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【駄文10】統計と給食【献立はカレー】

 頭が痛くなるニュースを聞いた。「基幹統計の4割にあたる22統計」にも問題が判明したと、政府から点検報告されたのだ。英語だけでなく、イタリア語とドイツ語を少しでも覚えたくなる寒空である。
これは「日本政府」の「内申(書)」ともいえるし、海外から見た場合の「信用(書)」ともいえる部分だろう。受験生なら推薦取り消しも容易に想像できる事態である。そして「4割という数字」は、首相の言葉を引用し「平成の、その先の時代に向かって」行く過程で反証してしまった、「公務員制度の限界」なのだろう。

統計の世界には「ゴミのようなデータを使っていくら解析しても出てくる結果はゴミばかりだ」という言葉があるそうだ。初期の報道では、統計の処理過程で「データの除外」を行ったと、意図はどうあれデータをゴミにしたというか悪く言えば改ざんだったと記憶している。研究者や一般企業などの倫理からも外れた行いは、国をフォローする側が起こしたから余計に頭痛の種なのだ。

 私見な例として、「給食のカレー」で本件を説明してみようか。
統計とは、「鍋の味見」であり「スプーンの1杯」である。この場合は、「良く混ぜたつもりのカレー鍋」の味見を行ったことから始まる。良く混ぜるということが「前提条件」であり「味(データ)の信頼性」でもある。

実際この鍋は、「良く混ぜてなかった」というか、「玉ネギ」か「肉」を抜いたのかもしれない。「肉」を入れれば「味が変わる」し、「アク処理」も必要になる。ただし、このカレーは、上記の様に「良く煮込まれている(固形物が見えない)」状態で提供されるので、見た目では判断できないのだ。これは、「具材の均一化(データ提供者の保護)」と「消化の良さ(統計の使いやすさ)」を表しているとする。(カツはトッピングだと思って欲しい。)

そこで、疑問なのだが「肉(味とアクのでるデータ)」を抜いた場合、
・「給食費(税金)」は、正しく使われたといえるのだろうか?
・「栄養(基幹統計)」は、子供(国民)の成長に役立っただろうか?

残念ながら、私から擁護の言葉は出せない。場合によっては、「給食業者の変更」もしくは、「返金」になる事態だろう。これが「公務員」の場合は、「個人の資質問題」を超えており、司法等に処理を委ねる次第である。(「肉抜きカレールー」だと最初から明言しておけば、別の処理もあっただろうと感じる話でもあるが…。それはそれで問題だけどね。)

最後に悲しい事だが、「AIによって無くなる(もしくは激減する)職種」という話題が以前にあったが、どうやら「公務員は自ら名乗りを上げてしまった」ということに気づいているのだろうか?。忖度して誰も書かなかった優しい世界だったのにね…。

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