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あなたを名ざしで呼んだ:聖書をめぐる旅 5/2

5/2(月)
 南ユダがバビロン捕囚で連れ去られた後、彼らを救うために立てられたのは、ペルシャの王様クロス王です。アケメネス朝ペルシャを作った王様で、世界史の教科書にもでてきたのでなんとなくイメージがあります。神様は、異邦人をも用いてユダヤ人を救う計画をお持ちです。私たち異邦人も、用いられることをクロス王を見ながら想像しました。  

イザヤ書44章

「わたしのしもべよ、恐れるな。
わたしの選んだエルサレムよ、恐れるな。
3渇いたのどと干上がった地をうるおす水を、
ふんだんに与えよう。
あなたの子どもたちには、
わたしの霊と祝福とを注ごう。
6イスラエルの王である主、
イスラエルを救う全能の主は、こう言います。
「わたしは初めであり、終わりである。
わたしのほかに神はいない。
21「わたしのしもべイスラエルよ、注意して聞くのだ。
わたしがあなたを造った。
だから、どんなことがあってもあなたを助ける。
22わたしは、あなたの罪をすっかり消した。
それは、昼になると朝もやが消えてなくなるように、
影も形もなくなった。
さあ、わたしのもとに帰って来なさい。
あなたを自由にする代価は支払いずみだ。」
28クロスに向かって、『わたしの羊飼いだ』と言うと、
彼はわたしが言ったとおりのことをする。
こうしてエルサレムは再建され、
神殿は元どおりになる。
わたしがそう言ったからだ。」

 創世記で全世界を作られた方と、私たちを作られた方が一致していることをこの章では公にされています。
アルファであり、オメガで有る方が、私たちを作られた方です。
そして、私たちを救ってくださる方です。
すでに、罪の代価は支払われ、主の元に帰るだけになっています。
神様の声は、わが子よ帰ってきなさいということでした。
宗教の霊は真理を曲げますが、真の神様のメッセージはシンプルです。
私たちを作られた方の元に、帰ることです。

イザヤ書45章

1これは、多くの国々を征服させるために神が選び、
油を注いで任命したクロスへの主のことばです。
神が力を与えると、彼は強大な王たちの力を砕きます。
神が彼の前でバビロンの城門を開くと、
門は二度と閉まりません。
2「クロスよ、わたしはあなたの前を進む。
山々を平らにし、青銅の城門を破壊し、
鉄のかんぬきを飴のようにねじ曲げる。
4この仕事のためにあなたを名ざしで呼んだのはなぜか。
それは、わたしのしもべヤコブ、
わたしの選んだイスラエルのためだ。
あなたがまだわたしを知らない時、
わたしはおまえの名を呼んだ。
8天は窓を開き、空は正義を降らせよ。
救いと正義が地から共に芽を出すようにせよ。
わたしが、それらのものを造ったのだ。」
9創造主に敵対して戦う者は、災難に会います。
つぼは、それを作る者と言い争うでしょうか。
粘土が細工する者に、「待ってくれ。
作る物が違っているのではないか」と言ったり、
つぼが、「なんと不器用なんだ」と
文句を言ったりするでしょうか。
13わたしの目的を果たすためにクロスを起こし、
彼の進む道を整える。
彼はわたしの都を再建し、

 クロス王をデジタル大辞泉で調べると
キュロス2世として記載され、[前600~前529]アケメネス朝ペルシアの創始者。在位、前559~前529。メディアを滅ぼし、小アジア・アッシリアなどを征服し、エジプトを除く全オリエントを統一。バビロン捕囚のユダヤ人を解放した・・・とありました。

 ペルシャ人の王、クロスを用いてバビロン捕囚のユダヤ人を救うことを神様はすでに計画されています。そして、クロス王が歴史的に行ったことの先に、神様が歩んでいたことがわかります。
クロス王の用いられ方を見ながら、私たち自信を神様が計画をもって救われたことを想像します。

クロスよ、わたしはお前の前を進む
この仕事のために、私があなたを名指しで呼んだ。
私の目的を果たすためにクロスを起こし、彼の進む道を整える。

クロスのところに、自分の名前を入れてみると、神様が私たちに与えられている豊かな計画が想像できます。

私たちは、小さな者ですが、目的をもって作られました。
小さなようでもありますが、神様の目的をもって今の時代に生かされています。
終わりの時代に、イエスキリストがなさろうとしていることをこの地でするように・・・という召しです。畏れつつ、喜んで受け取りたいと思います。感謝します。


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