能登ボランティア⑩活動最終日

はい、いよいよ最終日になってしまったのだけれど。

今日もなかなかお役に立てる活動ができたのではと、チーム一同満ち足りた表情で帰途に就くことができました。

本日の珠洲のベースキャンプからのボランティアは25名、朝のチーム編成で8名・8名・9名の3チームに分かれ、活動スタートです。
※ちなみに6名のチームの活動内容が「被災した家屋(倒壊はしていない)の片づけ及び清掃」ということで、社協の方が「活動内容がこういう内容なので、できれば女性の方を優先でお願いします」と言っていて、女性全員(今日は2名)がここに配属されました。今後もこういった活動依頼が継続してあるとのことで、女性もぜひいらっしゃってくださいとのことでした)。

僕は9名のチームに配属され、軽トラ5台(2名×4台・1名×1台)で依頼のあったお宅へ向かいます。

活動内容は「解体が決まっているお宅から仏壇を運び出し、近隣のお寺さんまで運搬する・畳や布団などの処分場への運搬」だったのですがね。

お仏壇、100キロ以上あるんだよ(家主さん談)。

これを平均年齢50歳オーバーのおじさん9人が必死になって汗を滝のようにかいて悪戦苦闘してやっとの思いで指定のお寺さんに安置して、処分場で畳と布団や雑多なゴミ類を降ろして、10:50にボランティアセンターに帰ってきて、ちょっと早いけどお昼休憩。
※今日も午後からの作業が見つかったため

お昼ごはんは今日ももちろん「古川パン屋さん」(写真とか撮ってないから不安になってきた、名前間違ってたらごめんなさいね)。

今日は「トマトとモッツアレラチーズのデニッシュ・ツナとポテトのフランスパン・ハムコーンマヨネーズ・冷たいクリームパン」(他にもおいしそうなパンがたくさんあったよ)という、我ながらほれぼれするメニュー構成で、もちろん大満足のお昼ごはんを堪能したあと、しばらく休憩し、12:00から午後の活動スタート。

飯田という地区のお宅で、ごみの搬出とお仏壇(また!)の近隣の車庫への移動、蔵の中の片づけと清掃という依頼だったのですが、家主さんが91歳のお父さん!

それでそのお父さんと奥様であるお母さんが僕らにいるものといらないものの指示を出してくれるんだけど、まぁよく意見が食い違う(笑)。

僕「これは?」
お父さん「いらん」
お母さん「捨てちゃダメなやつでしょこれは」
お父さん「いらん」
お母さん「ホントにいいのね、知らんよ(怒)」
お父さん「・・・いる」

・・・・3つに1つがこんな感じでした(笑)。

あ、お母さんにね、「このやりとりなんだかほほえましいから日記に書いていろんな人にみてもらってもいいかな?」って聞いたら、「恥ずかしいけどいろんな人に能登の現状を知ってもらえるんなら、少しでもお役に立てるんなら」と言っていただきましたので、書かせていただきましたよ、お母さん!

それで一通り作業を終え(仏壇は玄関からは出せない大きさだったので、日を改めて別のチームが行うことに)、14:30にボランティアセンターに到着、これにて3日間の僕の活動は終了しました。

今これを新幹線の中で書いているのだけれど、まだまだ書いておきたいこともあるし、でもちょっと疲れちゃったし、ということで、今回はここまで。

明日と明後日はおうちの片づけをしたりゆっくり休んだりして、また月曜日以降にちょっとずつ書いていこうと思いますので、よければもう少しだけお付き合いくださいませ。

とPCを閉じる前にメールをチェックしたところ、東京都が主催する「能登半島地震 被災者支援ボランティア」に3度目の正直で当選(7月3日から6日までの行程)したことが判明したので、これも併せて情報を発信していければと思います。

今年の夏は、能登ざんまいだ。

では、また。

オオタキ



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