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強烈な皮肉に無知を痛感


『怪物だーれだ』は劇中にも度々登場する台詞であり、テーマである。1人1人にスポットが当たり、多角的な検証に参加する形での鑑賞。新たな事実を次々に突き付けられて視点は二転三転。歴史物、戦争物なら時代が違う、或いは距離があるので他人事として構えていられるが、本作は接近戦。問い掛けになっている。

タイムリーな課題を取り上げていて刺激に翻弄されるが本題は別だ。強烈な皮肉に価値観、人生観を揺さぶられて無知を痛感。打ちのめされると共に気付きとなり、視界が広がる爽快感がある。参加型の作品である。


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