまでの七年間、このような生活が続きます。 26ただし、切り株と根とは地に残されました。その意味は、天の神が支配しておられることを王が悟った時、国は戻って来るということです。

王が見た夢をダニエルが解き明かしている。
 それは、天にまで上るほどの王の権力が倒されて、7年間荒れ果てること。そして、王が天の神様が支配していることを悟った時に、国は戻ってくる、と。
 これは、バビロンの王に語られた夢ですが、この世を支配しているつもりの人間一人一人に語られているような内容だと思いました。本当の支配者が神様であることを悟った時、国が戻ってくる。これは、大患難時代の7年間を経て、主が地上に再臨されることと重なります。


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