能登ボランティア⑧活動2日目

さて、昨夜もあまり眠れず(これは自分の性格だからしょうがない、ただ2日目で少し慣れてきたのか前日よりはだいぶいい感じでしたよ)、6時起床→洗面→朝ごはん(金沢のコンビニで買った菓子パンがこれで無事終了、あと
チョコレートと缶コーヒー)→身支度→集合場所(7:30集合、7:40出発)へ。

今日は、1日の流れを時系列に沿って極力事実のみを書いていこうと思います(たぶんこれが1番想像しやすいかなと)。

7:40にベースキャンプで25名を乗せたバスは8:45に珠洲市のボランティアセンターに到着、そこで社協のスタッフからボランティア活動のオリエンテーション動画を5分見せてもらい、その後本日の活動場所、活動内容とそれに伴うチーム分けを。

今日は15名と10名の2チーム、両方とも家財道具やがれきの運び出しで僕は15名の方に配属されました。

そして各車に必要な資材(土のう袋、ネコ(1輪の手押し車)、ロープ、スコップなど)を積み込み、各自がそれぞれ割り当てられた車に乗り込んで、出発。

軽トラ3台とハイエース1台の計4台編成でボランティアセンターを9:10に出発し、活動現場に9:30に到着、家主の方とリーダーが活動内容のすり合わせを行い、その後リーダーからチーム全員に活動内容の指示が出て、活動開始。

今日伺ったお宅は、解体が決定したので廃棄する予定の家財道具などを処分してほしいとのことだったので、手分けをして建物からどんどん運び出し、軽トラに積み込んでいきます。

ふとん、畳、衣装ケース、サイドボード、などを積み込んでいき、いっぱいになった車から処分場へ向かい(現場から約15分ほどの場所)、自分たちで降ろした後また現場に戻り、を繰り返します。
※家庭ごみは持ち込めないので、分別をするのですがこれが結構手のかかる作業でした。
※今日のお宅はそこまで多い方ではないらしく(リーダー談)、軽トラ2台が2往復、1台は1往復で作業は終わりました。

作業を終えて全員がボランティアセンターに戻ったのが11:40、ここからお昼休憩をして午後の作業に備えます。
※今日は15人分の作業が午後からも組んでもらえたのでよかったのですが、平日は作業量もそこまで多くなく(家主さんが避難所にいるため作業があっても指示が出せないため)、今日のように作業が午前中で終わってしまった場合そのあとやることがなくなってバスが迎えに来る15:30過ぎまでただひたすらボランティアセンターで時間をつぶす、ということもちょこちょこあるみたいでした。

ボランティアセンターには休憩室があるのでそこでおのおの持ってきたお昼ご飯を食べ、体を休めていました。
※僕は前日の夕方にベースキャンプの売店でおにぎりを2個買って持って行ったのですが、同じチームの若い子が教えてくれたボランティアセンターのすぐ近くのパン屋さんでパンを2個買ってそれも食べました(これがまたとてもおいしいパン屋さんで、明日も絶対買おうと決めたのです!)。

そして12:50に再び集合、今度は5名1組の3チームにわかれてそれぞれの活動場所へ向かいました。

僕が行ったのは「蛸島町」。

ここで倒壊寸前のお宅の軒先に事前に業者が解体して積んであったコンクリートのブロック塀を処分場まで運ぶという作業をしました。
※家主さんの立ち合いはなし、作業を終えたらそのままボランティアセンターで戻るという指示でした。

そこで。

被災地の写真は基本的に禁止となっていますが、作業を終えて処分場に向かう車中で倒壊した家屋の家主さんとお話しすることができ、かつ写真の掲載の許可をいただいたので、掲載します。


これでも、全然伝わらない。

本当は、オレが見てきた光景をそのまま動画で流したい。

火曜日に金沢に着いて、ベースキャンプに向かう途中やベースキャンプの敷地内、それから活動初日に行ったお宅やその周辺の状況を見てきて。

少しは耐性がついてるつもりでいたけど、全くそんなことはなかった。

おおげさでなく、この現実に打ちのめされてしまった。

この写真にある状態の建物が、車での移動中ずっと目に入ってくる。

どうしても見てほしいので、もう1枚だけ。


※許可はとっていません、何か問題があればきちんと責任を取るつもりで
す。

この光景が、ずっと続いてる。

発災から、もうすぐ半年。

また、書きます。

オオタキ



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