対局日記②

3月になった。2月の末から静岡の浮月楼にいて、静岡で3月を迎える予定だったが、コロナウイルスの影響で子供大会が中止になり、早めの帰京になった。

3月はじめの研究会も、いつもお世話になっている新宿将棋センターが営業を取りやめていて、中止もやむを得ないかなと考えていた。
しかし、はっと思い立って御徒町将棋センターに電話すると「おいで」と迎えて下さった。お菓子もたくさんくれて、とにかく暖かい… 本当に感謝である。

ちょうどその日に藤井先生との対局が決まり、とても嬉しく、深夜のテンションでnoteを書いて投稿してしまった。
反響が凄くて、驚いたし嬉しかった。
本当にありがたい。
欲を言えば、もう少しクールな文章を書いてクールに振る舞えるようになりたい。
この日から、常に頭の片隅に3/18の藤井戦の事が頭にあって、どんな作戦でいこうかなど色々考えながら生活した。
猫背な僕も、少しは背筋が伸びていたんじゃないかな。

クールといえば身近だと青嶋さんなんかはクールなブログを書いている。プロが読んでも勉強になる理論的なブログだ。
いつだったか、「俺が感情担当で青嶋さんは理論担当だね」と言ったら青嶋スマイルで爆笑された。

3/5に大阪で順位戦があった。ホテルの値段が異様に安くて、思わず初めてリーガロイヤルホテルを予約した。
色々と凄くて、ロイヤルな気持ちになった。
遠征した日の夜ご飯は矢倉戦の時と同じ。福島駅近くのつけめん屋さんだ。
ここが本当に美味しくて感動的なのだ。梅干しつけめんとすだちご飯セットは私の中で今年度のつけめん升田幸三賞にノミネートしている。

そういえば2月も3月も井出さんと遠征が被った。井出さんがいるとついお喋りしてしまう。
2月も3月も昼休みにこのつけ麺屋さんの話を熱く語って、呆れられてしまった。「あそこは何年も前から知ってるよ〜」井出さん、なかなかグルメだ。侮れん。

村田智先生との将棋は夕方にうっかりがあり苦しくなった。こういう時の長考は本当に修行である。
必敗の変化ばかりが見えたが1時間考えて難しい変化を指せた。シンプルな手順故に選びづらかったが、「的確な粘り」だった。
夜戦に入り、昼のうな重と夜のダブルハンバーグ定食が効いてきた。集中を切らさずなんとか勝つ事が出来た。
全体的に今までにない勝ち方で、嬉しかった。

東京に戻ってすぐ、3/7は三段リーグの最終日があった。
とてもここでは書ききれない。

谷合さんも服部くんもとにかく強くて、将棋を指すと凄く才能が溢れていて楽しい方です。公式戦で対局するのが楽しみです。

退会が決まった関矢さんとの思い出は多過ぎて、、 いずれどこかで書くかも知れませんし、しまっておくかも知れません。

そして、来期の三段リーグを戦う西山さんに、静かにエールを送りたいです。本当に凄い人です。

そして3/10は対局である。新人王戦で室谷さんと。

こうして書くとやっぱり怒涛の日々を駆け抜けた雰囲気を出せますね。大半は家で寝ているのに…笑

(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?