2月23日 犯罪者予備軍のオタク 憲法や原発をキーワードにする思想家

雨。労働から逃れた先は、祝日に労働を強制させられている人達によって確保されている。
 私が労働から逃げても労働という行為そのものから目を逸らす事はできない。

 昨日の夜にプライムニュースで浅田彰がゲスト出演していた。もうひとりのゲストの名前は覚えていない。だがそのゲストは未だに憲法や安保法案
安倍元首相 原発をキーワードに社会を語っていた事は鮮明に覚えている。 
 正直まだ、10年代や0年代の話題を中心に語る人がいるのかと感じた。
 それと同じタイミングで、「君の名は」のプロデューサーが捕まったニュースも流れてきた。
未だにマスメディアは、アニメ好きのサブカルオタクは犯罪者予備軍だと洗脳しているというこれまた
0年代や10年代の言説に囚われているオタクを観測した。
 安保法案や憲法や原発、更に犯罪者予備軍とされているオタクという問題。これらを蔑ろにしてもいいとは思わない。しかし、今の時代にはこの言説は古いのではないかと感じざる終えないというのは、肌感覚で分かる人もいるのではないか?

 若い時に重要とされていた社会問題を未だにキーワードとして引っ張り続ける行為。本人たちはそれを自覚しているのか?と疑問に感じる。

 憲法や安保法案 原発に対しての何らかの主張を持っていないのでこれらに対して何が言及することは出来ない。だがオタクは犯罪者予備軍という言説にはハッキリとそれはもう「過去の話では?」と言いたくなる。 netflixの再生ランキングにアニメが多くランクインしている現代において「アニメ」を見ているだけで、石を投げられるような時代はないというのはオタクが一番分かっている事ではないのか?

それをマスメディアvsオタクという構図でしか解釈出来ずに「テレビドラマの関係者が捕まった場合は作品名を出さないのにアニメの時は作品名を出して、アニメ下げをしている」という妄想を繰り広げている。

オタクは犯罪者予備軍だとメディアが印象操作をしているという言説を繰り広げているTwitterアカウントの作成日を見てみると「10年代前半のアカウント」が多かった。このことから分かるように
「オタクを犯罪者予備軍」と見なしているのは、世間ではなくオールドオタクだけなのだろう。
 オールドオタクは過去の迫害を受けてきたイメージと戦い続ける。
 それは原発や安保法案をキーワードにする思想家と同じで、若い世代に重要とされてきたキーワードに一生取り憑かれるのだろう。
 私も10年後、過去の拭いきれなかったキーワードを元に一生戦い続けるネットの亡霊になる未来が微かに見えてきた。
 
 

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