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タイ北部の瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」の行き方と1日のスケジュール

初めまして、半年前に会社員を辞めて世界を旅しているはじめです。

今回はその旅路の中でも特に印象的だった、タイ北部にある瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」の内容について紹介します。

  • タイにある瞑想寺ってどこにあるの

  • 瞑想に興味がある

  • 瞑想寺ってどんなことをするの


1つでも気になる項目があった方はぜひ最後まで読んで欲しいです!

瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」の行き方

瞑想寺「Wat Pa Tham Wua(ワットパータムウァ)」の場所はタイ北部のメーホンソン県にあります。場所は山の中にあり「パーイ」と「メーホンソン」のちょうど中間地点のような場所にあります。

そのためアクセスには都市間ミニバンに乗って途中で降車するか、黄色のローカルバス(ソンテウ)を使うか、いくつかの方法に分かれます。
今回は、瞑想寺までのアクセス方法とそのメリット、デメリットをいくつか紹介します。

その1:都市間ミニバンに乗る

タイの中では各地をつなぐ高速バスのようなものが走っています。
その高速バスの途中で降ろしてもらうイメージです。
メイン道路で降ろしてもらうので、その後約30分程度歩く必要があります。

私が確認した瞑想寺にアクセス可能なミニバンは下記の路線です。

  • チェンマイ⇄メーホンソン(本数多い)約300バーツ

  • パーイ⇄メーホンソン(本数少ない))約150バーツ

※1バーツ=4円で計算(2023年2月現在)

各街にあるバスターミナルで予約できます。
チェンマイからの便は大きい街ということもあり本数は多いですが、山道を3時間以上揺られ続けることになるので、身体の負担は最も大きいです。
パーイからは1時間程度で到着できるのが最大のメリットですが、本数が少ないので先の日程で予約をしておく必要があります。
(私のときは先1週間予約が埋まっており乗れませんでした笑)

その2:地元の路線バス(ソンテウ)に乗る

ソンテウ(通称イエローバスです)

2つ目の方法は地元の路線バス(ソンテウ)に乗る方法です。
本数はあまり多くはないですが、予約などないので確実に乗ることができます。

そして安い!
120バーツで瞑想寺まで行くことができます。
そして、ソンテウ最大のメリットは、ローカル路線なので瞑想寺まで直接向かってくれます。
ミニバンだと30分程度最後に歩く必要があるのでこれは大きいです。

ソンテウのデメリットですが、地元の方々が利用するのでよく満席になることです。
1日に数本しかないので地元の人が一斉に乗り込みます。
そのため満席以上に人が乗った状態で走ることがしばしばあります。

その3:プライベートタクシーで向かう

各街のメインストリートなどによくあるタクシーサービスを使って瞑想寺まで直接向かう方法です。
その最大のメリットは時間を選ばないことです。いつでも好きな時間に向かうことができます。
(上記2つの方法だと出発時間がどうしても朝の時間になってしまいます)

ですが気になるのはその価格。。。
パーイの複数のツアー会社のタクシーサービスと交渉しましたが、どこも基本的には1800バーツで統一されているようでした。
1台チャーターの値段なので、複数人で向かうのであればおすすめの方法です。

瞑想寺の1日スケジュール

瞑想寺ではプログラムを受講する、という形式になるので基本的には1日のスケジュールは全て決められています。

5:00起床

日によっては霧が立ち込めていて幻想的な朝焼けも見れます

瞑想寺の朝は早い。
5時に起きて自室での瞑想(座禅のように座った状態)を行います。
ですがこれは、自室でのプログラムなのでやるかどうかは自己判断です。
私は2日の朝くらいまでは眠すぎてほとんどスルーしてしまいました。
正確には1回起きるけども座って目を閉じているうちに再び眠ってしまう感じです笑

ですが、これも慣れれば朝起きた瞬間から瞑想状態に入れるようになります。私も3日目あたりからは自分の体調状態などを自分に問いながら、1日に何をするか考えたり有意義な時間を過ごせました。

6:30托鉢

托鉢の様子

6時半にはホールに全員が集合します。
そしてモンク(修行僧)の方達が出てくるので全員でお米を渡します。

7:00朝食

托鉢の後は朝食を食べます。
メニューは白米と野菜の炒め?煮物?が1品です。
毎日質素なメニューではありましたが
前日の昼食以降何も食べていないので毎日ものすごく美味しく感じました。

8:00歩行瞑想

朝食を食べた後は、各自少し自由時間があります。
私は歯磨きをしたり、朝日を眺めたりして過ごしました。

8時には早速1時間ほど敷地内の庭園を歩行瞑想で回ります。
2秒に1歩くらいのペースでモンクの方を先頭に全員が1列になって歩きます。これは思ったよりも身体的にはキツイです笑
でも、まだ少し冷たい空気の中朝日を浴びて歩く1時間は本当に気持ちよかったです。

