見出し画像

車が通行するところ・車が通行してはいけないところ その2

前回は、主に自転車の通行方法について話しましたが、今回は自動車のお話です。

左側通行

日本は、道路交通法で左側通行が定められています。世界的には右側通行が主流で、左側通行を採用している主な国(地域)は、英国と旧英国領(香港等)、オーストラリア・インド・南アフリカ、日本、タイなどだそうです。
イギリス車や日本車は右ハンドルその他の外国車は左ハンドルというのも、走行位置に関係しています。余談ですが、私も若い頃は(モテたくて)左ハンドルの外車に憧れたもんです。ただ、左ハンドルの車で日本を走ると、交差点右折時に対向車が見えにくかったり、駐車場などの発券機が届かなかったりと、なかなか弊害があります。なので、若い頃の私は左ハンドルを買わないという賢明な判断ができていたということでしょう。(もちろん、経済的に買えなかっただけですが)

右車線は速い車?

片側2車線以上ある道路では、基本的に一番左の車線を走行しなければなりません。右側の車線は追い越しや右折する車のためにあります。ただし、片側3車線以上ある場合には、「一番左が遅い車、速度が速くなるにつれて順次右寄りの車線、一番右は追い越しや右折の車」という棲み分けもあります。
ということは、片側3車線道路が(たぶん)無い山形県においては、「右車線は速い車」という認識は当てはまらないということです。おそらく「右車線は~」といのは、片側3車線以上でのルールが拡大解釈されて認識されたものだと個人的に思っています。
ちなみに、前述のとおり一番右側の車線はいわゆる「追い越し車線」ですので、ずっと右車線を走行し続けると「通行帯違反」で捕まります。

不必要な車線変更の禁止 ~あおり運転~

道路交通法のなかには「みだりに車線変更はしていけない」「同一の車線を通行すること」といった規則もありますので、車線変更をやたらと繰り返すような運転は禁止しています。近頃の「あおり運転」をとらえたドライブレコーダーの映像なんかみると、「追い越し」や「前方への無理な車線変更(割り込み)」などが、あおり運転の原因のようです。自分では余裕をもって車線変更をしたつもりでも、相手にとっては「急に割り込んできやがって!」になる場合があるんですね。あとは、道路はサーキットじゃないのですが、「なんだ!偉そうに抜かしやがって!」と感じるドライバーもいる訳です。
そういった、自分と思考や価値観、尺度が異なる人は、この世界にごまんといますので、危険やトラブルを積極的に遠ざける「君子危うきに近寄らず」的な運転を心掛けてください。

それでは  Have a nice drive !!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?