能登ボランティア⑪帰宅

14日金曜日の23:45に東京駅に着いて、電車はまだあったんだけどダメだった。

荷物も重いし、疲れた。

今更ながら行きもよくこの荷物で行ったなと。

タクシーで家に帰って、荷ほどきもせずに着替えてベッドへ一直線。

静かだ、家は。

他の人のいびきや寝返りうつ音もしない(笑)。

でも、横になって「やっぱり家はいいなぁ」なんて考えてたら、「でも避難所にいる人たちはもう半年も帰れてないんだよな」「こんな生活(オレは4日間でもなかなかしんどかったし、おしまいが決まってるからそこに向けて頑張れたけど)をずっと、しかもおしまいが決まってない状態でって、厳しいなんてもんじゃないよな」っていう思いがぐるぐると頭の中を回り出して、現地のおじいちゃんやおばあちゃんの顔を思い出したらなんだか涙が出てきちゃって、あれ、眠れないかも、なんて思ったんだけど、でも人間って泣くと疲れるじゃない、それでただでさえ疲れてたから気づいたら寝てたよ。

よかった、繊細と対極のメンタルをもってて。

ということで、土曜日と日曜日は体と心を休めて、月曜日からちょこちょこと仕事をして、今(水曜日)あらためてこれを書いてます。

月曜日から普段のトレーニングを再開しようと思ってたんだけど、今日にいたるまでやれてない。

肉体的にも、そして精神的にもなかなかのダメージが残ってるのが自分でもよくわかる。

現地にいるときは緊張感とかで大丈夫だったんだろうね。

でも、次の活動をするのにもやっぱり体力があるに越したことはないからまた少しずつトレーニングをしよう、と自分に言い聞かせているところです。

そして。

実は今日、7月3日からの東京都主催の「能登半島地震被災者支援プログラム」の事前説明会に行ってきました。





今回のボランティア活動は、被災地域での支えあいや交流の場づくりとしての「サロン活動」の実施。

具体的には、被災地域でいわゆる「カフェ」のようなものを開き、そこにいらっしゃっていただいた被災者の方同志の交流や被災者の方とボランティアスタッフの交流の場を運営するというもので、コーヒーやお茶とホットケーキを被災者の方にお出しするという活動です。

珠洲のときとは活動内容がまたガラッと変わるけど、支援には様々な手段や方法があって、今回の内容も何かしらのお役には立てると思うので、これまでの経験を活かせるよう、楽しく頑張ってきたいと思っています。

それで、今日の説明会で気になったことが1つ。

実は今回3回目の申し込みでやっと当選したんだけど(それまでは倍率4倍くらいだったらしい)、7月10日以降の応募がかなり減っているとのことで(定員割れしているらしい)、これを読んでくれているみなさん、よかったらぜひ応募してみてください。
※東京在住じゃなくても可能です、ただし飯田橋で行われる事前説明会に参加できるのがマストの条件。

水曜日から土曜日の4日間拘束されるので仕事の兼ね合いもあって難しいかもしれないけど、その分費用はかなり少なくて済みます。

参加費は、1万円。

これで往復の新幹線代はもちろん、現地での宿泊や食事もほとんどをまかなってくれます。

オレが今回行った奥能登のベースキャンプは総額で5万円くらいかかったから、かなり安い。

あ、思い出した。

帰りの金沢駅近くで食べたお寿司、最高においしかった。

ガス海老とか白海老っていうの、最高だったよ。

そう、それで5万円のうちお寿司とお土産で2万円弱使ったから、実際には3万弱で行けたんだけど、それでも1万円はかなりいい。

8月末まで募集しているはず(たぶん)だから、よかったら。

それでは、また7月3日の出発前にまた何か書きます。

オオタキ

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