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【帰国レポート】ドイツから日本へ2020年9月


先日、約2年半の駐在妻生活を終えて日本に本帰国しました。

夫は来年3月まで単身赴任のためこれから半年ほど別居予定です。

一人での本帰国を決めた理由はまた追々。。

今回はドイツ(フランクフルト)から日本(羽田)まで帰国した際の様子などをレポートしたいと思います。


コロナ禍での帰国前準備

コロナ禍での帰国ということで、今回は以下の準備が必要でした。

・フライト予約

・14日間の隔離場所確保

・隔離場所までの移動手段確保

14日間は【到着日を0日目、翌日を1日目と考えて14日目の23:59まで】なので、実質到着日から15泊必要です。(9月20日現在)

【参考】厚生労働省


デュッセルドルフ▶︎フランクフルトへ

デュッセルドルフ→日本の直行便がまだ復活していなかったため、フランクフルトからの直行便を利用しました。

私は成田ではなく羽田に着きたかったのでANAを利用してフランクフルトまではICEで移動したのですが、フランクフルトまでの移動方法が不安な方はJALだとデュッセルドルフのホテルニッコーからフランクフルト空港までバスで連れて行ってくれます。

【関連】日本〜ドイツの直行便運行状況


フランクフルト空港の様子

コロナ禍でのフランクフルト空港は既に何度目かなのですが。。

人は少ないものの、カフェ等は営業しているところが多く、ショップも営業していました。

ちなみに私はターミナル1だったのでそれ以外は分かりません。

8月末から9月頭にかけてクロアチア旅行に行っており、間を14日以上空けてはいるもののパスポートコントロールで捕まったらどうしようとヒヤヒヤだったのですが、何事もなく通過。

まあ自分の国から出て行く分にはあまり気にならないんですかね。。


ANA飛行機内の様子

チェックインカウンターで聞いた話によるとこの日のフライトは20人程度ということだったのですが…

実際は50人超くらいはいたような気がします。20組の間違い?

ほとんどが日本人だったのですが、乗継で利用するのか外国人もちらほら。客層としては子供連れが多かったです。


久々のANAだったのですが、搭乗前からサービレベルに感動。

まず搭乗開始の10分前にはスタッフが揃い、時間ぴったりに搭乗が開始されました。

搭乗時間になるとスタッフの方が紙を持って「○グループの方どうぞ」と待合席の近くで声がけをし、その後搭乗待ちの列ができると「1.5m空けてください」の声がけ。

そして搭乗直前には消毒液が置かれていて、必ず消毒をしてくださいとの張り紙が。

座席に着くと離陸待ちの間、ANAがどんなコロナ対策をしているのかANAの社長さんが直々に紹介している動画が流れます。

前回の旅行のとき海外の航空会社を利用したのですが「搭乗開始時間を大分過ぎた頃にスタッフが急ぐわけでもなく堂々とゆっくり歩いてきてスタッフ同士談笑しながら準備をはじめる」という衝撃的な瞬間を複数回目撃している私にはANAが神様のように見えました。


機内では以下の5枚の紙が配られます。

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①質問票(入国後の滞在先、連絡先、健康状態の確認)

②入国される方へ検疫所よりお知らせ(特にコロナが流行している地域一覧表)

③検疫所からのお知らせとお願い(到着後の検疫手順、よくある問い合わせ)

④厚生労働省からのお願い(14日間の健康確認について)

⑤LINEアプリ等を活用した健康確認、個人情報の取り扱いに関する説明書兼同意書

この他【⑥携帯品・別送品申告書】も記載する必要があります。


ちなみに、本帰国で別途引越し業者にお願いして荷物を送っている場合は携帯品・別送品申告書の「3.別送品」のところで「はい」を選択し、段ボールの個数を記入する必要があります。また、後ほど出てきますが税関と「ABCカウンター」と2箇所で提出する必要があるので、全く同じ申告書が2枚必要になります。

引越し業者の方からも説明があると思いますが忘れないように注意してください。


羽田空港到着後の流れ

羽田空港到着後の流れについては時系列でまとめていきます。

7:46 羽田空港到着、機内待機。

8:03 降機。降機後は一方通行なので矢印に従い歩きます。

8:10 「検疫の手順」という紙を受け取り、まずは検査の説明を受ける。検査の受付番号を付与され、検査をする。仕切りブースの中でレモンなどの写真を見ながらプラスチックの試験管のようなものに規定量の唾液を入れる。

