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有料の新人研修から盗もう講座 最終日≪総括:これだけ見れば大丈夫≫前編

さて、リアルの僕は長かった1ヵ月の研修期間が終わりました。

終盤はマインドの部分はほとんどなく、実務に慣れろという研修だったのでほとんど書くことがなかった('ω')

ただ、その中でも「あ、研修で言われたのはここでいきるのか」とさらに理解が深まる場面が多々ありました。


そこで今回は、はじめて見る人にも伝わるよう1日目からの総括をします。

ただ、普通に総括をしても、いままで読んでくださった方にはつまらないと思うから、別の具体例や研修を通してさらに深まった理解共有していく。

これを読むことでさらに新人研修の意義を学び、どういった人材が欲しがられ、どういった人材に育ってほしいのかをくみ取ることができます。

↑この事は
就活生であれば企業が欲しい人。
社会人であれば昇進させたい人。
フリーランスであれば仕事を頼みたい人
につながります。

「新人研修の意義なんてクソどうでもいいなwww」と軽んじている以前の僕みたいな方こそ読んでみてください。

個人的にめちゃくちゃ尊敬してる瞬時さん(パフォーマンスを個人でやっているフリーランス)からも嬉しい報告頂いています。

僕のを読んでくれたからとか関係なく、こうやって自分に必要なものを野心を持って情報収集できる人が成果を出すんだなとめちゃくちゃ納得して見習ってます。

それじゃあやっていこう卍

0日目
新卒以外こそ読むべき

孫子も≪彼を知り己を知れば、百戦危うからず≫と言っています。過去の自分を思い出し、思い返し、新卒なんて、企業なんて敵じゃないという思いを捨て、敵を知り己を再度知る機会としてこの講座を使ってください。

これがこの0日目の一番大事な部分です。

新人研修は企業が我々に給料を払った上で、さらに講師や人事にお金を払ってやっているものです。

その額一人30~50万。そこらへんのぼったくり啓発セミナー並みです。

その価値を理解し、そこからなにか奪い取ってやろうという意識が研修を受ける上で受け取り方を左右する。これを読んでいるあなたもそんな意識でこの講義noteを読んで欲しい。


1日目
研修は何を学ばせたいのか(一番大事なこと)

一番大事なこと、それは

≪素直≫

です。

ただ、素直であれなんて言われても表面的にしかできない。

だからこそ、素直でいるためのマインドとして
「相手は自分にとってはるかに有益な意見を言ってくれる可能性がある」と理解することの必要性をワークを交えて伝えました。


だからこそ「ああ、それね、知ってる。」「つまりこういうことでしょ?」はクッソほど価値を減らしているということに気づけ。ということ。

この講義noteでもそれは強く言える。

新人研修なんて「ああ、それね」が多発するもの。

だからこそ「なんでこれが必要なのか考えたことなかったな...」

「当たり前のことなのに改めて言われるってことは、それだけ周りができてないし、上やお客様からの視点ではもっとできて欲しいことなんだろうな」

という思考が大切。「知ってる」の階層はかなり深いところまである。

「おはよう」って言葉を知ってるだけの奴が「挨拶?ああ、そんなの知ってるよ」と言って話を価値のないものだと決めつけて聞かずに。夜中にもおはよう、外国人にもすべておはようで通じると思っているようなものです。

こんなこと起こり得るわけない(笑)と思いがちですが、自分が知ってると思いこんでる分野ではかなり簡単に起こり得ます。

「無知の知ではなく、知の無知」のマインドが研修の中で一番大事。


Knowing Doing Gap
(知ってること、できること、やれてることの差)

知の無知、すなわち他人の話を聞くことの価値は他にもあります。

それは知ってる事、できること、やれてることのギャップを埋めることができる。

このknowing doing gapは、知ってる事、できること、やれていることを見つめ直して「知ってるだけじゃ意味ない、できるだけじゃ意味ない、やっていることを増やそう」という素晴らしい言葉です。

