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なつめやしの木に登り:聖書をめぐる旅 3/31

3/31(木)
 ヨブが非難していることが、今の世界情勢を現しているようで、人間の残念な姿はヨブ記が記された時代に預言されていると思いました。
雅歌7章は、若者がみつめるなつめやしの話です。

ヨブ記24章 

2人は地境を移し
家畜の群れを奪って自分のものとし
3みなしごのろばを連れ去り
やもめの牛を質草に取る。
4乏しい人々は道から押しのけられ
この地の貧しい人々は身を隠す。
5彼らは野ろばのように
荒れ野に出て労し、食べ物を求め
荒れ地で子に食べさせるパンを捜す。
22権力者が力を振るい、成功したとしても
その人生は確かではない。
23安穏に生かされているようでも
その歩む道に目を注いでおられる方がある。
24だから、しばらくは栄えるが、消え去る。
すべて衰えてゆくものと共に倒され
麦の穂のように刈り取られるのだ。」
25だが、そうなってはいないのだから
誰が、わたしをうそつきと呼び
わたしの言葉をむなしいものと
断じることができようか。

 ヨブ曰く、自分はだいぶやられている。
ノックダウンは何度もした。
しかし、ノックアウトはしていない。
ノックアウトしてないのだから、
私は嘘つきではなく、正しいモノである、と。

ヨブよ、苦しいぞ。
その論法は厳しいぞ。

しかし、地境を移して、他人のモノをワガモノとし、
人を殺しても正当化するのも、人間がすることである。
2022年を生きる人間のすることである。
悲しいかな、
あなたを非難できるようなモノでも私たちはないのです。

あなたの怒りは、ごもっともだ。
私は否定しない。
ただ、私たちはあなたの姿から、神様の意図を学びたいのです。
今日も、そのために聖書に向かいあなたの胸をお借りします。


雅歌7章

7喜びに満ちた愛よ
あなたはなんと美しく楽しいおとめか。
8あなたの立ち姿はなつめやし、乳房はその実の房。
9なつめやしの木に登り
甘い実の房をつかんでみたい。
わたしの願いは
ぶどうの房のようなあなたの乳房
りんごの香りのようなあなたの息
10うまいぶどう酒のようなあなたの口。


本日は、少々刺激が強いようです。
若者が乙女を見つめるまなざしと、若者のその願いはストレートです。
何故、若者はヤシの木に登りたいのか?
何故、ヤシの実をつかみたいか?
何故、こんな直接的な表現が聖書にあるのか?
私は、ここから何を書けばよいのか?
様々なことを考えますが、
私は、声を大にして叫びたい。
花婿よ、花嫁を求めよ。
花嫁よ、花婿を迎えよ。
走りたい時は、突っ走れ!
木に登りたい時は、頂点まで上り詰めよ!
今がその時だ。
そして、創世期2章に立ち返れ!
「男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。」
男女の結婚に花婿キリストと花嫁教会が一体となるという奥義が
あるように、未来には地のエルサレムと天のエルサレムが一体となる時があることを現しているのかもしれません。
2つのモノが一つになる、というのは聖書が語る一つの完成形です。
そこは、乳と蜜の流れる世界であります。
創世期2章25節
「人と妻は二人とも裸であったが、恥ずかしがりはしなかった。」


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