負けと、スマブラ

4/6の王座戦。恐らく棋士になってから、自分の成績という意味で一番大きい勝負だった。「王座戦本戦入り」ってなんか凄いじゃん！と勝手にウキウキしたイメージを広げていた。残念、また来年。

もし負けたら、どうなってしまうのか怖かった。消えて無くなりたくなって燃えかすのようになって、一歩も動けなくなると思っていた。普通に家に帰れて驚いたくらいだ。

意外と今日も生きている。まぁ、また頑張ろう という気持ちである。
単にまだ自分が弱かったな、という所もあるし、
相手が慎先生だったからかな。お世話になっていて、かなり好きな先輩だ。

と、いうか将棋に負けて死んでしまうことはないのである。当たり前の事を再確認する。
最近、思いつめたような言葉を浮かんだり発したりする事が多かった気がする。「若さ」や「未熟さ」という事で許されるだろうか？

本当は、自分の周りを流れている時間は、刹那的な生死の狭間にいるような暗いものではなくて、
もっと牧歌的で、シュールさもありつつも、明るいものであるはずなのだ。

世の中がどんなに大変な状況にあっても、マイペースで、自分の周りにそうやって緩やかな時間を流していきたい。

その事を再確認するために、 という訳でも無いのだが、思いつきで…
ゲームを買った。

スマブラ！！！！

小学生の時、友達の家でずっーとやっていたスマブラ！！！

テレビでゲームをするのは何年ぶりだろう。

楽しい。実に楽しい。
超初心者なのだが、今はリンクを使っている。爆弾攻撃を上手く使いこなせなくて、剣をブンブン振り回しているだけだが…
妹のピカチュウが手強い。妹に負けるのは公式戦で負ける事と同じくらい許されない事だ。兄として勝たねばならない。

ただ、ひとつ悲しかったことは、小学生の時は本当に無限にゲーム出来たのに、今やると1時間でかなり疲れてしまうのだ。特に目が。
こんな時のためにVロート製薬さんの目薬があるのだが、（素晴らしい効果です！ありがとうございます。）
目薬を差しながら、年を取ったなーと思ってしまった。

あとは将棋じゃないんだから、ひとつのキャラにこだわらずに色んなキャラを使わないと。その方が絶対楽しい。
そう思いながらリンクばかり使っているのですが…

この春は、リンクの剣さばきと三間飛車の捌きを磨いていきたいです。