ただ、個人的には大きな示唆があると思っていて、それは

知って(認知して)いなければ、できもしない。

です。


そう、僕らは知らなければできないんです。

これの怖いところは「正解だと思っていたことの根本が間違っていたらできてるとは言えない」ということです。

上司が0ベースのなにも知らないお客様に向ける資料を作ってくれと僕に頼んだとします。

その資料を「僕が当たり前だと思っていること」を省いて作ったらダメですよね。

お客様が知っていることは省いてもいいけど、僕の目線で情報を省いてはダメ。
そんな資料は使えない。そういうことです。

この資料のように目的が明確で、わかりやすければ誰も間違えません。しかし、働く、努力という幅広すぎる抽象的な場面では簡単に間違えてしまいます。

それを気づかせてくれるのが他人。

ジョハリの窓でいう所の「盲点」ですね。


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この盲点の窓を、見れるのは他人のみです。

だからこそ、他人の意見はどんな人のものでも最後まで本気で聞いて本気で考えてみる価値がある。

これをすることでknowing doing gapが埋まるだけでなく、知ってることがより深くなり、やれることの質が上がります。

これが素直でいることの最重要級のメリット。


2日目
表面だけでも素直にいろ(補足:素直の定義)

上司が欲しがる新卒の特徴は素直です。

会社が欲しがる人材も素直。

なぜか。

現実をなにも知らない奴が一番変なこだわりやプライドを持っていて素直に聞かないで成果を上げられなかったり、大きな事故を起こすから。

ここで言う現実をしらない奴って言うのは無知なことに気づいていない「自分は業界、業種、業務内容を知っていると思いこんでる奴」


業種業界業務内容をいくら詳しく知っていようが、上司の一番気にするところは「この会社の、このチームの中で、まずはその色に染まれるか」です。


いくら知識や経験が他の新入社員と比べて高かろうが、新入社員ごときの能力は最初はそこまで莫大な開きがない。


だからこそ「ちょっと周りより経験や能力で頭一つ抜けている調子乗った奴」よりも「基礎能力がちゃんとあって素直に聞く奴」を取り入れたいと思う。

それは教育することで思い通りに近い形でチームが組めるから。

上司が気を遣うのはさらに上の上司、その上の社長。最終的にトップが気にするのは予想できる成果を高確率で上げること。

だから、すごい成長orすごい失敗の人材よりも、予想通りの成果を最低でもあげられる人が強い。

とくにある程度成長しきった会社ではその傾向。
ベンチャーだとリスクを取ってリターンを追いかける場合もある。

え、規格外の成長求めないとかザコじゃん。そんな会社入りたくないしそんなチームにも入りたくないから俺は自分の好きなようにやろww

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昔のワイが聞いたらこう言うと思う。

だけど昔のワイに言いたい。

「お前がそんなめちゃくちゃ優秀だったとして、上司になったときに最高率の仕事方法を自分の中で確立したら、チームを持った時にどんな人材を欲しがる?」

いわずもがな「自分の最高率の方法ををちゃんと聞いて実践する奴」でしょ?


「でも上司のこと聞くだけなんてオリジナリティがないじゃん...」って思うかもしれない。

あるんです。

それが、「ちゃんと聞いて実践する」の中の「ちゃんと」が差別化(オリジナリティ)の部分なんです。


「ちゃんと」には
・なぜその指示をするのか背景を正しく読み取れる
・なぜそれをするのか目的を正しく読み取れる
・それを確認する
・逐一現状を報告して軌道修正をする
・仕事が早く、2時間で100%よりも1時間で60%を目指して量を増やす

のように、「ちゃんと」が我々が出せる差別化部分なんです。


なんなら、ただ言われたことを「素直(という名の無思考)」で受け取るやつなんて有能な上司はもちろん求めていません。


素直に受け取ったうえで、実直に量をこなしながら守破離(わからない人は本分読んで)ができるやつと働きたいんです。


ただ「素直であれ」だと無思考で片づけてしまう人がいるかもしれないので、この素直の定義は非常に重要です。


まとめ

思ったよりこの研修でさらに深く学んだ事が多くてボリュームが多くなってしまうので前編はこの辺でまとめを。


全体的に素直でいることの大切さを再確認しました。

簡潔に言うと
・わかっているつもりでも、もっと深いところを話している可能性がある
・自分の気づいていないことを知るチャンスになる(ジョハリの窓)
・上司はちょっと仕事ができる奴よりも、普通にできて素直な奴を採る

この総括&補足のあとに本編のを見返すと、本当に研修受けた人よりもはるかに高い理解ができると思いますので、気になった、納得したところがある方はぜひ。

そんじゃ。



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