六甲山に登った話 14回目

こんにちは山ガラスです。

今日は10月31日、朝から快晴の為、18日に続いて保久良神社から黒岩谷尾根を通って、六甲最高峰を目指すことにしました。

保久良神社で安全祈願をした後、いつもの登山道を経由した風吹岩へと向かいます。

風10月31日ー2

風10月31日ー1

今日は快晴の為、風吹岩も大勢のハイカーで賑わっています。登山道も渋滞しそうです。

少し休憩して上部を目指します。

10月31日ルート

ここからの登山道は比較的緩やかですが、時折こういった岩場は現れます。極端にきつくもなく、変化があって初めて登山する方にも面白いと思います。

芦屋ゴルフ場から雨ガ峠をを超えて、本庄ダムまでやって来ました。

10月31日本庄ダム

ここには昔本庄橋があり、江戸時代から瀬戸内でとれた魚を灘から風吹岩、雨ガ峠、本庄橋、一軒茶屋を通じて有馬まで運んでいたそうです。そのため魚屋道と呼ばれています。

その後灘から有馬のルートを宝塚経由の街道を正規のルートとして幕府が定めたそうですが、正規のルートが遠回りになる為、この道を利用し続けたようです。街道沿いや西宮の商人たちはこの道を「抜け荷の道」として大阪奉行所へ通行止めを訴えてしばしば紛争が起こったそうです。

本庄橋跡10月31日-1

本庄橋跡10月31日-2

これも結局は権利の取り合いで、このような紛争が起こったのでしょうか?

ここから前回い続いて、黒岩谷尾根から六甲最高峰を目指します。

黒岩谷10月31日-1

入口の黒岩谷堰堤です。川を渡った後急傾斜を登って行きます。ところどころ急な岩場や巨石の間を通って上部を目指します。

黒岩谷10月31日ー3

黒岩谷10月31日-2

今回は最初に比べるとある程度余裕ができ、周りの景色を観察出来ました。ただ両側が切り立った崖になっているようなところもあるので、スマホや休憩の際にリュックなど崖下に落とさないよう注意します。

25分程で中腹の開けた場所までやって来ました。

黒岩谷10月31日ー5

黒岩谷10月31日ー4

今日は天気が良く、眼下の景色もクリアに見渡せ、周りの山々の緑も鮮やかです。ここで一息ついて、再び登り始めます。

まだまだ難所は続きます。

黒岩谷10月31日ー7

このようなロープ場もあり、皆さん登っている人はかなりきつそうです。

黒岩谷10月31日ー8

前を行く人はトレッキングポールを使用していました。急なところは逆に登りにくい様に思いますが、まあ人それぞれでやりやすい方法で登るのがよいと思います。ただ落石させる危険もあるので、ポールを使用するときは注意したほうがいいですね。

しばらく急傾斜を登るとようやく傾斜が緩やかになってきました。もう頂上はすぐそこです。約45分ほどで黒岩谷尾根ルートを通過しました。すぐに六甲最高峰で休憩をとります。

最高峰10月31日ー1

今日は人で賑わっています。

最高峰10月31日ー2

最高峰からの景色です。 最高峰は人が多く、かなり密になっているので、10分ほど休憩して六甲縦走路で摩耶山方面を目指すことにしました。

30分程でガーデンテラスに着きました。

ガーデンテラス10月31日

今日はここも人が多く、かなり密になっています。少し休憩しただけで先を急ぎます。

いつもの縦走路をトレイルランニング、記念碑台、丁字が辻、三国池と経由して仙谷峠までやって来ました。近くの穂高湖でシートを引いて休憩をとることにします。

穂高湖10月31日-1

穂高湖10月31日-2

シートを引いて寝転んでのんびりします。ここはゆっくり落ち着けて、私の好きな場所です。 穂高湖ではカヌーをやっていました。すこし難しそうですが、ここでカヌーで泳ぐのも面白そうですね。

少しのんびりと休憩した後で、時間を見ると2時過ぎ、そろそろ帰路に就こうと思い、穂高湖周遊路からシェール道を通って新神戸方面に向かって歩き始めます。

穂高湖周遊路10月31日

穂高湖周遊路です。湖面の周りを湖を見ながら歩きます。途中以前ご紹介したシェール槍の入口がありますが、今回はスルーして先を急ぎます。

10月31日シェール槍

少し歩くとシェール道に突き当たります。そこを森林植物園、布引方面に向かいます。

シェール同10月31日-1

シェール道は道幅も広く、歩きやすいので、トレイルランニングを交えて先を急ぎます。しばらく行くと前方が水没しており、前に進めないので道なりに進んでいきましたが、どうもマムシ谷に入り込んだようで、そのまま進み西六甲ドライブウェイまで出てきました。ここに獺池があり、谷上駅に通じる炭が谷道の分岐になっています。

獺池10月31日-1

獺池です。なんとなくうっそうとした池で、夜に来ると何か出てきそうな感じがします。

獺池10月31日-2

ここから谷上駅まで4km、西六甲ドライブウェイを通って谷上駅をめざして炭が谷道の入口までやって来ましたが、なんと炭が谷道が通行止め、しかたがないので、西六甲ドライブウェイを再度山方面に向かって下山することにします。

しばらく進むと黄連谷から徳川道分岐、森林植物園方面への登山道があったのでそちらの方に入ります。徳川道まですぐと思っていましたが、黄連谷は意外とアップダウンがきつくこれまで20km以上遡行した疲れもあってかなりハード、しかも3時を過ぎると登山道も薄暗くなってくるので、少し焦りも出てきます。

25分位歩いたでしょうか、やっと徳川道の分岐に出てきました。

徳川道分岐10月31日

ようやくいつもの見慣れた道に出てきたので一安心。ほっとして気が緩んだのか軽くジョギングしかけたところがれ場に足を取られて転倒、左足首を軽く捻挫してしまいました。

ただ幸いにも軽傷で、歩くことが出来たので、森林植物園まで行ってバスで三宮まで帰ることにしました。

今回は少しトラブルに巻き込まれましたが、大事には至らずなんとかトレッキングを終えることが出来ました。距離は24km、時間は7時間強

もし山でルートを間違えたときなどは落ちついて行動することが大切です。後ほっとして気が緩んだときなどケガしやすいので、ご注意を。

では又お会いしましょう。

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