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第46話 刺激が欲しい「日清ウマーメシ麻辣火鍋飯」

麻辣味という味があるらしい。花椒と唐辛子の味付けでヒリヒリ系の辛さだ。麻婆豆腐などのあの辛みだ。

もう少しその辛みを分解してみることができるらしい。「麻味(まみ)」は花椒のシビシビ感、「辣味(らつみ)」は唐辛子のヒリヒリ感を表す。

「麻」は麻痺、簡単なイメージは足のしびれだろうか。そういうしびれ感を持つ味だ。
「辣」はあまり使わない言葉のように思うが、ラー油の「ラー」は「辣」でごま油に唐辛子を加えたものだ。またビシビシ仕事をする人を「辣腕(らつわん)」と言ったりするが、これは時には唐辛子のように周りに辛い思いをさせる人を表現するのだろうか。僕にも部下はいるが、日々部下からいじられているので「辣腕」とは無縁だろう。


僕は辛いものが好きなのだが、最近は普通の味付けが物足らなく感じ、年々刺激を求めるようになってきているように思う。

さて、今日は正確にはカップめんではない。『カップメシ(ウマーメシ)』だ。


刺激たっぷりの麻辣火鍋飯!
熱湯5分の簡単調理! チキンとポークのうま味をきかせた麻辣スープに、魅惑のスパイスの香りと花椒の痺れが特長の刺激たっぷりの麻辣火鍋飯です。

イメージとしてはパッケージに書いてある通り、麻辣火鍋の後の雑炊だろうか。少し苦手意識のあった花椒の「麻味」だが、最近は少々気になる存在になっている。やはり刺激を求める気持ちはエスカレートするな。

ではさっそく食べてみたい。

他のウマーメシシリーズ同様、蓋には「ウマーの素」が貼り付けられている。さっそくお湯を注ぎ5分待つ。

ふたを開けると漂うスパイスの香りが食欲をそそる。赤黒いスープは見るからにパンチがありそうだ。

まずは熱々のスープをすする。いかにも中華の舌にに感じるピリピリ感、さらにのどに感じるしびれ感がうまい。そしてその土台となる旨味だ。「チキンとポーク」の旨味とのことだ。

具材は豆腐、きくらげ、ミンチ、ネギだ。特にきくらげの歯触りがアクセントになってうまい。

さて、それでは「ウマーの素」を入れてみる。これがなくても十分いけるのだが、今回は味変的に1/3程食べたところで入れることにした。

「ウマーの素」は赤いクリアオイルだ。混ぜ込んで食べてみると、鮮やかな色がついたように香りが際立ち、口当たりがつややかになった。そして、シビ辛感も際立ったように思う。

「ウマーメシ」シリーズの中では一番シャープで刺激のあるスープであると思う。ただ辛いだけでなく、旨味も整っている。なかなか好きな味だ。

このスープをラーメンで食べるか、米で食べるか。このスープについてはやはり米であるように思う。麺は麵でうまいのだろうが、この辛旨のシャープさにあうのは白米の味であろう。

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