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マッチング拠出を理解して節税しよう!

iDeCoについて調べていると、
マッチング拠出という文言に遭遇します。

ちょっとピンポイントですが、
今回はマッチング拠出について整理していきます。

まずは、企業型確定拠出年金とは何か?
企業型確定拠出年金とは掛金を毎月拠出し、積立て、従業員自らが将来の年金のために運用する制度です。運用はあくまで従業員の自己責任となることには注意が必要です。
iDeCoの企業版のようなイメージでしょうか。

拠出する掛金ですが、
企業が拠出するだけでなく、限度額の範囲内で従業員自らが拠出することもできます。これが「マッチング拠出」です。

次に拠出できる掛金ですが、
企業型確定拠出年金の拠出限度額は、
企業型確定拠出年金のみに加入している場合には月額55,000円、
厚生年金基金・確定給付企業年金を併用している場合には、月額27,500円となりますが、マッチング拠出の場合、

①拠出する掛金の合計(企業+従業員)が限度額内でなくてはいけません。
さらに、
②従業員が拠出する掛金が企業が拠出する掛金を超えてはいけません。
という条件がプラスされます。

たとえば、企業型確定拠出年金のみに加入している企業の場合で、
企業の掛金が20,000円の場合、上限55,000円まで枠は35,000円ありますが、
従業員の拠出する掛金が企業が拠出する掛金を超えられないため、20,000円が限度となり、この場合、拠出できる上限額は40,000円となります。

このマッチング拠出の従業員が拠出する掛金の限度額はポイントで、
iDeCoにするか、マッチング拠出にするか悩んでいる方については、
どちらが有利か確認する必要があります。

マッチング拠出はiDeCoと同様に、
節税効果が期待できます。

マッチング拠出として、従業員自らが拠出した掛金については、
全額が所得所控除の対象となり、所得税、住民税が軽減されます。
前回から繰り返しになりますが、
所得税率10%の人の場合には、住民税の税率10%と合わせて、
20%分の税金を軽減することができます。

確定拠出年金は老後資金準備のため、60歳まで引き出すことができないため、生活を圧迫しない程度の余裕ある掛金を設定する必要がありますが、
メリットも大きいため、ぜひご検討ください。

今回もありがとうございました。

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