能登ボランティア⑥活動初日

活動初日、ベースキャンプに帰ってきて、このあとお風呂に行って食堂でごはん食べてそれからゆっくり書こうかなと思ったんだけれども。

ものすごく疲れたのと昨晩はほとんど眠れなかったのとおまけに朝5時から起きてるので疲労がものすさまじく、ごはん食べたらちょっと書く体力が残ってなさそう、と、記憶がしっかりしてるうちにきちんと書いておきたいことがあったので、今から書くことにします。

まず、昨晩。

お弁当を食べて、同志のみなさんと少しお話をして、自分のテントに戻ってメールやらチェックして少しだけお仕事して、さて寝るかとマットに横たわったのが23:30。

・・・・全然眠れない。

音が、ね。

いびきや物音は想定内だったので特段イライラすることはなかったんだけど、気になる人は自己防衛(対策)をしっかりしていかないと、なかなか厳しいかもしれないかな。

オレはこういう状況で自分が眠れないのはわかってるので、ウトウトしながらたまに携帯でツィッター見たりして気を紛らわせてたからなんとも思わないけど、全く音を遮断するものがないので(両隣と向かいのテントね)、いびきもダイレクトで聞こえるし、夜中や朝方にトイレに行かれる人のテントのチャックを開け閉めする音(これが思った以上に大きい)もそうだし、何より簡易ベッドの音。

簡易ベッドの上にマットレスをひいて寝る仕様になってるんだけど、そもそも簡易ベッドがたわんでいるので、横になると真ん中が沈むの。

そんなもんだから、その上にマットレスをひいて寝てると寝返りうつたんびに「ミシミシミシ・ギシギシギシ」と部屋中に響き渡るんだよ。

しかも、いびきってある程度の時間が経てば止まるでしょ(たぶん)。

寝返りはさ、ずっとうつもんね。

※ちなみにオレは1回セットしてみたんだけどこれはだめだと思って床にマットレスひいて横になってたよ、みんなこうすればいいのになと思ったよ。

そんなこんなで、ほとんど寝てない状態で朝5:00。

7:30にバス停集合なので、6:00くらいまでごろごろしてようかなと思ってたんだけど、まぁみなさん起き出すのが早くって。

みなさんが身支度してる音を聞いてたら落ち着かなくなって、ついこちらも始動してしまった初日の朝でした。

なんか、今更だけど相変わらず前置きが長いな。

まぁいいか、とにかく進めるよ。

そして、迎えに来たバスに乗り込み(本日は26名)、一路珠洲のボランティアセンター・通称ボラセンあるいは社協(社会福祉協会の略ね)。


ここでまずボランティアとして活動するためのオリエンテーションを受け(約5分)、それからスタッフの方から今日の活動場所と活動内容の説明(今日は3か所、各所8人・6人・12人)、そのあとにそれぞれの活動場所の振り分け(希望の聞かれる前に、車の運転ができる人・リーダーをやってくれる人を聞いてそこからチーム分け)、こんな流れでした。

オレは8人チームでハイエースの運転をすることになって、指定されたお宅へ。

ボラセンから車で約10分ほどのところにあるお宅へ伺うと、80代の男性が「みなさん本当にありがとうございます」と言って家の中に案内してくれました。

そのお宅は建物自体は倒壊はしていないものの、家具は倒れ、家の中は足の踏み場もないほどモノが散乱している状態で、かつ建物も壁にひびが入っていて柱の一部が損壊し、いつ倒壊してもおかしくない状態とのことで、このまま住み続けるのは危険だがかといって避難所にずっといるのもそろそろ限界・幸い敷地内に納屋(車庫かな)が無傷で残っているので当面はそこを生活の拠点にしたい・ついては家具や家電をそちらまで移動してほしい、とのことでした。

つまり、引っ越しですね。

ということで、9:00過ぎ、活動スタートです。

タンス4竿(それぞれが大きい・超重い)、昔ながらのスチール製の大きいデスク(昭和の刑事ドラマに出てくるようなやつ・超重い)1台、テレビ台1台(これも大きい・でもそこまで重くない)、全自動洗濯機2台(結構最近のもの・重い)、冷蔵庫1台(大きい・超重い)、これらを中2階の部屋から1回お宅を出て隣の納屋へ運び、3階から家庭ごみ(布団や生活ごみもろもろ)を車に積みだし、約50キロ!の金庫(家主さんいわく2億入ってるから重いらしい:笑)を納屋に運び出し、庭に集められていた剥がれ落ちた屋根の瓦をひたすら土のう袋に入れ(約10キロを40袋)これも車に積みだして。
※着いたときに家主さんからごみの処分の依頼があり、リーダーがボラセンのスタッフと電話で確認し、オレとあと2人の3人で一度ボラセンに戻り、軽トラ2台をあらたに準備して3台で現場に戻りました・ゴミ類と瓦は軽トラに積みだし、ごみ処理場まで持って行くことに。

これが本日の活動内容でした。

先にオレの話をさせてもらうよ、悪いけど。

オレ、がんばったよ。

10代のころ、ちょこちょこと引っ越しのバイトをしてたことがあって、その時の知識(家具の動かし方とかさ)をまだ覚えていたのと、一緒に行ったチームの人たちがこれまたみんなとてもとてもいい人たちで頑張り屋さんなもんだから、負けてられないと張り切ったのもあったんだけど。

3階から金庫運んだので完全にやられてしまった。

いや、ケガをしたとかでないんだけど、太ももとふくらはぎ、いまだにピクピクしてるからね。

湿布、まぁまぁ持ってきたからめいっぱい張って明日に備えないと。

だめだ、1回ここまでにします。

まだ書かなければならないことがたくさんあるので。

それでは、また。

オオタキ


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