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プログラミングの効用

『教養としてのプログラミング講義』という本を読みました。それを踏まえて、今回のnoteを書いていきます。今回のテーマは、「プログラミングの効用」です。プログラミングをすることで役に立つことを書いていきます。

その前に、自分について少し。私はプログラミング初心者です。本当に簡単なコードしか書けません。しかし、プログラミングを少し練習し、上記の本を読んだことで、「これは日常で役に立つぞ」と思ったことがありました。それを書いていきたいと思います。読んだ本と内容は重なってしまうのですが、できるだけ自分の言葉で書いていきます。

プログラミングの効用は、大きく二つあると考えます。一つは、コミュニケーションのヒントが得られること。もう一つは、文章の書き方のヒントが得られることです。順番に解説したいと思います。

コミュニケーションについて
まず、コミュニケーションのヒントが得られるということについてです。プログラミングの考え方を学ぶことによって、他人にどれだけの説明をすれば自分の意図が通じるのかということを考えることができます。

なぜなら、プログラミングにおいて、コンピュータに命令するには、必要な情報を、過不足なく正確に記述することが求められるからです。記述の意味を厳密に定義すること、文法にしたがうことなどが求められます。

これは、人間とコミュニケーションをとる時にも応用できるでしょう。自分が伝えたいと思っている意図を、しっかり伝えたと思っていたが、実は相手に伝わっていないということがよくあります。

この時、自分の前提と、相手の前提が一致していないと考えられます。二人の間で、言葉の定義、論理の規則などが異なる結果、意味の勘違いが起きてしまうのです。

このように、プログラミングのルールと、コミュニケーションのルールは一致するところがあるのです。プログラミングはコミュニケーションの一種だと言えます。したがって、プログラミングからコミュニケーションのヒントが得られることは当然とも言えるのです。

文章の書き方について
次に、文章の書き方のヒントが得られるということについてです。文章を書くこともコミュニケーションの一つの形ですから、上記の、言葉の定義づけや文法の統一などのルールが適用できます。

プログラミングは、文章を書くように、上から順番にコンピュータへの命令文を記述していきます。上の方で前提となる言葉の定義などを行います。言葉を定義するとは、つまり、断ってもいないのに勝手に言葉の意味を変えることはできないということです。

文章でも、読み手の心情を考えるなら、自分勝手な言葉遣いは避けるべきでしょう。それが文学ならば、新しい言葉の使い方を許されるかもしれません。しかし、プログラミングあるいは学術論文、仕事の文章などは、言葉の意味が厳密に読み取れる必要があります。つまり、文字通り読ませるべきであるということです。解釈の余地が大きすぎると、異なる人どうしで共通の了解を得ることが難しいのです。

こういった文章の書き方の態度を、プログラミングから学べます。プログラミングは、客観的に、読み手の心情を考えながら書くことの練習になります。

結論
以上のように、プログラミングはコミュニケーションと文章の書き方のヒントを得られます。コミュニケーションも文章作成も、論理的に考えることが大事です。プログラミングのように、論理の厳密さが求められる作業をすることで、日常の作業の仕方に活かせると思います。

今回は以上になります。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます!なお、今回の内容は参考文献によるところが大部分なので、内容に興味を持った方は、この本を読んでみることをオススメいたします。

教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ) https://www.amazon.co.jp/dp/4121504895/ref=cm_sw_r_cp_api_i_yZbJEbJRR2S55


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