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「ぜいたくは敵だ!」が名言になる


大日本帝國の政策、国民精神総動員のスローガンを掲げた看板が何度か登場する。異なる意味で令和の時代へ問題提起している作品だ。

タイムスリップした女子高生の百合が特攻兵の彰とかき氷を食べに行き、砂糖だけのシンプルな味覚で『美味しい!』と満面の笑顔になる。最もリアルで説得力あるシーンだ。豊富ではないにせよ食糧はあり、特攻兵同士で和気あいあいと恋バナ、青春している様子は2005年放送の「朝まで生テレビ!」で元日本軍人たちが話していた当時と重なる。現代とリンクする恋愛を通しているから実感出来る。

新しいアプローチでの戦争映画、歴史物だ。福原遥さんが両時代の体験者を名演。彼女のガイドでタイムトラベルした気分である。

※トップ画は公式Xより

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