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第26話 イメージがつかめなかったなぁ「勝浦タンタンメン ラー油まぜそば 大辛」
勝浦タンタンメンは千葉県勝浦市で食べられているご当地ラーメンだ。この地の海女や漁師が寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着していたそうだ。
スープは醤油ベースでラー油が多く使用され、練りごまは使用されないらしい。練りごまベースのタンタンメンをゴマ系というのに対し、この勝浦タンタンメンのようなゴマを使わずラー油をしっかりと入れるものをラー油系というらしい。
タンタンメンといえば唐辛子の辛さにゴマのスープのコクとうまみが中心だと思っていたので、どのような味なのか興味がわく。
今日はエースコックさんから発売されている「勝浦タンタンメン ラー油まぜそば 大辛」だ。まずはノーマルの勝浦タンタンメンを試してみたかったのだが、売ってなかったのでアレンジバージョンから挑戦する。
勝浦タンタンメン ラー油まぜそば 大辛
千葉県のご当地グルメ「勝浦タンタンメン」のカップめん発売10周年!
本家の特長を存分に活かした"大辛"な味わいのまぜそばが登場!滑らかでコシのある丸刃のめんです。適度な味付けをすることでめんのおいしさを引き立たせました。
チキンとカツオをベースに真っ赤なラー油が勝浦タンタンメンらしさを演出し、大辛にふさわしい辛さと玉ねぎの甘みで最後まで食べ飽きることなく楽しめる一杯に仕上げています。
風味の良い玉ねぎ、食感の良い大豆そぼろ、色調の良いねぎを加えて仕上げました。
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B1グランプリはご当地グルメを通じた町おこしイベントで、2015年青森県で開催された第10回大会で勝浦タンタンメンが優勝したそうだ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74054216/picture_pc_53ef32a63f5a30974aa5fe04c699e0b0.jpg?width=1200)
それにしても「大辛」である。「激辛」よりも辛さは穏やかなのだろうか。
開封。
深めのカップで一見はカップラーメンだが、カップ焼きそば系だ。
小袋は2つ、『かやく』と『液体スープ』だ。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74054323/picture_pc_6552943135c116dfffb84d5d5827fe4a.jpg?width=1200)
かやくを麺の上にあけ、フタをして3分待つ。
カップ焼きそばの湯切りをした後の香りが実は好きなのだが、この麺もなかなかいい香りがする。UFOとはまた違った感じがする。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74054347/picture_pc_6949922935449be98e29341dab58c82f.jpg?width=1200)
では液体スープを混ぜてみる。スープは赤黒く、辛い系焼きそばで大体見られる感じのやつだ。そして湯気とともにラー油の香りが漂う。しっかりと麺に混ぜてなじませる。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74054363/picture_pc_635301ba57628626cf302e6598f9f427.jpg?width=1200)
さっそく一口。
ラー油をまとった細麺はツルツルと口の中に吸い込まれていく。勢いあまって喉までたどり着き、ついむせこむこともあったが、しかし、このまぜそば、『大辛』と銘打ってはいるが、それほど辛くない。
口当たりはむしろソフトで、麺の甘みもしっかりと感じることができる。その後にじわっと辛さが追ってくる感じだ。でもその辛さも去っていくのが早い。辛旨系ラーメンとは全く違った感じでシンプルだ。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74054376/picture_pc_d0689ae4fc7bcb1a424a800bdd570c22.jpg?width=1200)
今回残念だったのはせっかくの監修メニューなのに、それを感じ取れる準備ができていなかったように思う。勝浦タンタンメンらしさというのはどんなのだったのだろうか。
今回オリジナルの勝浦タンタンメンから食べられなかったのが残念だ。アレンジメニューから入ったのは連続小説を続編から読むような、または代理で会議に出席したような居所のつかめなさを感じてしまった。
まずはオリジナルをきちんと押さえること。今回得た教訓である。
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