チョロQをかわいがった思い出と、意匠の話
昔集めていた玩具が手放せない
私の実家には、子供の頃遊んだ玩具がたくさん眠っています。
最も多いのは、自動車のおもちゃです。
大きく分けて、リアルな形状のもの(トミカのミニカーなど)と、デフォルメした形状のもの(チョロQなど)があります。
私のチョロQコレクション
自動車のおもちゃの中でも、特にチョロQがお気に入りでした。
一般的な乗用車ではなく特殊用途の車にこだわり、お小遣いで買っていました。
コレクション1:タンクローリー
タンクローリーは、ガソリンなど、工業用の油脂を運搬する車です。
特の楕円形を描くタンク部分が、タンクローリーの特徴を掴んでいます。
また、緑色の「ChoroQ Oil」のロゴが、ユーモラスです。
ナンバープレートに当たる部分には、本物と同様に、「危」の文字が入っています。芸が細かいです。
コレクション2:ごみ収集車
私が子供の頃のごみ収集車は、車体が白色、ごみを入れる箱部分が青色のイメージでした。
このごみ収集車も、そのイメージに沿ったカラーリングをしています。
本物のごみ収集車同様、箱の部分を傾けることができ、また搬入口を開閉できます。
このギミックに、夢中になりました。
コレクション3:配送車
持っているチョロQの中で最もポップなものが、配送車です。
黄色をベースに、「Q」の大きな赤いロゴが付いて、楽しそうな雰囲気です。
車の側面だけでなく上面にも、大きなQのロゴが付いています。
背面の扉もさりげなく凹凸が付いていて、本物に似ています。
他にも、タクシー、山崎パンのトラック、救急車など、いわゆる「働く車」をたくさん集めました。
チョロQで思い出す、意匠登録に必要な条件
意匠法の勉強をしていて、チョロQのようなおもちゃが具体例として上がっていました。
デザインの真似を防ぐ方法のひとつとして、意匠権の取得があります。
デザインの中でも、一定の条件をクリアしたものだけが取れます。
最も大事な条件のひとつが、「創作非容易性」です。
例えば、公に知られた自動車の形状をほとんどそのまま真似た自動車のおもちゃを作った場合、自動車おもちゃのデザインをする人なら簡単にデザインを作れる(創作非容易性に欠ける)として、登録されません。
しかし、自動車おもちゃのデザインをする人の、着想の新しさや独創性がプラスされた場合は、意匠権を取れる可能性があります。
その例として、自動車の形状をデフォルメしたおもちゃ(チョロQなど)があります。
知財の勉強で、慣れ親しんだおもちゃがいきなり出てきて、驚きました。
まとめ
改めてチョロQを見ると、愛らしいデザインだなぁとしみじみ思います。
最近も新シリーズがどんどん出ていて、世代を超えた人気があるのが分かります。
コレクションを増やすか否か、悩みますね。
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