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ダビデにまかされた仕事:聖書をめぐる旅12/8

12/8(水) 
歴代誌上9章は、世の中いろんな仕事がありますが、あのダビデに任された仕事なら、喜んで引き受ける方も多いのではないでしょうか。その仕事、門番に注目してみました。
詩編87編は、この都に生まれた者について、考えてみます。

歴代誌上9章


1イスラエルの人々はすべて登録され、『イスラエルの列王の書』に記されている。ユダは神に背いたためにバビロンに捕囚として連れ去られた。
17門衛は、シャルム、アクブ、タルモン、アヒマン。その兄弟シャルムが頭で、 18今でも東にある王の門にいる。彼らはレビ人の宿営の門衛である。
22えり抜かれて戸口に立った門衛は皆で二百十二人、それぞれその村で登録されている。ダビデと先見者サムエルが彼らにこの仕事を任せた。 23彼らとその子孫が、幕屋である主の神殿、門の警備を託された。
26四人の門衛長はいつも任務に就いていた。神殿の祭司室と宝物庫の責任を負ったのはレビ人であった。 27彼らは神殿の周囲で夜を過ごした。神殿を警備し、毎朝その扉を開くことが彼らの責任であった。

→本日の主人公は門衛です。
よく自衛隊の駐屯地には、門衛の方が立っていて、入る人と出る人を確認しています。イギリスの映像でも、王宮の前には大きな帽子をかぶった門衛がいたような気がします。大事な方やものがある場所には、門衛が配置されています。この聖書箇所を読んで圧倒されたのは、門衛の警備を任せたのはダビデとサムエルといいますから、歴史ある役割だと思いました。
 エルサレムには8つの門があるようです。
その中の一つ、東の門はイスラム教の支配の中で、開かないように閉じられているそうです。その門は、神様が再び来られる時に、入ってくる門ということで、神様が入ってこないように閉じられたままになっているとのこと。
教会で歌う賛美の中には、「永遠の門よ、頭を上げよ、栄光の王が入ってこられる」という内容の賛美があります。
人間に命令するのではなく、門に命令しているところが、栄光の王のすごいところです。
 門番の役割は、王が来られる時に門を開け、敵が来るときには門を閉めることです。今日、私たちの体が神殿と言われていることから、甘いものと夜10時以降の食べ物に、若干緩めの門衛にしっかりしろ!と伝えたいと思います。


詩編87編

5シオンについて、人々は言うであろう
この人もかの人もこの都で生まれた、と。」
いと高き神御自身がこれを固く定められる。
6主は諸国の民を数え、書き記される
この都で生まれた者、と。
〔セラ
7歌う者も踊る者も共に言う
「わたしの源はすべてあなたの中にある」と。

→この都で生まれた者、このフレーズが好きです。
私の姪に小さな都で生まれたという名前の子がいるからかもしれません。
この箇所で不思議なのは、この都で生まれた者に、イスラエルの敵であるバビロン、ペリシテ、ツロ、クシュが入っているということです。
神様の視点は、人間をはるかに超えています。
すべてのモノを神様が作られた、同時に人間の自由意志を尊重されたのも神様です。
わたしたちには、神様を自由に選ぶ道があります。


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