9:00瞑想とありがたいお話

1時間程度外を歩いた後は、座った状態での瞑想です(30−45分くらい)。
その後はモンクの人からお話があります。基本は英語とタイ語でのお話なのと、仏教の話が多いので完璧とはいかなくてもある程度理解できます。
私が聞いたのは、瞑想での集中方法、仏教における天国と地獄、輪廻転生についてなど面白い話が多かったです。

11:00昼食

ここでは最初にモンクの方々が先に昼食をお皿に盛ってから、その残りを私たちは食べます。
参加者たちはみんなこの時間が1日の最後の食事になるので全力で食べていました。例に漏れず私も毎日お腹いっぱい食べていました。
食事内容は朝食よりも豪華で、白米に野菜の煮物が2品くらいと日によってフルーツやクッキーなどが出たりしました。

12:50歩行瞑想

昼休憩の後は、再び歩行瞑想を行います。
ただ昼の回は朝歩いたコースとは変わって敷地内の山の中を歩きます。
土の上を歩く感覚、草木の揺れる音、自然を感じながら1時間歩き続けます。

14:00瞑想

ここからは座っての瞑想です。
1時間歩いた後、そして満腹まで食べた昼食の後の時間なので
眠気との戦いの日々でした。

16:00清掃

15時から1時間程度の自由時間を挟んだ後、敷地内の清掃を行います。
ホウキで葉っぱを集めたり誰が何をやるかは一切決まっていないので、完全自主性で掃除を行ないます。
私はドミトリールームを掃除した後に各所の葉っぱを回収して集積場と往復する役目落ち着いていました笑

なんならこの時間は清掃をしなくても良いので、普通にゆっくり休憩を延長してくつろいでいる人たちも一定数います。
最初はそんな人たちが気になってモヤモヤしてました。
(私なら同調圧力で周りが掃除してたら自分も始めちゃう自信あるから)
しかし、そんなことも次第に気にならなくなっていきました。

ただ目の前のことに集中して、清掃をする。
やってない人が目に入らなくなり、心が動かされなくなる。
清掃1つにしても日に日に成長?というか自分の中での変化を感じていました。

17:00自由時間

夜の瞑想までの間、再び1時間の自由時間があります。
この時間では、本を読んだり日向ぼっこをしたりしてゆっくり過ごしました。
数日経ってからは、この時間にシャワーを浴びるようにして夜の瞑想が終わったら寝るだけの状態を作っていました。

18:00読経

全員で1時間読経をします。
言語はタイ語なのですが、英語で読み方が書いてある本が人数分おいてあるので困りませんでした。
タイ語を読んだ後に英語訳もみんなで読むので、お経の内容が理解できて私は好きな時間でした。

19:00瞑想

1日の中の最後の瞑想時間です。
この時間の瞑想が一番集中できました。

それはなぜか、、
部屋の中が真っ暗になるからです。

電気を消して真っ暗になったホールで全員で瞑想をします。
この空間で目を閉じて瞑想をすると徐々に感覚が鋭くなっていきます。

鳥や虫の鳴き声がどこからか聞こえてくるようになり
近くに座っている人の呼吸音や、誰かのお腹のなる音まで鮮明に聞こえてくるようになります。
五感に集中して、あるがままを感じることのできるこの時間が私は大好きでした。

20:00自由時間

この時間になると少し寒くなってきているので、みんな食堂でお茶、ココア、コーヒーなど飲んでいました。

時々出てくるホットチョコレート(インスタント)が
めっちゃくちゃ温まりました。

私はこの時間に今日の日記や瞑想の時に頭に浮かんだことなどを整理してメモしていました。

21:00消灯

完全消灯です。寝なくても良いのですが次の日も5時から瞑想が始まるのと、何よりも夜が寒すぎたので大人しく寝ます。

時間のない方向け、1分でわかる1日スケジュール

これを見れば、1日のスケジュールと大体どんな雰囲気なのかを感じることができます!


以上が、瞑想寺への行き方と1日の修行内容についての紹介でした。

この瞑想寺は、知る人ぞ知る…みたいな秘境ではなく
準観光地のような開かれた場所なので
タイ北部にさえ足を運べば現地の人も知っている人は多かったです。
実際、参加者もざっと80人くらいいました。

規律もゆるめなので、私みたいに初めて瞑想修行に参加する人や、ちょっと興味あるけど自分にできるかなあと不安な気持ちがある人にはおすすめです。

今後もまだ紹介しきれていない瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」についてのnoteを更新するので、楽しみに待っていてください。

ではまた!

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