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実演して見せるがいい:聖書をめぐる旅 6/16

6/16(木)  
 エゼキエルが見た幻の中には、現代につながる恵みがありました。また、神様が、言葉だけでなくエゼキエルの奇妙な行動をとおしても、民に語っていることがわかります。

エゼキエル書11章 

5それから、主の御霊が私に下り、次のように警告せよと命じました。「主はイスラエルの民に、こう語ります。あなたがたが言おうとすることを、わたしが知らないとでも思うのか。あなたがたの考えていることは、何もかも知っている。 6あなたがたは繰り返し人を殺し、町の通りを死人の山とした。」
9「わたしは、あなたがたをエルサレムから連れ出し、わたしに代わってさばきを下す外国人の手に渡そう。 10あなたがたは、イスラエルの国境に至るすべての道で殺される。その時、わたしが主であることを知る。
16だが、わたしはそうは言わない。わたしは世界の国々にあなたがたを散らしたが、そこにいる間、わたし自身があなたがたの聖所となる。 17そして、散らされた国々から連れ戻し、再びイスラエルの地を与える。 18再び戻ると、あなたがたは、すべての偶像礼拝を跡形もなく取り除くようになる。 19わたしはあなたがたに、一つの心と一つの新しい霊を与える。石の心を取り除き、代わりに神を愛する柔らかい心を与える。 20あなたがたがわたしのおきてを守れるようになるためである。こうしてあなたがたはわたしの民となり、わたしもまた、あなたがたの神となる。
25主が私に示したすべてのことを、私は捕囚の民に語って聞かせました。

 ゲバル川のほとりで見たエルサレムの幻、彼はそのすべてを捕囚の民に
語ったとあります。
16節以降は、捕囚となったユダヤの人々への希望です。
神殿がない異国の地で、神様ご自身が「聖所」となってくださること、やがて捕囚から再びイスラエルの地に連れ戻すこと、その時には偶像礼拝もなくなること。そして、聖霊様が一人一人の心に与えられることが書かれています。石の心に代えて、柔らかい心が与えられ、私の民となり、あなたがたの神となる、と。
 新約聖書で、聖霊が一人一人に下ることが、預言されていると思いました。イエス様が復活して、天に上げられると、集まって祈っていた弟子たちに聖霊様が炎のように下りました。今日、神殿とは人間が造った建物ではなく、神様を信じる人間の体のことです。神様が創られた人間の中に聖霊様が宿るというとんでもない恵みの時代にあります。


エゼキエル書12章

3彼らは反逆者なのだ。だから、捕囚になることがどんなものか教えるために、実演して見せるがいい。背中にかつげるだけの荷物をかついで、家を出なさい。昼のうちに、みんなが見ている前でそうするのだ。どんな反逆者も、それを見て、その意味することを考えるかもしれない。

6また、みんなが見守る中で、荷物をかついで夜の暗闇の中を出て行け。顔を覆い、回りを見てはならない。これはみな、イスラエルの民に与える、エルサレムに降りかかる災いのしるしだ。」

10だから説明してやりなさい。『これは、エルサレムのゼデキヤ王とイスラエルの民全体への、神である主の宣告だ』と。 11これまで実演して見せたことは、これから起こることなのだ、と教えてやるのだ。彼らは家から連れ出され、捕囚の地へ送られる。
19そして、こう警告するのだ。『神、主は言います。イスラエルとエルサレムの住民は、そのあらゆる罪のゆえに、食糧を最大限に節約し、水も絶望感にさいなまれながら少量ずつ飲むようになる。 20町々は滅ぼされ、耕作地は荒れはてる。その時、あなたがたは、わたしが主であることを知る。』」
23神である主は、このことわざをやめさせる。人々はもう、それを口にしなくなる。代わりに、このことわざを言わせなさい。『すべての預言の成就する時がきた。』 24その時、エルサレムの安全は保証されているという偽りの予告が暴露される。 25わたしは主である。わたしが起こると警告することは、必ず起こる。ああ、イスラエルの反逆者たち。もう決して遅れることはない。おまえたちが生きているうちに、わたしはそのようにする。」こう神である主が言うのです。

 預言的行動、これから起こることを行動をもって知らせること。
ここでは、エゼキエルは背中に担げるだけの荷物を背負い、家を出ることを実演しています。家の壁に穴をあけ、荷物を運び出し、夜中に出ていくのは、夜逃げそのものです。これから、夜逃げのように家を出ていかなければならないというメッセージです。
 神様は、全世界を創造するアーティストでありつつ、モノゴトを人間にわかるようにものごとをかみ砕いて伝えることのできる教師でもあります。
神様は、人間がわかるような警告を発している。
問題は、それを受け取る人間の心が曲がっている・・・ということなんだと思わされました。


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