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8:15 機内で受け取った書類①質問票②入国される方へ検疫所よりお知らせの2枚について記入内容のチェックを受ける。

8:30 検査結果待合スペースへ。待合スペースには充電器を挿せるコンセントもある。

9:00 検査結果が出る。受付番号を呼ばれたら待合スペースに設置されているカウンターに行き、検査結果を聞く。陰性証明書と、周回バス利用の場合は「周回バスのご案内について」という紙をもらう。この「周回バスのご案内について」という紙は宿泊ホテル名を記載する欄があるので、そこにホテル名を記入しバスに乗り込む際にドライバーに渡します。

9:05 入国審査。本帰国の場合はスタンプ必要なので自動ゲートを通った後パスポートに入国スタンプを必ずもらう。一時帰国の場合も免税で買い物したい人は入国スタンプを必ずもらう。

【関連】一時帰国に免税で買い物をする流れ

9:10 預け入れ手荷物を受け取る。既に各人別に荷物をカートに乗せて仕分けしてくれているので、名前を伝えてカートを受け取る。

9:15 税関。「携帯品・別送品申告書」を提出する。本帰国で別送品がある人は2枚提出するとスタンプを押したものを1枚返却されます。この1枚は、税関を通って外に出た後ABCカウンターに提出します。

9:20 出口を出たら、ABCカウンターに行き、「携帯品・別送品申告書」を提出します。ここでパスポート、滞在していた国のビザも提出し、コピーをとってもらいます。「通関委任状・配達依頼書」に記入し、控えは荷物が届くまで手元で保管します。

検疫バスの待合スペースは出口を出たすぐ横にあります。

検疫バスは川崎方面と品川方面で1時間に1本出ています。(穴守稲荷駅周辺と大鳥居駅周辺はどちらのバスでもOK)


ここで感動したのが、出口のところでスタッフさんが待機していて周回バス利用者に呼びかけていたのですが…「ABCカウンターに寄った後周回バスを利用する」と伝えていたら、私がABCカウンターが終わるのを見計らって?バスの準備ができたからと迎えに来てくれました。そしてバスまで重たいカートを押してくれて。。

更に運転手さんに宿泊ホテルを伝えたら「1番最初に向かうとホテルの反対側の道で降ろすことになる。1番最後でもよければホテルの目の前に降ろすことができる。」と。スーツケースが結構重たく、特に急ぎでもなかったので一番最後にしてもらったのですが…

バスから降りた後、ホテルの入り口が分かりにくいからとバスの運転手さんが重たいスーツケース2つをホテルの前まで運んでくれました!!日本のサービスのレベルに感動。。


空港周辺のホテル

私は1ヶ月ほど前に大鳥居駅周辺のホテルを予約しました。

羽田空港周辺のホテルを探し、一つずつ問い合わせていった感じです。

・海外からの帰国者で隔離期間に使用する場合、日程変更、キャンセルはどんな理由でも手数料無料(陽性だった場合、隔離義務がなくなった場合など)

・朝食込みで格安の値段(1泊7000円ほど)

・Wi-Fiがちゃんと繋がる

この3点を重視してホテルは選びました。

朝食は市販のパン・おにぎりが配布され、タオルやシーツは指定の場所から各自で必要な分をとっていく仕組みでした。

また、海外からの帰国者の部屋には簡単な掃除道具セットが置かれていて、部屋はかなり狭めなのですが大きな問題や不便なことはなく過ごせています。


帰国時の携帯電話

私は前回の一時帰国の際、ジャパンSIMカードを契約していてまだ解約していなかったので、今回は空港に到着してsimカードを差し替えたらすぐに携帯電話は使えるようになりました。

Wi-Fiだけでも最悪困らないのですが、隔離が終わったらすぐ美容院とかに行きたくて色々予約したいものが沢山あるので電話番号付きのsimカードでとても助かっています。

ジャパンSIMカードの使用レビューはブログで書いているので一時帰国のsimカードで悩んでいる方は参考にしてみてください。


また、その他の一時帰国におすすめのsimカードの特徴や料金についてもブログでまとめています。


簡単なレポートですが、これから日本への一時帰国・本帰国を考えている方の参加になれば嬉しいです。

その他、ブログでもコロナ関連の情報を更新しています。(ドイツがメインです)

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